2019年5月16日(金)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は反落。
本日の日経平均株価は前日比125.58円安い21,062.98円で取引を終了。
米中貿易摩擦の激化に対する懸念が根強く、朝方から幅広い業種で売りが先行。株価先物指数への売りも相場を押し下げる要因に。米国が前日15日に中国の通信機器大手ファーウェイの製品を事実上排除する措置を発表したことで、需要減少懸念から電子部品株が売られ相場の重しとなりました。下げ幅は一時200円を超えましたが、上海株高や日銀のETF買いの思惑で下げ渋り、終値は節目の2万1000円を維持しました。
個別銘柄では、パーソルHD<2181.T>が急騰。前日15日に、19年3月期決算を発表。営業益は441億円で前期比22.3%増、会社計画425億円、市場コンセンサス水準などを上回る着地になりました。各四半期ともに2桁の利益成長を果たしていることが好感され、株価は前日比14.47%高い2,254円を付けました。
一方、資生堂<4911.T>は大幅反落。中国個人消費の鈍化による影響が懸念されました。前日に中国で経済指標の発表が相次ぎ、小売店やネット通販などの売上高の総額である4月の「社会消費品小売総額」の伸び率は約16年ぶりの低水準にまで落ち込みました。株価は前日比5.09%安い8,189円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.43%安で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり845銘柄、値下がり1227銘柄、変わらず68銘柄でした。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.電気・ガス業 | 425 | +1.38% |
2.サービス業 | 2119 | +1.23% |
3.倉庫・運輸関連 | 1643 | +1.08% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.証券・商品先物業 | 286 | -1.94% |
2.石油・石炭製品 | 1176 | -1.75% |
3.電気機器 | 2184 | -1.66% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25648.02 | +115.97 | +0.45% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2850.96 | +16.55 | +0.58% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7296.95 | +55.35 | +0.76% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28346.09 | +77.38 | +0.27% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2954.70 | +16.02 | +0.55% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 18725.66 | +84.06 | +0.45% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10474.61 | -86.10 | -0.82% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 62.36 | +0.34 | +0.55% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。