2019年3月13日(水)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は反落
本日の日経平均株価は前日比213.45円安い21,290.24円で取引を終了。
前日に大幅高となった反動もあり、朝方から利益確定売りが先行しました。英国の合意なき欧州連合離脱への懸念や、内閣府発表の1月機械受注統計が前月比5.4%減の8223億円と、市場予想よりも弱い結果となり投資家心理を冷ましました。
上海株や米株先物の下落に反応した先物売りの影響を受け、一時は下げ幅300円を超えましたが、後場では午前の株安を受け日銀によるETF(上場投信)買い期待に加え、個人投資家の期末配当権利狙いの買いで戻りは限定的でしたが、下げ幅を縮める展開となりました。
個別銘柄では、ラクスル<4384.T>が急伸。上場来高値を更新。
前日12日に第2四半期累計(18年8月~19年1月)単独決算を発表しました。売上高74億9500万円(前年同期比52.9%増)、最終利益2100万円(同1億3200万円の赤字)となり、営業損益が黒字転換したことが好感されました。主力の印刷ECサービスが順調に推移している事に加え、集客支援サービスや運送事業の売り上げ増加が今回の黒字転換につながりました。株価は前日比7.1%高い4,500円を付けました。
一方、オハラ<5218.T>は大幅安。
前日12日に19年10月期業績予想を発表。売上高を273億円から246億円(前期比12.8%減)、最終利益を20億円から6億円(前期比81.4%)に下方修正したことが嫌気されました。スマートフォン向けの耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス「ナノセラム」の需要減少が響いた模様。株価は前日比19.56%安い1,365円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.84%安で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり411銘柄、値下がり1648銘柄、変わらず75銘柄という結果になりました。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.鉱業 | 294 | +0.53% |
2.不動産業 | 1462 | +0.25% |
3.その他製品 | 2456 | +0.10% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.石油・石炭製品 | 1218 | -2.39% |
2.証券・商品先物 | 319 | -2.11% |
3.保険業 | 908 | -1.90% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25554.66 | -96.22 | -0.38% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2791.52 | +8.22 | +0.30% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7151.15 | +20.53 | +0.29% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28782.54 | -138.33 | -0.48% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 3026.95 | -33.36 | -1.09% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19853.16 | +328.81 | +1.68% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10373.32 | +29.99 | +0.29% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 57.22 | +0.35 | +0.62% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。