2019年3月20日(水)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は反発。
本日の日経平均株価は前日比42.07円高い21,608.92円で取引を終了。
米中通商交渉が難航しているとの報道を受け朝方は売りが先行。FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果待ちで積極的な売買が手控えられ、ポジション調整主体の取引が続きました。上海株安も重しとなりましたが、FOMCがハト派的となれば米国株の支援材料になるとの見方が多く、下値を支える要因となりました。短期筋の個別物色や配当権利取りの買いが入り、大引けは2万1600円台を回復。半月ぶりの高値で取引を終了しました。
個別銘柄では、キャリアデザインセンター<2410.T>が反発。
前日19日に18年10月-19年3月期業績予想を上方修正すると発表。加えて、保有株数1000株以上の株主に対し「魚沼産コシヒカリ5kg」の株主優待を実施することを発表。IT派遣事業の売上高が好調に推移した事が今回の上方修正につながりました。株価は前日比13.86%高い1,290円を付けました。
一方、任天堂<7974.T>、ソニー<6758.T>は下落。
前日19日に米アルファベット傘下のグーグルがクラウドゲームサービスの「STADIA」を発表。ゲーム機などのハードウェアの販売競争が激化するのではないかと懸念が広まり、株価は両社とも前日比3-4%ほど下げました。
そしてTOPIXは前日比0.26%高で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり1371銘柄、値下がり676銘柄、変わらず91銘柄でした。様子見姿勢が続き方向感が出ておらず、期末接近で主要な国内勢が動きにくい中、個人の短期売買が目立つ結果となりました。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.パルプ・紙 | 592 | +2.01% |
2.金属製品 | 1070 | +1.25% |
3.卸売業 | 1545 | +1.18% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.証券・商品先物業 | 322 | -1.24% |
2.その他製品 | 2466 | -1.01% |
3.鉱業 | 298 | -0.45% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25887.38 | -26.72 | -0.10% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2832.57 | -0.37 | -0.01% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7324.00 | +24.81 | +0.34% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 29360.23 | -106.05 | -0.36% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 3067.07 | -23.91 | -0.77% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 20341.21 | +44.21 | +0.22% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10551.56 | +39.24 | +0.37% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 59.16 | -0.13 | -0.22% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。