2019年3月29日(金)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は反転。
本日の日経平均株価は前日比172.05円安い21,205.81円で取引を終了。
米国株高や円安など安定した外部環境を背景に朝方から買いが先行。米中通商協議の進展期待などの影響で一時上げ幅は200円超となりましたが、その後追加となる材料はでず、2万1200円前後の狭いレンジでもみあいを続け取引を終了しました。
個別銘柄では、第一三共<4568.T>がストップ高。
本日29日朝、英アストラゼネカ社とがん治療薬の「トラスツズマブデルクステカン」に関してグローバル開発および商業化契約について提携したと発表。アストラゼネカは第一三共に13.5億米ドルの契約一時金を支払うほか、すべての開発および販売マイルストンなどが達成された場合、最大69億米ドル支払うことを発表しました。これを好材料視した買いが広がり、株価は前日比15.91%高い5,100円を付けました。
一方、夢の街創造委員会<2484.T>が反落。
前日28日に、19年8月期の連結業績予想を発表。売上高を76億8100万円から70億円、営業損益を1億円の黒字から3億円の赤字へ、最終損益を7900万円の黒字から3億円の赤字へ下方修正したことが嫌気されました。株価は前日比20.05%安い1,591円を付けました。
そしてTOPIXは0.56%高で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり1199銘柄、値下がり857銘柄、変わらず83銘柄でした。前年度末の日経平均とほぼ同水準での着地がみえてきたことで機関投資家などの売買が手控えられる中、個人投資家が材料のある銘柄を物色する動きが多く見受けられました。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.空運業 | 322 | +0.57% |
2.水産・農林業 | 643 | +0.02% |
3.その他製品 | 2506 | +0.63% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.電気・ガス業 | 491 | -0.89% |
2.石油・石炭製品 | 1170 | -0.44% |
3.銀行業 | 148 | -0.32% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25717.46 | +91.87 | +0.36% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2815.44 | +10.07 | +0.36% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7234.33 | +40.14 | +0.56% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 29083.64 | +308.49 | +1.07% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 3092.85 | +97.91 | +3.27% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19655.51 | -42.89 | -0.22% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10641.04 | +104.70 | +0.99% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 59.61 | +0.31 | +0.52% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。