2019年5月15日(水)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は8日ぶりの反発。
本日の日経平均株価は前日比121.33円高い21,188.56円で取引を終了。令和に入り初の上昇となりました。
貿易摩擦激化への懸念が払拭できず朝方は軟調に推移しましたが、連日下落の後で値ごろ感の買いや売り方の買い戻しが入り下げ渋りました。この日発表された4月の中国鉄工業生産と中国小売売上高が弱い内容だったため、中国当局による追加刺激策への期待も高まりました。上海株が堅調に推移すると、日経平均も上げ幅を拡大する展開となりました。
個別銘柄では、三菱地所<8802.T>が続伸。
前日14日に、自己株式を除く発行済み株式総数の4.68%に当たる6500万株、取得総額1000億円を上限に自社株買いを行うと発表。需給改善や株主価値向上に期待する買いがはいりました。株価は前日比9.15%高い2,033円を付けました。
一方、日産自動車<7201.T>は続落。
前日14日に、20年3月期の連結営業利益が前年比27.7%減になる見通しを発表。年間配当は1株あたり40円を計画。19年3月期予想の57円から17円の減配。減益、減配予想を嫌気する売りが優勢となりました。株価は前日比6.47%安い786円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.60%高で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり1359銘柄、値下がり716銘柄、変わらず65銘柄でした。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.繊維製品 | 630 | +2.92% |
2.不動産業 | 1382 | +2.85% |
3.電気機器 | 2221 | +1.71% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.医薬品 | 2692 | -2.97% |
2.鉄鋼 | 415 | -1.33% |
3.建設業 | 1073 | -0.62% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25532.05 | +207.06 | +0.82% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2834.41 | +22.54 | +0.80% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7255.56 | +13.96 | +0.19% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28361.35 | +239.33 | +0.85% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2938.68 | +55.07 | +1.91% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | — | — | — | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10560.71 | +41.46 | +0.39% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 61.21 | -0.57 | -0.92% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。