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日経平均先物とその活用方法を分かりやすく解説

少し未来の日経平均株価

日経平均株価は指数なので直接取引することはできませんが日経平均株価を取引できるようにしたのが日経平均先物です。この日経平均先物は現在の日経平均株価の少し先の価格を表していて機関投資家のみならず多くの個人投資家が自身の売買の参考にしています。

この日経平均先物を取引する投資家のことを先物投資家と言いますが個人投資家でその数は非常に少なくだいたいが機関投資家です。個人投資家で売買する人は億を扱う投資家や先物を絡めた裁定取引を行う投資家などで先物取引を行う素人は皆無といっても過言ではありません。

つまり先物市場は怪物達の巣窟ですので、先物投資を行う場合はしっかりとした戦略または相応の資金を用意してから挑んだ方がいいでしょう。決して安易な気持ちで挑戦してはいけません。特に戦略も何もない中での単純な買いまたは売りではあっという間に資産は底をつくでしょう。

取引時間が長い

日経平均先物は取引時間がとても長いです。通常の日経平均株価は09:00~11:30、12:30~15:00の間でしか値動きがありませんが日経平均先物は日中は08:45~15:10まで。そして16:30から再び動きはじめ次の日の5:25まで価格を刻みます。これをイブニングといいますが、昼間との違いはなく同じです。この様に日経平均先物は、ほぼ動くのです。但し、土日祝日は取引が停止するので値動きはありません。

直近値動きで投資戦略を考える

日中は通常の日経平均株価よりも少し早くはじまり少し遅く終わるので、日経平均先物の値動きを見ながらザラ場に取る行動を決めます。例えば8時45分に大きく先物価格の値が上昇したら日経平均株価を構成している銘柄も9時になると大量に買われる可能性があるのでみんなチェックします。

イブニングではNYダウや雇用統計などアメリカをはじめとする海外市場の影響を受けやすく、前日の日経平均株価との差が1,000円以上も開く場合もあります。ここまで開くと当然、翌日の日経平均株価も大きく乖離した状態でスタートします。しかしここで分かるのは上か下かの方向性でより詳細な動きは8時45分からの先物価格の値動きで判断します。

このように特に前日の価格が大きく動くような場合は寄りから大きく値が開く場合があるのでその後上昇または下落していく可能性もあります。その値動きを決めるのはザラ場中の先物価格や取引個別銘柄の値動きによって大きく影響を受けます。上記表はあくまでも方向性であることに注意してください。

構成銘柄に投資!

2018年12月15日のNYダウは-496.87ドルも下落しましたが、日本の先物価格は珍しくあまり影響が無く、小幅下落でした。そしてこの日は寄付から上昇した日経平均先物と構成銘柄2位のソフトバンク<9984>の値動きを同日の同時刻で見ていきます。

<日経平均先物5分足 2018/12/17>

先ずは日経平均先物価格です。左から8個目、下から線が伸びている時点が9:35の段階ですが日経平均先物が大きく上昇していることが分かります。その後は値動きが一定しています。上記は前場までのチャートですが、前場の高値をここで作ったこととなります。

<ソフトバンク<9984>5分足 2018/12/17>

次にソフトバンクの5分足チャートです。下から線が伸びている部分は、先物価格が高値を付けた部分ですが、ソフトバンクは大きく上昇したというわけではありません。しかしその後も上昇を続けているのが分かります。例えこの時先物価格の急騰を理由にこの時点での最高値で買っても200円以上の値上がりの恩恵を受けることが出来ました。

新興市場に投資!

日経平均先物が大きく下落している時や今後下落が続きそうな場合に中長期で株を保有する投資家達は東証マザーズ指数株やJASDAQ株に資金が流れることがあります。両方が上昇することもありますが、東証マザーズ指数だけが上昇していたりJASDAQ市場だけが上昇していた場合は特にオススメです。

東証マザーズ指数だけが上昇していたら東証マザーズに上場されている銘柄をいくつか見てみましょう。そういった日は上昇に乗りやすいので積極的な買い姿勢でいきましょう。しかし新興市場はボラティリティが高いので大きく投資するのではなく、小さな資金で投資しましょう。

先物価格を使った売買はまだまだありますがまずは日経平均先物の値動きと日経平均株価の動きを見比べて動きの関連性をよく覚えるのが大事です。先物取引をしない投資家も先物の動きをチェックしている投資家は多いので、先物の動きを見て投資判断ができるようにしておくことは非常に重要なことだと言えます。

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