2019年4月12日(金)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は続伸。
本日の日経平均株価は前日比159.18円高い21,870.56円で取引を終了。年初来高値を更新しました。
日米通商交渉や週末を控えて様子見姿勢が広がる中、前日好決算を発表したファーストリテイリング<9983.T>が大幅高となり、指数を約160円押し上げました。ドル円が朝方から円安基調で推移したことも支えとなりました。注目された安川電機<6506.T>の業績見通しは市場予想を下回ったものの、株価は底堅く推移し投資家心理を落ち着かせるものとなりました。
個別銘柄では、ファーストリテイリング<9983.T>が大幅高。
前日11日に、18年9月-19年2月期の連結決算が好調に推移したことが好感されました。中国を中心に海外ユニクロ事業が伸びたことが影響しました。株価は前日比7.89%高い59,880円を付けました。
一方、ローソン<2651.T>が大幅安。
前日11日に、20年2月期の当期純利益が前年同期比29.6%減の180億円になるとの見通しを発表。年間配当予想は105円減の150円と大幅減配を見込んでいる。減益・減配が嫌気され売りが広がり、株価は前日比12.21%安い5,250円を付けました。
TOPIXは前日比0.07%安で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり809銘柄、値下がり1219銘柄、変わらず113銘柄でした。月内に安倍首相が訪米するとの報道もあり、来週の日米通商交渉ですぐに悪循環が浮上する可能性は低いと見ていますが、企業の業績見通しについては輸出数量減、人件費増の環境下で引き続き警戒する必要がありそうです。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.情報・通信業 | 3526 | +1.23% |
2.その他製品 | 2583 | +0.96% |
3.サービス業 | 2092 | +0.71% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.石油・石炭製品 | 1198 | -2.35% |
2.鉱業 | 293 | -1.73% |
3.医薬品 | 2814 | -1.71% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 26143.05 | -14.11 | -0.05% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2888.32 | +0.11 | 0.00% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7423.61 | +5.66 | +0.08% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 29805.95 | -33.50 | -0.11% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 3188.63 | -1.34 | -0.04% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | — | — | — | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10805.30 | -3.47 | -0.03% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 63.81 | +0.23 | +0.36% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。