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【元金融ディーラーが解説】ローソク足って何?何分足がベスト?見方は?徹底解説!【チャート】

著者Profile

大学を卒業後、大手金融機関の金融ディーラーとして従事。転職後は大手証券会社で富裕層専属のコンサルティング業務を経験。2018年にBuzzBull|金融Webメディアを開設、運営。兼業投資家。

目次

  • ローソク足とは?
  • テクニカル分析を駆使した運用
  • 何分足がベスト?
  • テクニカル分析方法
  • ローソク足の色について
  • チャートは不要?
  • テクニカル派に問いたい
  • 両方使うと良い!

ローソク足とは?

ローソク足とは、価格(株価や為替価格、仮想通貨価格など全て)の動きをブロック体によって表した図形です。1つ1つが連なってチャートを形成し、その連なりの形状を見て将来の価格を予想する為に使用されます。

設定した時間帯で価格が右肩上がりに上昇した場合のローソク足は、長方形を形成し、赤色で表示されます。

右肩上がりで上昇したけど、途中で下落。その後反発して再び右肩上がりに上昇したものの最初に上昇した高値を超えられなかった場合は上記の形状になります。

その設定時間内の高値から終値までを一本の線で繋ぎます。これを「ヒゲ」と呼びます。

上記は同じ時間帯の株価を15分足と5分足に設定したものです。15分足の方が時間軸が長いのでローソク足の本数が5分足の1/3ということもあり、少しチャートが見易く見えます。

しかし日足(1本1本が1日の価格のまとめを表すローソク足)に直すと上昇している様に見えますね。分足だと下落しているのに、日足だと上昇している。これはよくあることです。

一見すると下落しているような相場でも少し遠くから全体を見渡すと、「上昇した後の反落(利益確定売り)による一時下落だった」というのも珍しくない話。

しかしそれをクリック1つで瞬時に情報として取得できるのがローソク足であり、チャートの魅力でもあります。

テクニカル分析を駆使した運用

チャートから将来の価格を予測する分析方法をテクニカル分析と呼びます。テクニカル分析はビジュアルも良く直視的に情報を得ることが出来る為、上級者のみならず初心者からも人気が高い分析方法です。

先ほども紹介した様に、ローソク足には時間軸の設定が必要です。最も細かい設定が1分足で最も長い設定が月足です。月足は1ヶ月単位でローソク足が形成されることから、数年単位で将来の予測を行う時や過去の価格を用いた過去分析で使用します。

しかし、トレード時間中での月足は非効率です。なぜなら1分1分では微動だにしないただの図形でしかないからです。

何分足がベスト?

筆者の経験から言えば15分足がベストです。先物取引やオプション取引を行う場合は1時間足を使用しています。金融機関で働く金融ディーラーの多くは15分足を採用しているのも実際に目にしてきました。

しかし著名投資家のテスタさんは過去に3分足を使用していることを公表している他、1分足を活用している投資家もいます。(テスタさんは3分足で慣れてしまったから3分足を使用していることも併せて公表している)

実際には運用方法や投資対象によって使い分けるのが大事です。

例えば筆者は、10秒以内に決済するスキャルピングトレードと呼ばれる超高速取引ではローソク足そのものを使用せずにティックチャートと呼ばれる線状のチャートを使用しています。

スキャルピングトレードを行う場合にティックチャートを使用する人は多いのではないでしょうか?少なくとも金融機関では9割以上のトレーダーがティックチャートでスキャルピングトレードを行っていた印象を覚えています。

現物株を日単位で売買するデイトレ―ドやスイングトレードであれば15分足がオススメです。もっと範囲の広い1ヶ月単位で売買する場合は1時間足や日足といった様に、投資対象をどれだけの時間で決済するか?によって設定する時間軸が異なってきます。

テクニカル分析方法

チャートの形状やローソク足の連なりによって将来の価格予想をテクニカル分析と言いますが、その代表格となるのが「赤三兵」です。

上記写真の様に上昇を表す赤色のローソク足「陽線(ようせん)」が3本以上連なった場合に「赤三兵」と呼びます。非常に強い上昇力を予感させる為、上昇していく場合が多いのです。

ただ先ほどのローソク足での説明の時と同じで時間軸の設定次第で正直どうにでもなるのです。1分足で設定すればほとんど瞬間で赤三兵は出現します。しかし15分足、1時間足に直すと赤三兵はいなくなってしまうのです。

即ち、ここでも時間軸の設定によって効果が変わってきます。上記は15分足による赤三兵だったのでおよそ5時間の上昇が続きました。これは慣れていくしかないでしょう。

ローソク足の色について

ローソク足の赤色がなぜ上昇なのでしょうか?赤色と言えばマイナスや危険なイメージを印象付けますよね。赤信号や赤色灯、テストの赤点などなど・・・。でもローソク足の赤は上昇を示す赤です。

これには何種類かの言い伝えがあります。1つは昔は白と黒しか無く、紙に手書きでローソク足を描いていました。ただ「白と黒では見難い!」ということで白と赤に変えたのです。

紅白の色として縁起が良いとのことで定着しましたが、紅白にとってマイナスという概念は存在せず、赤色を天晴そして太陽➢陽線という変化です。(赤色が陽線、白色が陰線)

今ではインターネットによる売買が主流となりデジタルですから色は自由自在です。しかしデジタルに直すことで今度は白色が見難くなってしまいました。特にヒゲが傷なのか線なのか分からないということで、赤色の反対色として青色になったり、目が疲れにくい緑色になったりと様々です。(GMOクリック証券では青色、SBI証券では緑色)

GMOクリック証券のチャート
SBI証券のチャート

共通していることは、赤色が陽線であり、プラスを示しているということです。正直どうでもいいことかもしれませんが、証券会社の営業マンでさえ知らない人は多いです。ちょっと知っておくと雑学として面白いかもしれませんね。

チャートは不要?

いきなり話の腰を折る様ですが、稼いでいる投資家や金融機関のディーラーでも特に成績優秀者はチャートを見ていません。テクニカル分析を悪とする投資家さえいるのです。

チャートは過去の価格推移をみて最大下落率や上昇率、反発または反落ポイントの平均値など統計データを取るには有効かもしれません。しかし赤三兵の例でも挙げた様に、結局のところ時間軸を調整さえしてしまえば、ほぼ全てのテクニカル分析は意味を持ちません。

トレンドを確認する手段としてはチャートを用いるのは有効な手段だと思います。しかしテクニカル分析を決定打として投資判断を下すのは楽観過ぎるかなと思います。

テクニカル派に問いたい

筆者はファンダメンタルズ分析派の人間です。ファンダメンタルズ分析とは、情報から株価を予測する方法です。

「テクニカル分析でチャートを見て将来の株価を完全に予想することが出来る!」

と、するならば絶対上昇する様な例えば上ヒゲの全く無い大陽線が3回続く最も強い赤三兵が出現した途端に日本を代表する企業の粉飾決算でもリーク情報が出たらそれでも上昇するでしょうか?

粉飾決算のリーク情報を事前に知ることは普通は出来ませんが(知ってもトレードしたらインサイダー取引に該当する可能性があります)、結局のところ影響度の強弱で言えばファンダメンタルズ分析では無いでしょうか?

筆者は元々テクニカル分析派でしたが、成績が伸び悩んだ時期がありました。そこでファンダメンタルズ分析に変えてみた途端に成績は上昇しました。

両方使うと良い!

とは言え筆者もチャートを毎日見ています。やはり一瞬で状況を確認できるのは優れているし、反発・反落ラインといった投資家心理を探すにはファンダメンタルズ分析では出来ないことです。

オススメはファンダメンタルズ分析によって大まかな方向感を自分の中で仮定します。例えば「3ヵ月先の日経平均株価は今よりもプラスだろう」ぐらいで十分です。

その上で直近の株価を分析しながらチャートを見て売買といった工夫をしています。両刀使いになると成績は更に向上するでしょう。

ファンダメンタルズ分析は全然人気じゃありませんが、稼いでいる人ほど良く使っているんです。それが答えではないでしょうか?

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