マーケット,経済

アメリカがWHOへの拠出金を停止を表明。両者の攻防をまとめました!

Miguel Á. PadriñánによるPixabayからの画像

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速報|拠出金停止

先ほどBloombergより速報がありました。兼ねてから検討していたトランプ大統領がWHOへの拠出金停止を決定したと報じられました。

トランプ大統領は、コロナウィルスのパンデミックによる被害拡大は世界保健機関にあるとして拠出金停止を指示しました。

トランプ大統領は火曜日に行われたホワイトハウスでの記者会見にて「WHOは基本的な義務を守っていない。その責任は負わなければならない。」と、この様に述べています。更に、「WHOがもっと早くしっかりと対応していればコロナウィルスを発生源で封じ込めることが出来た可能性がある。」としています。

ただ、今すぐに停止になった訳では無く、その時期についての詳細は不明(今週か週末までにとしています)ですが、行政当局は停止が60日間であることを示唆しているようです。

テドロス「続けて…」

一方、WHOのテドロス事務局長はアメリカの発言を受けて「WHOへの拠出金停止は止めて欲しいです。続けてください。」と要望しています。更に「アメリカとWHOは良好な関係だし、今後もその関係が続くと思っています。」と苦し紛れの様子…。

>> TBS NEWS 「中国寄り」とWHOへの批判を強めるトランプ大統領にテドロス事務局長が要請

WHO的には非常に危機的状況だと言えます。アメリカからの拠出金はWHOの中で断トツ1位ですから、最も大きいスポンサーを失うことになります。

WHOへの拠出金ランキング

  • 1位アメリカ 6億7860万USD
  • 2位中国   3億3680万USD
  • 3位日本   2億4020万USD
  • 4位ドイツ  1億7080万USD
  • 5位イギリス 1億2810万USD
  • 6位フランス 1億2420万USD
  • 7位イタリア 9280万USD
  • 8位ブラジル 8270万USD
  • 9位カナダ  7670万USD
  • 10位ロシア  6750万USD

出典:外務省 「2018年~2020年 国連通常予算分担率・分担金」(2020年)

アメリカが占めるWHOへの拠出金の割合は全体の22%と約4分の1ですから、これが停止となるとWHOが焦るのも無理はありません。更に怖いことが他国が真似するかどうかです。

アメリカが停止したことでジョンソン首相がコロナ感染で一時重篤となったイギリスや拠出金ランキング4位のドイツが止めると後手に回りやすい日本も止めそうですから、そうなることが1番の懸念材料だと言えそうです。

いつもは破天荒な発言で市場を混乱させるトランプ大統領ですが、今回ばかりは彼の判断は正しいと感じます。

やはりWHOが早期に警鐘を鳴らしていればここまで深刻な事態にはなっていなかったでしょうし、コロナウィルスに加担したといっても過言ではないと思っています。

今朝の時点で世界のコロナ患者は190万人を突破しました。一刻も早い終息を願うばかりです。

WHOテドロス氏が辞任を否定

世界保健機構(WHO)のテドロス事務局長は、アメリカ側から拠出金停止の撤回には自身の辞任が条件であることを提示されたことを受け「アメリカが再考し、再びWHOの仕事を支えて欲しい。人の命を救うという神聖な仕事に、これからも昼夜問わず取り組む姿勢だ。」と述べると共に自身の辞任は否定しました。(2020年4月22日、Yahooニュースより

テドロス氏「世界は元に戻らない」New

WHOのテドロス事務局長は、新型コロナウィルスの感染拡大前の世界には戻ることはなく、これまでとは違う新しい世界が始まるとの認識を示しました。

新型コロナウィルスとの戦いは長期線に及ぶ。長時間、ウィルスが存在するなかで生活していくことになる。社会的な距離を保つなど感染拡大を抑える取り組みを続けるような日常に変わると認識を示したようです。

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