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原油を買っている人でコンタンゴを知らない人は大損する説

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コンタンゴを知らない人は大損する

まずは簡単に今回の原油トレードは、コンタンゴを知らない人は大損すると思っています。意外にもコンタンゴを知らずにCFD取引で原油を買えるだけ買っている人が多く見受けられました。

非常に危険です!

コンタンゴについては昨年、記事に纏めたものがあるのでコチラをご覧ください。簡単に言うと下落する性質を持ったチカラです。

原油価格の暴落にある根本的な原因はアメリカとサウジアラビア、ロシアの3社国間で起こったちょっとしたバトルですが、そこに拍車をかけたのが新型コロナウィルスです。

外出自粛要請が出ているので、街に人の姿は無ければ当然、車の往来もありません。空路は遮断されてしまい、人々は働けずにいます。最低限のインフラ環境が動いているだけでほとんど停止した状態にあります。つまり、原油が使われない状態が続いているのです。

即ち、新型コロナウィルスの感染拡大が縮小あるいは完全終息して原油が使われないと原油を溜めるタンクにどんどん原油が溜まっていってしまいます。

商売人ならもうピンときていると思いますが、在庫が必要以上に溜まればそれを早く処分したいと考え安く売ろうとします。それが今の原油価格安に繋がっているのです。

需要と供給のバランスが大きく崩れ供給のみの状態になってしまっているのです。

ですから、停滞すればするほど原油価格はどんどん安くなってしまうのです。

ただ裏を返せば、新型コロナウィルスの影響拡大が縮小していけば原油価格も元に戻ろうとします。反発して40ドル、50ドル、一時的であれば70ドルまで上昇する可能性もあるでしょう。

だから今の安いタイミングで原油を大量保有しておいて放置。コロナウィルスが終息したタイミングで蓋を開けよう。

そう思っている人が多かったのです。

ただそれは価格調整とコンタンゴを知らない人が思う発想で、これらを知っている人はそんな危ない橋を渡ろうとはしません。

価格調整とは?

上記の記事で価格調整額について詳しく解説しています。対象銘柄はVIXですが、要領は同じなので原油に置き換えて参考にしてみてください。

余談ですが、この記事はあまり人気ではありませんでした。でもいま確認したところ最も読まれていることが分かりました。たぶん、原油で買った人が慌てて検索してヒットしたのかなと思います。

価格調整は本当に見落としがちなので注意してください。

簡単に纏めると、毎月決まった日に価格調整と題して値段が大きく変動するのです。その変動の穴埋めに変動分だけ価格調整額として支払うまたは受け取ることが出来ます。

・・・よく分からないですよね!

例えば原油を23ドルで買ったとします。価格調整が行われると原油価格は上がり35ドルになりました。この時点では12ドルの評価益が計上されますね。

でも原油を売っている人からすればたまったもんじゃないですよね。

そこで価格調整額の出番です。買い方には12ドル分を支払って貰い、売り方には12ドル分を渡します。

つまり±0の状態になるわけです。なのでコンタンゴをよく知らない人は「相殺されて±0だから実質意味ないよ。」っていう様なことを言うんです。さっきもTwitterで見ました。

ここでコンタンゴの出番です!

コンタンゴは下落の性質を持っています。原油もコンタンゴ率が高く、VIX程ではありませんが確かそれでも80くらいあった気がします。(うる覚えですいません、どこかのCFD記事にちゃんと書いてあります!)

つまり価格調整が行われて上昇しても、コンタンゴによってズルズルと下落してしまう可能性が高いのです。更に経済が停滞している、原油が使われない状況の今なら尚のこと。

例えばの話ですが、23ドルの原油が35ドルになり、12ドルを支払う。翌月は20ドルだった原油が30ドルになり、10ドルを支払う。合計で1枚あたり22ドル支払うことになったわけです。

もちろんその分上昇していますが、35ドルから20ドルに下がった段階で15ドル損していますから、この時点で評価益+12ドルが無くなって12ドルの支払い分しか残らないんです。

つまり仮に1年放置したとして、20ドルで買った原油が50ドルまで跳ね上がっても、これまで支払った価格調整額によってマイナスで終わってしまう可能性が高いのです。

DMM株は初心者向け

つまり、放置した期間が長ければ長いほど、損する可能性も損した時の損失額も膨大な金額になるという訳です。

新型コロナウィルスの影響は長期化する見通しが立っていますから、もう言うまでも無いのです。

価格調整額の計算

これは各CFDトレードを扱う証券株式会社で発表があります。事前に発表されますが、もっと早く知りたい方は、期近と期先の差×レバレッジ×ドル円レートで計算出来ます。

売ればいいか?

ではコンタンゴの性質を強くもった原油を売ればいいのか?という話です。売り方の立場となれば結構有利ですね。というのも価格調整で上に持って行かれても評価損失分は価格調整額として配当金の様なものが貰えますし、そのうちまた下がってくる可能性が高いので

でも筆者としては、それもNOです。

コロナウィルスはいつ終息するか分からないです。明日にでもどっかの機関が「ワクチン開発に成功しました。完治できます。」みたいな発言したらドカンと大きく上昇するかもしれません。

それだったら米国VIを売った方がいいかな?と思います。ワクチン開発が成功したら株価も上がるので、そうなればVIはドカンと下がりますからね。一石二鳥です。

ですので、原油にそこまで執着する必要は無いと思います。

いま原油をCFDでトレードするなら短期決戦がオススメです。経済を見極めて上がる前に買いましょう!(それが難しい)

CFDにこだわるな

今回の原油価格暴落の恩恵を何もCFD取引にこだわる必要なんて無いんです。他にも銘柄はあるので、そっちで仕掛ければいいでしょう。

それはETF(上場投資信託)です。

ETFというのは既に()書きにある通り上場した会社で構成された投資信託です。(通常の投資信託は上場していない指数などが多い)

上場していることから値動きがシンプルで指数に連動しやすいメリットがあります。コロナウィルス終息後は日経平均株価が再び20,000円台に向かい、30,000円台の可能性は高く、そうなればおのずと以下ETFの価格も上昇する可能性が極めて高いのです。

注意点

ただ、原油系ETFイコール原油価格では無いので、原油の騰落そのものがストレートに恩恵を受ける訳ではありません。原油をベースにしたETFは、原油先物の期先と期近の価格差を減価した価値になります。

よく分からない方はCME Groupに掲載されている原油先物をご覧ください。こちらが関わってきます。

これも分からない方は、CFD原油チャートと以下ETF銘柄のチャートを見比べてみてもいいと思います。

WTI原油ETF <1671>

CFD口座が無くても買えます!銘柄検索箇所に「1671」を入力すれば買えます。正式名称はWTI原油価格連動型上場投信です。どうでもいいですね。いま少し見たら買残が結構増えていました。

原油ETF <1690>

1671は単価が高く、直近で1060円くらいでした。でもこっちはより安価で、今の価格は390円です。ただ出来高は1671よりも1/10~1/20くらいしかないので要注意です。

野村原油 <1699>

最後は野村原油ロングインデックスです。こちらはWTI原油ETFと原油ETFのいい所取りみたいな銘柄で、出来高も多く値段も安いです。

WTI原油原油ETF野村原油
価格1,063390148
出来高8,690,841405,31049,477,560
高値3,5151,300535

3つのETFを並べるとこの様になっています。直近3年間での高値を見ても、3銘柄に大差はありません。若干、野村原油の方が天井が低いですが、桁が違う出来高を持っているので野村原油を選ぶ方が多いと思います。

他には現物株の国際石油開発帝石<1605>も原油価格と連動しているので現物株好きの方はこちらもオススメです。筆者としては、ここまでETFの話をしておきながら何ですが、ETFより現物株を買った方がいいとは思っています。

それに東証一部上場企業なので、日経平均株価(TOPIX)にも反応します。ただこればっかりは好みなので、選んでみてください。

4月15日の終値時点では639.9円でした。少なく見積もっても800円~1,000円位までは回復すると思います。

好きな方で!

CFDは高いレバレッジが利いているのでコンタンゴリスクを負ってでもハイパフォーマンスを求めたい方には向いているかもしれません。一方で、なるべく損失は避けたい。と考えている方は原油系ETFに投資した方が無難でしょう。

こればかりはどちらが正しくて、どちらが間違いといったことはありませんから、お好きな方に投資するといいでしょうし、今回は勉強として見守るだけも全然良い判断だと思います。

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免責事項

国際石油開発帝石<1605>で価格について言及していますが、これら銘柄に投資するも投資家の自由です。本記事は参考にして、投資の最終判断はご自身で確定されてください。

尚、発生損益は全て投資家ご自身に帰属されることをご理解とご了承いただければ幸いです。本記事が少しでも投資家の皆様のお役にたてれば幸甚に存じます。

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