2019年5月28日(月)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は大幅続伸。
本日の日経平均株価は前日比77.56円高い21,260.14円で取引を終了。
前日の米国株市場は休場だったものの、欧州株が上昇したことが安心材料となり、朝方から自動車、ハイテク株などに買いが先行。その後、上海株や米株先物の落ち着いた動きを横目に日経平均もプラス圏で小動きとなりました。
市場からはトランプ大統領が環太平洋連携協定には縛られない、としたことを懸念する声も出ていました。条件をTPP水準にとどめたい日本側と隔たりがあり、交渉長期化もいしきされているようです。
個別銘柄では、東エレ<8035.T>が大幅続伸。前日28日に発行済み株式数の8.5%に当たる1400万株、1500億円を上限とする自社株買いを実施することを発表。決算発表時に見送られて失望感もありましたが、想定以上の実施規模と併せて、サプライズが強まる形となりました。株価は前日比2.70%高い15,010円を付けました。
一方、アニコムHD<8715.T>は大幅反落。消費増税や異常危険準備金の影響、遺伝子関連や動物病院など新規事業拡大に向けた投資によって、20年3月期の経常利益は横ばい圏が予想され、短期的な利益予想を下方修正となりました。なお、21年3月期以降は収益拡大局面に入るとし、中期経営計画は達成可能と考えているようです。株価は前日比4.12%安い3,490円を付けました。
そしてTOPIXは前日比%高で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり1012銘柄、値下がり1040銘柄、変わらず89銘柄でした。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.精密機器 | 6661 | +1.26% |
2.電気機器 | 2144 | +0.91% |
3.輸送用機器 | 25631 | +0.89% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.水産・農林業 | 550 | -1.67% |
2.空運業 | 294 | -1.55% |
3.鉱業 | 260 | -1.52% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25585.69 | +35.22 | +0.37% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2826.06 | +3.82 | +0.14% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7272.18 | -5.55 | -0.08% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 27390.81 | +102.72 | +0.38% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2909.91 | +17.53 | +0.61% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | — | — | — | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10312.31 | -21.82 | -0.21% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 59.14 | +0.51 | +0.87% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。