2019年4月10日(水)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は反落。
本日の日経平均株価は前日比115.02円高い21,687.57円で取引を終了。
米貿易摩擦への懸念や国際通貨基金の世界経済見通しの引き下げなどが投資家心理を冷めさせました。強含みの円相場も嫌気され、直近上昇した外需株を中心に売りが先行。寄付き後に200円を超える下げ幅となりましたが、内需株への押し目買いが入り下げ幅を縮小。後場は日銀によるETF買い観測や底堅い上海株などが支えとなり、大引けにかけては下げ渋りました。
個別銘柄では、テクマトリックス<3762.T>が続伸。
本日午後1時頃、連結子会社NOBORIが、放射性医薬品メーカーの日本メジフィジックスと、ヘルスケアITソリューション製品及びサービスの提供に関して業務提携を結んだと発表しており、これが好材料視されました。株価は前日比0.70%高い1,864円を付けました。
一方、日本郵便<6178.T>は続落。
財務省は9日、政府保有株の第3次売却に向け主幹事選定手続きを開始したことを発表。今秋にも政府保有株25億超株のうち10億6000万株程度を売り出すとの観測が強まっています。直近の株価から弾いた売り出し規模は1兆3000億円前後となる見通し。この日は、政府保有株の追加売却による需給悪化を警戒する売りが膨らみました。株価は前日比2.88%安い1,249円を付けました。
TOPIXは前日比%0.69%安で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり485銘柄、値下がり1572銘柄、変わらず83銘柄でした。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.小売業 | 1146 | -0.09% |
2.海運業 | 251 | -0.12% |
3.精密機器 | 6639 | -0.13% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.石油・石炭製品 | 1222 | -2.85% |
2.鉱業 | 301 | -1.68% |
3.建設業 | 1146 | -1.25% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 26150.58 | -190.44 | -0.72% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2878.20 | -17.57 | -0.61% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7425.57 | -26.32 | -0.35% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 30098.58 | -58.91 | -0.20% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 3245.13 | +5.47 | +0.17% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 20621.48 | +77.76 | +0.38% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10868.14 | +16.54 | +0.15% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 64.24 | +0.26 | +0.41% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。