2019年5月22日(水)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は小反発。
本日の日経平均株価は前日比10.92円高い21,283.37円で取引を終了。
前日の米国株がハイテク株中心に上昇した流れを引き継ぎ、朝方は半導体製造装置や電子部品関連への買いが先行。一時132円高となりましたが、利益確定売りに押され上げ幅を縮小する展開となりました。米中貿易問題を巡る不透明感が強く、国内外の機関投資家とみられる売りでマイナスに転じる場面もありましたが、1ドル110円台で落ち着いている為替が下支えとなり、下値を売り込む動きは限られました。
米中通商問題を巡る報道に振り回されている。米政府がファーウェイに対する規制措置を一部緩和したものの、解決に向けた動きとは言えず、引き続き不透明感が強く、6月のG20首脳会議まで不安定な動くのではないかと見ています。
個別銘柄では、アイドママーケティングコミュニケーション<9466.T>がストップ高。前日21日に中国・アリババグループのパートナー企業との間で業務提携契約を結ぶと決議したと発表。新たな事業展開に期待する買いが広がりました。株価は前日比19.65%高い609円を付けました。
一方、スズキ<7269.T>は反落。子会社のマルチ・スズキをインドの反トラスト当局である競争委員会が反競争的行為に関与した疑いについて調査していると報道が伝わり、嫌気されました。株価は前日比5.52%安い5,117円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.26%安で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり945銘柄、値下がり1097銘柄、変わらず99銘柄でした。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.水産・農林業 | 557 | +1.03% |
2.鉱業 | 284 | +0.83% |
3.非鉄金属 | 817 | +0.53% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.陸運業 | 2272 | -1.75% |
2.空運業 | 296 | -1.47% |
3.石油・石炭製品 | 1177 | -0.91% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25877.33 | +197.43 | +0.77% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2864.36 | +24.13 | +0.85% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7356.75 | +27.83 | +0.38% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 27706.79 | +49.55 | +0.18% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2891.70 | -14.26 | -0.49% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | — | — | — | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10457.22 | -7.28 | -0.07% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 62.55 | -0.58 | -0.92% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。