2019年3月14日(木)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は小幅に続落
本日の日経平均株価は前日比3.22円安い21,287.02円で取引を終了。
前日の米国株が上昇や、為替が111円台で安定的に推移するなどの外部環境を背景に朝方は幅広い業種で買いが先行しました。上げ幅は一時200円を超えたものの、直近高値水準である2万1500円台を超えると利益確定売りの影響でその後は売り優勢の展開となりました。上海総合指数が安寄り後下落率を1%超に拡大し、上値をさらに重しました。
個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984.T>が反発。
前日13日米紙のウォール・ストリート・ジャーナルが同社を含むコンソーシアムが、米ウーバー・テクノロジーズの自動運転部門に10億ドル出資する方向で最終的な協議を行っていると伝わっており、これが材料視されました。株価は前日比1.31%高い10,795円を付けました。
一方、サムコ<6387.T>は反落。
前日13日に19年7月期単体業績を発表。従来予想の9.5億円から5.3億円に下方修正してことが嫌気されました。電子部品メーカーの設備投資意欲が一時的に低下したことにより、半導体電子部品製造装置の受注が減少したことが響きました。株価は前日比10.54%安い857円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.24%安で取引を終了。東証一部の騰落数は、値上がり783銘柄、値下がり1257銘柄、変わらず94銘柄でした。米国株高や為替の落ち着きが支えになっていますが、来期は半導体中心に弱いガイダンスが予想されています。日経平均の戻り維持には懐疑的にならざるを得ないと思っています。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.石油・石炭製品 | 1247 | +2.37% |
2.パルプ・紙 | 570 | +1.69% |
3.水産・農林業 | 637 | +1.38% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.化学 | 1927 | -1.18% |
2.繊維製品 | 637 | -1.08% |
3.その他製品 | 2429 | -1.08% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25702.89 | +148.23 | +0.58% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2810.92 | +19.40 | +0.69% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7159.19 | +8.04 | +0.11% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28789.44 | -18.01 | -0.06% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2984.45 | -42.50 | -1.40% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19750.37 | -102.79 | -0.52% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10348.65 | -24.67 | -0.52% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 58.37 | +0.11 | +0.19% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。