2019年3月22日(金)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は続伸。
本日の日経平均株価は前日比18.42円高い21,627.34円で取引を終了。
FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を受け、国内休場中に米国株が上昇した流れを引き継ぎ、朝方から買いが先行。寄り付きの上げ幅は100円を超えましたが、1ドル110円台の円高が意識されて伸び悩みました。米金利低下の影響で保険、銀行などの金融株が下げたことも相場を重くする要因となりました。
一方で市場回復期待から半導体関連株には買いが入り指数を下支えしました。小幅安で推移する時間が続きましたが、大引けにかけては個別株の押し目買いなども入り、プラス圏に戻し取引を終了しました。。
個別銘柄では、石原産業<4028.T>が反発。
20日に19年3月期末配当を1株あたり12円配当する事を発表した。これまで長期的に無配を継続していましたが、14期ぶりの復配を好感する買いが広がりました。株価は前日比5.04%高い1,189円を付けました。
一方、エーザイ<4523.T>はストップ安。
前日21日に米バイオジェンと共同開発中のアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」の臨床試験を打ち切る事を発表。失望売りが広がり、株価は前日比16.55%安い7,565円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.17%高で取引を終了。東証1部の騰落数は値上がり1392銘柄、値下がり653銘柄、変わらず95銘柄でした。FOMCの結果を受けた海外勢の売買が一巡した後は個人による個別物色中心の展開になりましたが、米中交渉に関する報道が膠着気味ですので全体的には動きにくい印象を受けました。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.石油・石炭製品 | 1302 | +2.17% |
2.鉱業 | 303 | +1.82% |
3.海運業 | 238 | +1.39% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.医薬品 | 2950 | -3.00% |
2.水産・農林業 | 643 | -0.50% |
3.保険業 | 932 | -0.44% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25962.51 | +216.84 | +0.84% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2854.88 | +30.65 | +1.09% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7355.31 | +64.30 | +0.88% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28994.23 | -77.83 | -0.27% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 3102.95 | +1.49 | +0.05% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 20046.65 | -144.00 | -0.71% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10639.07 | +29.52 | +0.28% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 59.94 | -0.04 | -0.07% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。