2019年3月6日(水)の日本株式市場の動向まとめ
日経平均は続落
本日の日経平均株価は前日比129.47円安い21,596.81円で取引を終了。
前日の米国株安の流れを引き継ぐ形で朝方から売りが先行しました。為替がやや円高方向に振れた事や、8日のメジャーSQ算出を控えたポジション調整に伴う先物売りが株価を重くする要因となりました。一方で、上海株が堅調に推移したことなどが支えとなり、下値を売り込む動きは見られず、後場は狭いレンジで推移しました。
個別銘柄では、ジンズ<3046.T>が大幅反発。
前日5日に、2月の既存店売上高を発表しました。前年同月比6.9%増だった事が好感されました。堅調な業績が好感されているほか、新モデルの花粉対策用商品などが好調に推移したことが今回の増益につながりました。株価は前日比9.04%高い6,030円を付けました。
一方、くらコーポレーション<2695.T>は大幅安。
前日5日に、18年-19年1月期の連結純利益を発表。前年同期比29%減の8億3000万円と低調だったことが嫌気されました。コスト増加や海外への積極出店に伴う出店費用の増加が利益を圧迫する事となりました。株価は前日比9.28%安い5,280円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.25%安で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり737銘柄、値下がり1291銘柄、変わらず105銘柄でした。日経平均が大幅に回復し、目先の達成感が出ています。米中貿易交渉が世界景気に悪影響を与えない形で決着すれば新たな上昇局面も見込めるのではないかと見ています。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.海運業 | 252 | +0.94% |
2.その他製品 | 2483 | +0.77% |
3.サービス業 | 2098 | +0.36% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.鉱業 | 302 | -1.22% |
2.小売業 | 1214 | -0.96% |
3.医薬品 | 3036 | -0.78% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25806.63 | -13.02 | -0.05% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2789.65 | -3.16 | -0.11% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7183.43 | +49.04 | +0.69% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 29010.60 | +49.00 | +0.17% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 3102.10 | +42.79 | +1.57% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 20145.89 | +42.79 | +0.21% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10357.15 | +51.89 | +0.50% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 56.14 | -0.42 | -0.74% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。