2019年2月22日(金)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は5日ぶりの反落
本日の日経平均株価は前日比38.72円安い21,425.51円で取引を終了しました。
前日の米国株市場で主要指数の連騰がストップ。日経平均も4日連続で上昇してきたこともあり、朝方から利益確定売りが先行しました。
ですが、米中貿易協議の進展するとの期待高く動向を見極めたいとして積極的な売買は手控えられ下げ幅は限定的でした。
個別銘柄では、神戸物産<3038.T>が昨年来高値を更新しました。
前日21日に1月の月次業績(単体)での売上高を発表。前年比9.9%増と順調だったことが好感されました。新店効果に加え、気温の低下により鍋の元をはじめとする冬物商材の出荷好調が増益に繋がりました。株価は前日比0.27%高の3,710円を付けました。
一方、ロート製薬<4527.T>は大幅に続落しました。
美白化粧品のインバウンド需要の失速影響から10-12月期営業利益は減益へ転じました。この影響は来上期まで継続すると予想されています。さらに今期は再生医療製品の一時金収入が収益を押し上げており、一巡後の来期営業利益は2ケタ減益になると試算が出ており更なる業績悪化が懸念され、株価は前日比3.50%安の2,893円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.25%安で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり731銘柄、値下がり1288銘柄、変わらず111銘柄という結果に。 本日は全体に様子見ムードが強く買い手不足でした。そんな中、国内の長期金利低下を受けて銀行、保険などが軒並み下げ相場をさらに重くする要因に。 東証1部の売買代金は今年2番目の低水準となりました。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.情報・通信業 | 3508 | +0.32% |
2.電気機器 | 2217 | +0.25% |
3.化学 | 1957 | +0.24% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.海運業 | 259 | -2.51% |
2.石油・石炭製品 | 1259 | -1.42% |
3.証券・商品先物業 | 331 | -1.27% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25850.63 | -103.81 | -0.40% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2774.88 | -9.82 | -0.35% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7167.39 | -61.23 | -0.85% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28644.42 | +14.50 | +0.05% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2789.84 | +38.04 | +1.38% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19653.33 | +139.67 | +0.72% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10322.92 | +3.39 | +0.03% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 56.97 | +0.01 | +0.02% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。