原油が再び20ドルに!予想が再び的中しました!

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原油再び20ドルに

先週と先々週に原油価格が下落することを示唆しましたが、やはり下落してきました。日本時間のAM3時過ぎには20ドルを一時下回る場面も見られました。
結果として、トランプ大統領が下のツイートをTwitter上で投稿したことによる反発もその言及について不透明感が懸念されたことによる売りではないかとみています。
新型コロナウィルスの影響で世界中の工場が停止し、交通インフラも麻痺。空路もほぼ閉鎖されている状況でガソリンの需要など見込めないでしょうから下落するのは当然のことです。
4月3日の反発で上昇を示唆していた一部メディアは、原油の需給について理解しておらず、狼狽的に反応してしまったのかもしれません。
13日にはトランプ大統領が原油の減産についてこうツイートしていますが、しばらくは原油安の状態が続くと思われます。
慌てて買った人が多い
残念ながら4月3日の高騰で慌てて原油を買いに走った方が多い様です。

「買残増減」が+1500万となっています。他の日と比べても1桁多いことからも、4月3日に27ドルまで高騰したことで、慌てて購入した人が多かったことを示しています。
BuzzBull速報を見た方で原油を買った方は少ないと思いますが、4月3日に原油を買った人も今すぐに決済する必要は無いと思っています。
大底は13ドル
筆者としては、原油の底値は20ドル、大底は13~15ドルを予想しています。大底というのは、何かの悪材料が発生した際の一時的に到達する値で瞬間的なものです。
ただ一瞬でもその値に到達した時点でロスカットが発生してしまうので、十分余裕を持ったトレードをしなければなりません。日足で原油チャートを見るとやはり20ドルを底値として意識されていることが分かります。
20ドルを下回り、10ドル付近まで到達するその過程で、多くの失業者が出てきてしまいます。それはアメリカ経済にとっても危機的状況で避けなければなりませんから、トランプ大統領も躍起になって回避するでしょう。
トランプ大統領は前々から原油価格を下げろ下げろとツイートしてきましたが、最近の遠回しに上昇させようとしている背景にはそういったのもあるのだと思っています。
世界はこう動いている
原油減産の動きが続いている傾向にありますが、そもそも原油が消費されない状態ですので、在庫が溜まっている様なイメージです。
在庫を蓄えておくタンクにも限りがあるので、タンクに油が溜まれば溜まるほど原油価格を安く売りさばく必要が出てきます。
その結果がいまの20ドルです。減産が合意したところでタンクに溜まっている原油が減る訳でも無いですし、依然増え続けている状況に変わりは無いのです。
抜本的な解決策としては1つしかありません。新型コロナウィルスの感染拡大が終息し、工場や物流インフラが復旧することです。そうなれば各企業も溜まっているであろう仕事を一気に片付けようと大量の油を消費しますから、原油価格も上昇に転じる可能性が極めて高いと言えます。
冷静に判断
狼狽売買は悪しか生みません。27ドル付近で買ってしまった方もまずは落ち着いて世界を見渡す必要があります。
新型コロナウィルスの終息は6月に見通しが立ち、8月頃には終息していると予想しています。(SARSやMARSの終息例などから)
但し、一部メディアの報道で新型コロナウィルスが3段階に変異しているというのもありました。これによって終息見通しが外れるような場合は更なる原油安も想定しなければなりません。
考えたくはありませんが、1年も工場などが停止した場合は原油価格は5ドル付近まで下落してもおかしくはないでしょう。
ただ過去の伝染病よりもはるかに危機感を持って世界中が解決させようと躍起になって行動しているのを見ると、1年間の蔓延は考え難いと思います。
ロスカットレートの引き下げで対処
慌てて購入してしまった方はロスカットレートを引き下げておきましょう。10ドルとか8ドルあたりまで下げておけばとりあえず安心だと思っています。
原油価格20ドルなんてあり得ない数字です。しかし新型コロナウィルス自体があり得ないことです。世界中の工場が停止する、誰も外に出ない。こんな状況も誰も考えなかったことです。
20ドルが底値と書きましたが、20ドルを底値と思わず10ドル、5ドルと余裕を持って対応することが大事です。
また、コロナウィルスが終息すれば原油が使われることになるので、反発もその頃であると肝に銘じておきましょう。
大事なこと
先ほども少し登場しましたが、現在、油は使われずに溜まっている状態です。増産されれば(かなりクレイジーですが)下落するでしょうし、減産したとしても焼け石に水です。自体が長期化すればするほど深刻化は増していくでしょう。
※BuzzBullが推奨する価格帯は全て推奨値で絶対ではありません。投資の最終判断は個人投資家に委ねられ、そこで発生する損益の全ては投資家に帰属されます。弊社は一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。