2019年2月28日(木)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は反落
本日の日経平均株価は前日比171.35円安い21,385.16円で取引を終了。
前日の米国株市場でNYダウがさえなかったことや、朝方発表された日本の1月鉱工業生産が予想よりも低い内容だったことや、2月の中国製造業PMIが低水準だったことが響き、電気機器、機械などの景気敏感株に売りが入り相場を重くする要因に。
為替の落ち着きを支えに下げ渋る場面もありましたが、大引けにかけて売りが優勢となり、下げ幅を拡大して取引を終了しました。
個別銘柄では、日清製粉グループ本社<2002.T>が続伸。
前日27日、子会社の日清製粉が豪州の製粉会社であるAllied Pinnacleを日本円にして459億円で買収し、4月1日付で傘下に収めることを発表。海外事業での収益拡大に期待する買いが入り、株価は前日比0.51%高の2,388円を付けました。
一方、大東建託<1878.T>は大幅安。
前日27日、特定適格消費団体「消費者機構日本」がアパートのオーナー契約を巡り、解約時に申込金の返金を受けられないなどのトラブルがあるとして、実態を把握するために情報提供を求めたことが嫌気されました。株価は前日比5.86%安の15,435円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.79%安で取引を終了。東証1部の騰落数は値上がり702銘柄、値下がり1337銘柄、変わらず91銘柄でした。来期の企業業績が読みにくい状況での買いは入れにくく、指数の上値追いは難しくなってきていると見ています。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.水産・農林業 | 603 | +0.86% |
2.サービス | 2073 | +0.06% |
3.鉱業 | 305 | -0.01% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.電気機器 | 2184 | -1.55% |
2.海運業 | 255 | -1.51% |
3.証券・商品先物業 | 328 | -1.43% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25985.16 | -72.82 | -0.28% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2792.38 | -1.52 | -0.05% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7107.20 | -43.92 | -0.61% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28685.58 | -71.86 | -0.25% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2932.38 | -21.45 | -0.73% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19834.14 | -164.68 | -0.82% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10389.17 | -2.38 | -0.02% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 56.82 | -0.12 | -0.79% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。