2019年2月27日(水)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は反発
本日の日経平均株価は前日比107.12円高い21,556.51円で取引を終了。終値は昨年12月13以来の2カ月半ぶりの高値水準となりました。
前日の米国株は小反落でしたが底堅さを維持しているとポジティブな見方が多く、朝方から日本株には買い戻しが先行しました。医薬品・食品・公共サービスなどのディフェンシブ株を物色する動きも需給面の支えとなりました。買い一巡後は動意に乏しかったため2万1500円台半ばで売り買いが交錯する展開となりましたが、上海総合指数の上昇が安心材料となり、終日堅調を持続しました。
個別銘柄では、ミライアル<4238.T>が反発。
前日26日に19年1月期の連結純利益を従来予想(前期比12%減の9億5000万円)から前期比15%増の12億円となる事を発表。加えて期末配当金を10円から20円に上方修正することを発表。半導体ウエハー出荷容器の販売好調が今回の上方修正に繋がった模様。株価は前日比6.37%高い1,219円を付けました。
続いて、アイロムグループ<2372.T>は続伸。
前日26日、2億円を上限とする自己保有株を除く発行済み株式総数の1.12%に当たる13万株の自社株買いを実施すると発表。需給改善などに期待する買いが入り、株価は前日比3.58%高い1,651円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.20%高で取引を終了。東証1部の騰落数は値上がり1153銘柄、値下がり893銘柄、変わらず83銘柄でした。海外勢の多くが為替とリンクした取引を行っているためドル円が膠着すると日本株にも勢いがなくなるので、今後の米中貿易交渉の展開を見極めるまで方向感は出にくいとみています。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.医薬品 | 2996 | +1.68% |
2.建設業 | 1179 | +1.32% |
3.不動産 | 1431 | +1.02% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.機械 | 1689 | -0.79% |
2.鉱業 | 305 | -0.62% |
3.保険 | 952 | -0.47% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 26057.98 | -33.97 | -0.13% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2793.90 | -2.21 | -0.08% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7151.12 | -32.62 | -0.45% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28807.32 | +35.26 | +0.12% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2941.12 | -0.40 | -0.01% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19998.83 | -185.07 | -0.92% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10389.17 | -2.38 | -0.02% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 56.02 | +0.52 | +0.35% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。