2019年2月21日(木)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は4日連続の続伸
本日の日経平均株価は前日比32.74円高い21,464.23円で取引を終了。
朝方は、外部環境に大きな変化がない中、利益確定売りが先行。10時25分頃には約100円安の21,325円まで下落しましたが、米中貿易交渉について「主要な構造問題で6つの覚書準備されている」との報道を受け、後場から先物主導で上昇に転じました。
米中貿易交渉の進展期待の高まりから、約2か月ぶりに2万1500円台を回復する展開となりましたが、大引けにかけては戻り待ちの売りの影響で70円ほど下落して取引を終了しました。
個別銘柄では、ユーグレナ<2931.T>がストップ高比率配分となりました。
前日20日、デンソー<6902.T>と微細藻類(マイクロアルジェ)を活用した事業開発で包括的な提携をすることで基本合意したと発表。バイオ燃料の開発への期待から株価は前日比15.27%高の755円を付けました。
一方、田辺三菱製薬<4508.T>は続落しました。
前日20日、多発性硬化症治療剤「ジレニア」のロイヤリティーをめぐりスイス製薬大手ノバルティスが、国際商業会議所に仲裁を申し立てたと発表。ノバルティス側はロイヤルティーの一部の支払い義務がない事を主張。収益に与える影響が懸念され株価は前日比2.87%安の1,559円を付けました。
TOPIXは0.03%高で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり1029銘柄、値下がり1000銘柄、変わらず101銘柄という結果でした。米中交渉一巡後は、日本のTAG(物品貿易協定)交渉が予定されており、日本株には新たな懸念材料となり得るかもしれません。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.海運業 | 265 | +2.20% |
2.倉庫・運輸関連業 | 1678 | +1.07% |
3.パルプ・紙 | 559 | +0.91% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.石油・石炭製品 | 1278 | -2.50% |
2.その他金融業 | 593 | -0.93% |
3.金属製品 | 1106 | -0.85% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25954.44 | +63.12 | +0.24% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2784.70 | +4.94 | +0.18% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7228.62 | +49.45 | +0.69% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28599.60 | +88.96 | +0.31% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2751.80 | -9.42 | -0.34% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19513.66 | +222.99 | +1.16% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10319.53 | +47.07 | +0.46% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 57.37 | +0.21 | +0.37% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。