2019年3月28日(木)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は続落。
本日の日経平均株価は前日比344.97円安い21,033.76円で取引を終了。
朝方から前日の米国株安の流れを引き継ぐ形で、幅広い業種で売りが先行。為替がやや円高にふれたことも下押しする圧力となりました。
国内外の景気減速懸念に加え、欧州連合離脱を巡る英議会の混迷や新興国通貨安などもリスク要因として意識され、海外勢とみられる売りが永続的に出たほか、前日の国会で消費増税を前提とした19年度予算が成立したことで消費増益延期観測が後退。日本景気の先行きを懸念した海外勢の売り広がり、一時は下げ幅400円を超える事となりました。
個別銘柄では神戸物産<3038.T>が反転。
前日27日に、2月の月次業績(単体)を発表。売上高が前年比10.2%増と順調だったことが好感されました。新店舗効果に加え、直輸入商品の出荷が好調に推移したことが増益につながりました。株価は前日比6.12%高い4,160円を付けました。
一方、群馬銀行<8334.T>は続落。
前日27日に、19年3月期業績予想を発表。経常利益を従来予想の415億円から352億円(前期比16.9%減)に、純利益を同285億円から231億円(同18.5%減)に下方修正したことが嫌気されました。株価は前日比8.15%安い428円を付けました。
TOPIXは前日比1.66%安で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり229銘柄、値下がり1878銘柄、変わらず31銘柄でした。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.空運業 | 322 | +0.57% |
2.水産・農林業 | 643 | -0.02% |
3.その他製品 | 2506 | -0.63% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.石油・石炭製品 | 1175 | -4.17% |
2.海運業 | 228 | -2.80% |
3.倉庫・運輸関連業 | 1657 | -2.48% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25625.59 | -32.14 | -0.13% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2805.37 | -13.09 | -0.46% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7194.19 | -2.10 | -0.03% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28708.35 | -19.90 | -0.07% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2994.94 | -27.78 | -0.32% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19698.40 | +139.99 | +0.72% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10536.26 | -6.44 | -0.06% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 59.07 | -0.34 | -0.57% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。