2019年4月1日(月)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は続伸。
本日の日経平均株価は前日比303.22円高い21,509.03円で取引を終了。3月22日以来の高値水準なりました。
先週末の米国株高や31日発表の3月中国製造業PMIの予想外の改善が好感され、朝方から買いが先行。中国製造業の改善をにらんだ上海総合指数の上昇もあり、前場引け時には上げ幅450超となりました。後場は今晩の米ISM製造業景気指数発表を控えて様子見ムードが広がり、利益確定や戻り待ちの売りに押される形で上げ幅を縮小しました。
個別銘柄ではジャパンディスプレイ<6740.T>が続伸。
本日資本増強に関する一部報道を受け「総額1100億円超の資本増強について、関係者との今週中の合意を目指している」とのコメントを発表。筆頭株主のINCJとも連携しながら外部との提携交渉を行っていると説明。経営再建の進展に期待した買いが入り、株価は前日比10.14%高い76円を付けました。
一方、楽天<4755.T>は反落。
投資先であるリフトが3月29日に米国ナスダック市場へIPOしたことに伴い、グループ保有株の公正価値評価を行った結果、今第1四半期において有価証券評価益約1100億円を計上する見込みになったことを発表。ただ、リフトのIPOによる含み益拡大を手掛かりに3月以降は株価の上昇ピッチも速まっていただけに、短期的な材料出尽くし感も強まる状況とみられ売りが広がりました。株価は前日比3.82%安い1,008円を付けました。
そしてTOPIXは前日比1.52%高で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり1837銘柄、値下がり259銘柄、変わらず43銘柄という結果となりました。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.石油・石炭製品 | 1220 | +4.22% |
2.鉄鋼 | 470 | +2.95% |
3.金属製品 | 1087 | +2.61% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.空運業 | 324 | -0.25% |
2.水産・農林業 | 646 | +0.28% |
3.不動産業 | 1479 | +0.32% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25928.68 | +211.22 | +0.82% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2834.40 | +18.96 | +0.67% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7279.19 | +44.86 | +0.62% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 29522.43 | +471.07 | +1.62% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 3166.79 | +76.04 | +2.46% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19828.38 | +172.87 | +0.88% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10642.63 | +1.59 | +0.0.1% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 60.50 | +0.36 | +0.60% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。