ストーリー

【第5章】プットオプションの属性と説明

第5章ではプットオプションについて学んでいこう。コールオプションが買う権利であるのに対して、プットオプションは売る権利だよ。この他に大きな違いは無いから、コールオプションを理解している人は飛ばしても構わないよ

売る権利ってどういうこと??

空売りのできる権利と置き換えてもいいよ。期日になったら原資産を決められた価格で売ることが出来る権利さ

プットオプション

これは第3章や第4章でやってきたコール(オプション)がプット(オプション)に変わっただけで後は一緒だよ

えーっと・・。2019年1月11日に日経平均株価を19,125円で売れる権利が625円で売れる(買える)っていうことかな?

そういうこと。最近ではアメリカと中国の貿易関係の悪化やアメリカ経済や政治が思わしくないこと、フランスではマクロン大統領に対するデモが起こることで経済の先行きを不安に思う声が多くなったことから安全資産である円が買われ3円以上も円高になったんだ。これらが原因で10月2日の高値から約5,000円以上も下落したよ。この下落幅はリーマンショックに次ぐ大きさで、この先もまだまだ下落すると思われているからATMに62万円ものプレミアムが付いている。

な・・・なるほど・・・

つまりイケイケドンドンで売りが膨らんでいるから「まだまだ下がるやろ!」って思われているんだよ

プットオプション買い方の属性

プットオプション買い方の属性表は以下の通りになるよ。

プットオプションの買い方属性

原資産が暴落原資産が下落価格変動なし原資産が上昇原資産が急騰
かなり利益 利益 損失 損失 損失

日経225
-2,000円

日経225
-1,000

日経225
±0円

日経225
+1,000

日経225
+2,000

+1,375円 +375円 -625円 -625円 -625円

どれだけ価格が下がっても、19,125円で売れる権利があるから原資産の価格が下落すればするほど利益が出るんだね

日経平均株価というのは常に上へ上へと進みたがっているものだから、プットオプションを買うという行動はとても稀で今回の様な〇〇ショックと呼ばれるようなときには持ってこいだね!

〇〇ショックと呼ばれるような大きな下落は10年に1度と言われているけど、実際のところ数年に1度のスパンで起こっている気がするなあ

プットオプション売り方の属性

プットオプション売り方の属性表は以下の通りになるよ。

プットオプションの売り方属性

原資産が暴落 原資産が下落 価格変動なし 原資産が上昇 原資産が急騰
かなり損失 損失 利益 利益 利益

日経225
-2,000円

日経225
-1,000

日経225
±0円

日経225
+1,000

日経225
+2,000

-1,375円 -375円 +625円 +625円 +625円

そういえばさっき流しちゃったけど、日経平均株価は上へ上へと進みたがっているものって何か根拠はあるの?

日経平均株価を上昇させるためには日経225に採用されている企業の株価が上昇する必要があるんだけど、そもそも企業は増収増益を目標に日々経営努力しているものだよね。

会社で遊んでいるわけじゃないもん。当然でしょ

増収増益が続く企業の株価は上昇傾向にあるから、企業の株価というのは上へ上へと上昇する傾向にあると言えるよね?

なるほど。じゃあ株価が上昇した方が儲かるプットオプションの売りがオプション戦略の中で最も美味しいんじゃないの?

鋭い質問だね。確かにプットオプションの売りは原資産の価格が上昇すれば好都合だからね。でも上昇すると予想されるのにプットオプションを買う人って多いのかな?

結局、オプションを買う人がいないと成立しないからね。原資産が上昇傾向にあると、プットオプションのOTMに付いているプレミアム価格は凄く安かったり、場合によっては値段が付いてないこともあるよ。まあ、値段が付いていないっていう場合は結構離れたOTMだと思うけどね

うーん・・。うまいこと出来ているなあ

まとめ

それじゃあコールオプションとプットオプションの属性表をまとめてみよう!

暴落 下落 変動ナシ 上昇 急騰
コール買い 損失 損失 損失 利益 かなり利益
コール売り 利益 利益 利益 損失 かなり損失
プット買い かなり利益 利益 損失 損失 損失
プット売り かなり損失 損失 利益 利益 利益

これらの属性はしっかりと覚えておこう。全部覚えなくてもコールの買いとプットの買いだけ覚えて売りは正反対の性質を持つので、反転すればいい。だから2つだけ覚えてしまえば大丈夫だよ

うーん。最初はメモしていつでも見れる状態にしておこうかな

【第6章】先物オプション取引トレード方法(PC版)

【第4章】コールオプションの属性と説明

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