2019年4月5日(金)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は3日続けて続伸。
本日の日経平均株価は前日比82.55円高い21,807.50円で取引を終了。
前日4日にトランプ米大統領は中国の劉鶴副首相と会談し、大統領が中国との通商合意が4週間以内に発表する可能性があると述べたことが材料視され、製造業中心に買いが先行しました。為替の円安も追い風となり、一時は年初来高値(2万1860円)に接近しましたが、同水準では利益確定や戻り待ちの売りも出て、伸び悩みました。
中国、香港などのアジア市場が休場で手掛かり材料が不足したほか、前月に数字が悪かった米雇用統計の発表を今晩に控えていることもあり、しっかりと見極めたいとする動きが多く、売買は手控えられました。
個別銘柄では、かんぽ生命保険<7181.T>が反発。
前日4日に、1000億円を上限とする自社株買いを実施することを発表。株価は前日比9.86%高い2,673円を付けました。
一方、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が続落。
前日4日に、20年2月期の連結営業利益が前年同期比2%増の4200億円になるとの見通しを発表しました。中期経営計画で目標としていた4500億円に届かない見通しとなったことが嫌気されました。株価は前日比3.27%安い4,086円を付けました。
TOPIXは前日比0.35%高で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり1311銘柄、値下がり729銘柄、変わらず100銘柄でした。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.海運業 | 253 | +2.17% |
2.金属製品 | 1123 | +1.54% |
3.繊維製品 | 674 | +1.38% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.水産・農林業 | 615 | -1.50% |
2.小売業 | 1172 | -0.69% |
3.その他金融業 | 586 | -0.66% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 26384.63 | +166.50 | +0.64% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2879.39 | +5.99 | +0.21% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7403.74 | +1.80 | +0.02% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 29936.32 | -50.07 | -0.17% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 3246.57 | +30.28 | +0.94% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | — | — | — | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10704.38 | +14.08 | 0.13% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 61.97 | -0.13 | -0.21% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。