2019年4月17日(水)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は大幅続伸。
本日の日経平均株価は前日比56.31円高い22,277.97円で取引を終了。
前日の米国株が小幅高で取引を終えたことや、日米通商交渉の無難通過などを好感し、朝方から広い銘柄で買いが先行。一時は利益確定や戻り売りに押されマイナス圏に沈んだが中国の経済指標の改善が確認されると再び強含む展開となりました。信用取引で売り残超過となっている主力株には断続的に買い戻しが入り指数を支えました。
中国国家統計局が発表した3月鉱工業生産は前年比プラス8.5%となり、市場予想のプラス5.9%を大きく上回った。加えて1-3月期の国内総生産の伸び率も予想以上で中国景気の底入れ期待が高まりました。日米通商交渉をひとまず通過したことで、トヨタ自動車<7203.T>などの自動車株には追い風となりました。
個別銘柄では、オムロン<6645.T>が続伸。
日本電産への子会社売却というニュースに加え、中国景気の底入れ期待で中国関連株が買われる流れにも乗りました。株価は前日比4.33%高い6,030円を付けました。
一方、日本イベントホールディングス<4612.T>は続落。
前日17日に、豪塗装メーカーのDuluxGroupを約3000億円で買収すると発表。買収資金は金融機関からの借り入れを想定している。新株発行は予定していないく、大型買収による財務負担を懸念する売りが先行しました。株価は前日比3.62%安い4,260円を付けました。
そしてTOPIXは前日比%高で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり1220銘柄、値下がり803銘柄、変わらず118銘柄でした。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.証券・商品先物業 | 326 | +2.40% |
2.海運業 | 264 | +2.20% |
3.輸送用機器 | 2815 | 1.76% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.水産・農林業 | 596 | -1.71% |
2.電気・ガス業 | 463 | -1.61% |
3.精密機器 | 6590 | -1.03% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 26452.66 | +67.89 | +0.26% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2907.06 | +1.48 | +0.05% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7465.59 | -4.33 | -0.06% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 30124.68 | -5.19 | -0.02% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 3263.12 | +9.52 | +0.29% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | — | — | — | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10997.26 | +69.41 | +0.64% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 64.46 | +0.41 | +0.64% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。