2019年5月9日(木)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は4日連続の大幅下落。
本日の日経平均株価は前日比200.46円安い21,402.13円で取引を終了。終値は3月29日以来約1ヶ月半ぶりの安値となりました。
米政府が2000億ドル相当の中国製品に対する関税を10日から引き上げると官報で発表。米中貿易摩擦の激化に警戒感が広がり、朝方から幅広い銘柄で売りが先行。さらにトランプ大統領の支持者集会での発言が伝わると投資家心理が一段と冷やされました。後場は買戻しも入り若干下げ渋りましたが、9-10日の米中閣僚級通商協議を控え、積極的に押し目を買う動きは見られませんでした。
個別銘柄では、ソフトバンク<9434.T>が続伸。
前日8日にヤフー<4689.T>の第三者割当増資を引き受けることで同社を連結子会社化すると発表。20年3月期の年間配当は85円になる見通し。予想配当利回りの高さが好感され買いが広がりました。株価は前日比6.90%高い1,402円を付けました。
一方、島精機製作所<6222.T>が大幅安。
前日8日に発表した20年3月期の減益予想や中期経営計画の下方修正が嫌気されました。株価は前日比17.02%安い2,975円を付けました。
そしてTOPIXは前日比1.38%安で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり282銘柄、値下がり1819銘柄、変わらず39銘柄でした。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.情報・通信業 | 3598 | +0.46% |
2.その他金融業 | 562 | +0.29% |
3.石油・石炭製品 | 1139 | -0.48% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.水産・農林業 | 569 | -3.52% |
2.電気・ガス業 | 417 | -3.18% |
3.海運業 | 251 | -3.01% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25967.33 | +2.24 | +0.01% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2879.42 | -4.63 | -0.16% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7271.00 | +10.53 | +0.15% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28362.04 | -641.16 | -2.21% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2852.51 | -41.25 | -1.43% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19252.82 | -282.81 | -1.45% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10733.67 | -190.04 | -1.74% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 61.62 | -0.50 | -0.80% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。