2019年2月19日(火)の日本株式市場の動向まとめ

日経平均は小幅に続伸
本日の日経平均株価は前日比20.80円高い21,302.65円で取引を終了しました。
前日の米国株市場が休場で手掛かり材料が乏しい中、朝方は利益確定売りが先行しました。一時は60円ほど下落しましたが、米中通商協議の進展期待から世界的にリスクオンムードが広がる中、下値を売り込む動きも見らませんでした。
本日午後に黒田日銀総裁が「円高の進行が日本の経済・物価に悪影響を与え、2%の物価安定目標の達成に必要と判断されれば追加緩和を検討する」と考えを述べました。この発言を受けて為替が円安方向に振れましたが影響は限定的でした。
本日は動意に乏しく市場参加者不足でした。東証一部の売買代金は今年2番目の低水準となりました。
個別銘柄では、ピー・シー・エー<9629.T>が一時ストップ高。
前日18に、19年3月期連結業績予想を発表。連結純利益が同期比97.3%高の5億8800万円から8億7000万円に上方修正したことが好感されました。法令改正やパソコン買い替えの需要が増加したことにより収益を大きく伸ばしました。株価は前日比23.14%高の2,485円を付けました。
一方、UUUM<3990.T>は大幅反落。
前日18日に20年春を目途に本社を「東京ミッドタウン」へ移行することを発表。移転費用などによる業績への悪影響が懸念され売りがでました。株価は前日比6.08%安の5,560円を付けました。
そしてTOPIXは前日比0.28%高で取引を終了。東証1部の騰落数は、値上がり1049銘柄、値下がり976銘柄、変わらず104銘柄という結果になりました。
セクター別では以下の通り。
値上がり | ポイント | 上昇率 |
1.鉱業 | 327 | +2.03% |
2.石油・石炭製品 | 1337 | +1.91% |
3.陸運業 | 2343 | +1.48% |
続いて値下がり率トップ3です。
値下がり | ポイント | 下落率 |
1.繊維製品 | 659 | -0.97% |
2.ゴム製品 | 3213 | -0.92% |
3.鉄鋼 | 467 | -0.67% |
海外市場指数一覧
指数 | 価格 | 前日比 | 前日比% | 52週高値 | 52週安値 |
NYダウ | 25883.25 | +443.86 | +1.74% | 26951.81 | 21712.53 |
S&P500 | 2775.60 | +29.87 | +1.09% | 2940.91 | 2346.58 |
FTSETM100 | 7219.47 | -17.21 | -0.24% | 7205.07 | 6599.48 |
香港ハンセン | 28262.74 | -84.27 | -0.30% | 28533.36 | 24896.87 |
上海総合指数 | 2755.65 | +1.29 | +0.05% | 2729.46 | 2440.91 |
FTSE中国 | 19339.59 | +348.59 | +1.84% | 19480.32 | 17124.49 |
台湾加権指数 | 10152.26 | +6.98 | +0.07% | 11261.68 | 9319.28 |
WTI原油先物 | 56.39 | +0.41 | +0.73% | — | — |
※アジア市場は日本市場の取引終了時点での価格の為目安としてお考え下さい。