2019年5月24日(金)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は小幅に続落。
本日の日経平均株価は前日比33.92円安い21,117.22円で取引を終了。
前日の米国株安や円高進行が投資家心理を圧迫し、朝方から売りが先行。下げ幅は一時200円を超え、節目の2万1000円を割り込みました。売り一巡後は個人投資家の押し目買いや売り方の先物買い戻しなどで下げ幅を縮小。後場は日銀によるETF買い観測も支えになりましたが、世界的な景況感の低迷や米中覇権争いの長期化などが懸念され、上値は重さが意識される展開となりました。
トランプ大統領が23日にファーウェイ問題について「中国との通商合意の一環で問題が解決される可能性がある」と語ったことが材料視されました。一方、23日発表のユーロ圏や米国の製造業PMIなど欧米経済指標の悪化が重しとなりました。
個別銘柄では、レオパレス21<8848.T>が大幅続伸。旧村上ファンド系の投資会社「レノ」が共同保有分を含めた株式保有率を16.18%までふやしたことがわかり材料視されました。株価は前日比19.10%高い399円を付けました。
一方、トラスト・テック<2154.T>が続落。23日に立会外分売の実施を発表し、短期的な需給悪化が懸念され売りが広がりました。株価は前日比7.06%安い3,355円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.04%安で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり1180銘柄、値下がり867銘柄、変わらず94銘柄でした。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.証券・商品先物業 | 287 | +0.94% |
2.不動産業 | 1431 | +0.72% |
3.鉄鋼 | 411 | +0.60% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.鉱業 | 260 | -4.41% |
2.石油・石炭製品 | 1104 | -3.74% |
3.海運業 | 233 | -0.78% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25490.47 | -286.14 | -1.11% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2822.24 | -34.03 | -1.19% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7231.04 | -103.15 | -1.41% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 27340.51 | +73.38 | +0.27% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2855.58 | +3.07 | +0.11% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 17993.85 | -353.24 | -1.93% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10328.28 | +19.91 | +0.19% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 58.61 | +0.70 | +1.21% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。