2019年5月21日(火)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は小幅に反落。
本日の日経平均株価は前日比29.28円低い21,272.45円で取引を終了。
中国の通信機器大手ファーウェイとの取引を原則禁じる米政府の制裁措置が重しとなり、前日の米国株が下落。その流れを引き継ぎ、朝方からからハイテク株を中心に売りが先行。後場は上海総合指数の強含みや日銀のETF買いへの思惑などもあり一時プラス転換しましたが、利益確定売りに押されて伸び悩み再びマイナス圏に沈みました。
上海株の上昇は米政府がファーウェイに対する取引規制を緩和したことなどが好感されたためですが、中国の側は反発を強めており、動向がはっきりするまで安心するのは早いのではないかと見ています。
個別銘柄では、愛三工業<7283.T>が大幅反発。
前日20日に競争力強化に向け、デンソーから愛三工業へのパワートレイン事業の一部譲渡や、デンソーの愛三工業に対する出資比率の引き上げについて検討すると発表。相乗効果などに期待する買いが先行しました。株価は前日比12.88%高い736円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.30%安で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり743銘柄、値下がり1320銘柄、変わらず78銘柄でした。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.ゴム製品 | 2949 | +0.70% |
2.情報・通信業 | 3638 | +0.53% |
3.鉄鋼 | 412 | +0.48% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.海運業 | 241 | -2.41% |
2.鉱業 | 282 | -2.27% |
3.石油・石炭製品 | 1188 | -1.91% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25679.90 | -84.10 | -0.33% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2840.23 | -19.30 | -0.68% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7347.96 | +35.91 | +0.49% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 27657.24 | -130.37 | -0.47% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2905.97 | +35.36 | +1.23% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | — | — | — | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10464.50 | +66.09 | +0.64% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 63.26 | +0.05 | +0.08% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。