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オプショントレードで対象となる原資産

オプショントレード

オプション取引における原資産には様々な種類があります。国内で取引できる原資産には日経225オプション、日経225Weeklyオプション、TOPIXオプション、JPX日経400オプション、国債先物オプション、有価証券オプション(現物株のこと)などがあり海外市場では商品や為替もオプション取引が可能です。

本場アメリカにおいてはオプショントレードはとても一般的で多くの投資家が身近に感じていますが国内ではまだまだ知名度は低く、オプション取引を恒常的に扱う投資家は多くはないのが現状です。

今回は国内で取引されている代表的な原資産を3つご紹介いたします。

日経225オプション

日経平均株価のことを意味しています。よくニュースやネット記事などでも為替と合わせて報道されているので最も身近で有名な国内指標の1つであると言えます。日経平均株価は国内を代表する225社の企業で価格が構成されているので、日経225と略されることが多く、オプションの原資産ではこの名前を採用しています。

日経平均株価の変動理由

225社の株価を足して225で割った数字が日経平均株価なので、日経平均株価に採用されている225社の株価に影響を受けます。しかし225社全ての株価の動向を追うことや管理することは極めて難しいです。

そこで今回は日経平均株価が変動する理由をいくつかご紹介します。

株価の上昇原因 株価の下落原因
NY市場 上昇 下落
為替 円安・ドル高 円高・ドル安
米国金利 利上げの実施※ 利上げしない場合
国際情勢 平和 悪化
国内外の政治 平和 悪化
国内外の経済 平和 悪化
天災 ナシ 発生

米国金利の利上げを行うことで円安ドル高となり日本市場にとってはプラス要因になりますが、米国市場にとってはマイナス要因ですので、その時その時のタイミングで利上げが適切か不適切かが重要です。不適切と判断されてこれが原因でNY市場が大きく値を下げた場合には日本市場も下落する可能性はあります。

しかしこの中で最も日本市場に影響を与えるのは為替と言っても過言ではないでしょう。円安ドル高が大きく進めば日経平均株価を大きく上に押し上げる材料になりえます。このことから日経平均株価と一緒に為替の報道をする理由も納得がいきます。

先物の動き

日経平均株価は指数ですので、直接取引することは出来ません。但し日経平均株価を金融商品としたものは数多くあり日経225オプションもその一つです。これと同じで日経平均先物があります。日経平均先物は日経平均株価とほとんど同じ値動きをしている他、投資家が直接売買することが可能です。

日経平均先物を投資家が買うことで日経平均株価の押し上げが出来るのではないかと思われるかもしれませんが、これは難しいと言えます。日経平均先物を売買している個人投資家はごく一部で大半が機関投資家です。彼らは買いのみならず売り(空売り)も行ってますし、その金額は数千億~数兆円と莫大です。この金額が交錯しながら日経平均株価を成している中で個人投資家がいくら集まっても株価の押し上げ理由にはならず、難しいといえるのです。

ちなみに日経225オプションはMonthlyオプションで月間単位で売買されていますが、新しく採用されたのが日経225Weeklyオプションでこれは週間単位で取引されています。

TOPIXオプション

東証1部に上場されている2,130社の時価総額で価格構成されています。計算方法は複雑ですので省略しますが、東証1部に上場している全ての銘柄の時価総額を基準時価総額で割っています。1968年1月4日の時価総額を100pointとして、時価総額がどれだけ変動したのかを時価総額加重方式で計算しています。

TOPIXも日経平均株価と同様に日本を代表する指標として注目されています。日経平均株価は225社ですがTOPIXはその10倍近い数で構成されているのでより日本の景気が綺麗に表れている気がします。

TOPIXの単位はポイントで呼ばれています。日経平均株価の動きに合わせて上下することが多く、日経225オプションとTOPIXオプションのどちらかを取引するかは好みで選択すると良いでしょう。

JPX日経400オプション

2014年に追加された国内指数です。会社資本を効率的に動かしている企業や株主から評価の高い経営者である企業などの投資家にとって魅力的な会社トップ400社として選出されています。またこの400社は毎年8月末に入れ替えを定期的に実行していることから常に新しく魅力的な会社が織り込まれた指数であるといえます。

参考:SBI証券 HYPER SBI 青:JPX日経400 黄:日経平均株価 月足/10年チャート

しかしJPX日経400も日経平均株価同様に値動きが非常に酷似している為、これも好みといえるでしょう。

取引量

TOPIXとJPX日経400の出来高(活動量)はほとんどありません。ですので国内でオプション取引する場合は日経225オプションが主流です。オプション取引自体がまだまだ知名度的に低いことや参考書籍、サイトなどのインフラ面でまだまだ株式投資に劣っていることなどが背景にあると思われます。

しかし米国では株式投資と同等にオプショントレードも頻繁に行われておりオプション原資産の種類も豊富なので日本のオプション市場も将来的に取引量は上昇すると思われます。

まだまだ日本ではオプション取引があまり活発ではありませんが、JPX日経400オプションが追加されたりWeeklyオプションが新設されたりと数年前に比べると圧倒的に取引量は向上しているので今後に期待したいところです。株式投資のみならず、まだあまり知名度の低い市場というのはそれだけチャンスが多く残されているのでこの機会にオプショントレードに挑戦してみてはいかがでしょうか?

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指数とは?

→  オプション取引の方法をストーリー式に紹介!第1章はコチラから

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