2019年3月11日(月)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は5日ぶりに反発
本日の日経平均株価は前日比99.53円高い21,125.09円で取引を終了。
前日8日に大幅安となった反動で買い戻しが先行しました。世界景気の減速懸念が根強く、一時は下げに転じ2万1000円を割り込む場面もありましたが、上海株の上昇を支えに、プラス圏に切り替えしました。その後、後場では高値圏で一進一退する形で取引を終了しました。今晩発表の米小売売上高や、ブレグジットの動向を見極めたいとする動きは多く、上値を重くしました
個別銘柄ではオムロン<6645.T>がストップ高比例配分。
前日8日に、日本経済新聞が日経平均を構成する225銘柄に同社が採用すると発表。指数連動型ファンドなどの資金流入に期待する動きとなりました。株価は前日比14.83%高い5,460円を付けました。
一方、エイチーム<3662.T>が3日続落。
前週末8日の取引終了後に19年7月期第2四半期累計(18年8月-19年1月)の連結決算を発表。営業利益11億7700万円(同42.8%減)、純利益7億4100万円(同48.2%減)と大幅に落ち込み、通期計画の40億円に対する進捗率は29.2%にとどまり、5年平均の36.3%も下回ったことが嫌気され、株価は前日比7.17%安い1,736円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.57%高で取引を終了しました。東証1部の騰落数は、値上がり1335銘柄、値下がり730銘柄、変わらず69銘柄という結果になりました。前日8日に発表された雇用統計も18万人予想に対し、結果は2万人と低調で世界経済を巡る懸念が強く、強気になれる材料が少なく伸び悩みました。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.電気・ガス業 | 498 | +2.72% |
2.パルプ・紙 | 561 | +1.77% |
3.不動産業 | 1427 | +1.13% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.海運業 | 236 | -1.08% |
2.鉱業 | 292 | -1.02% |
3.精密機器 | 6411 | -0.61% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25450.24 | -22.99 | -0.09% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2743.07 | -5.86 | -0.21% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7104.31 | -53.24 | -0.74% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28408.16 | +179.74 | +0.64% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 3011.20 | +41.34 | +1.39% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19335.29 | -547.41 | -2.75% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10250.28 | +8.53 | +0.08% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 56.37 | +0.30 | +0.54% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。