資産運用

下落相場時に活躍するリスクヘッジ方法を完全公開

2018年は日米共に大きく主要指数が下落しました。この年から株を始めた人は難しい局面を何度も経験されたことでしょう。今回ご紹介する運用方法は安定的に利益を伸ばすことが可能な戦略です。ヘッジファンドでも採用されているロングショートと呼ばれる手法で運用します。

本サイトでも度々紹介していますが基本的に指数連動型で株を保有していけば資産を増やしていくことは難しくありません。代表的なのが指数連動型投資信託のインデックスファンドがいい例ではないでしょうか?

しかし2018年は大きく落ち込み2015年から2016年には1年以上も下落と停滞が続きました。指数連動なのでこういった相場では当然利益を伸ばすことは出来ません。運悪くこういった時期に株をはじめた人は初年度から損失を被りこれをきっかけに止めてしまう人もいるかもしれません。

また今から株を始めようとする人も「自分がその時期に当たるんじゃないか」といった不安を抱えるのは当然のことです。そういった方には採用していただきたい手法の1つです。

  1. 今回の運用の強み(メリット)
    1. 下落相場に強い
    2. 億単位でも運用可能
    3. 少額運用であること
  2. 今回の運用の弱み(デメリット)
    1. 大きな利益は望めない
    2. 空売り手数料は含めず
  3. 使い方
  4. 運用方法
  5. 注文方法
  6. 銘柄の経緯
  7. 米国指数買い
  8. ドコモのAI自動売買THEO+
  9. BuzzBullからのお願い

今回の運用の強み(メリット)

下落相場に強い

2014年1月から2019年2月頭までの検証期間(約5年)の中で運用をしており利益が出ている。特に指数が値下がりした2018年では大きく利益を計上していること、上昇期間中の3年間でも利益が出ているところを見ると下落相場に強いポジションだと言える。

億単位でも運用可能

組み合わせ銘柄が共に東証1部上場企業株で両者合計の1日の売買代金が80億前後になることから個人のみならず証券ディーラーの様な数億単位でポジションを扱う人にも需要がある。

少額運用であること

数億円でも運用が可能なほどのキャパシティを持ちながら1セット(1単位)40万円あれば運用が可能なほどに敷居が低い少額投資も可能にしていること。

今回の運用の弱み(デメリット)

大きな利益は望めない

今回の運用方法は下落相場時でも利益を出すことが出来る安定性を重視した組み合わせですので、通常の上昇相場では周囲に後れを取ってしまう損益パフォーマンスです。ポートフォリオのメインポジションという立ち位置ではなくリスクヘッジポジションの考えが適当かもしれません。

空売り手数料は含めず

本投資法はロングショートなので空売りを必要とします。(要:信用口座)空売りは金利や空売り手数料が2~4%程発生しますがこれを考慮していません。但し半年間における強制決済は終値ベースで損益通算していることからあまり影響を受けないものと思われます。

使い方

後に説明する利益を空売り手数料などを考慮してしまうと残る利益は少なくなってしまいます。そこで日経平均株価が大きく下落して相場が下向きなったと自分の中で判断したときのリスクヘッジ方法として本運用を組むことでその後日経平均株価が下落しても利益が狙えるし、日経平均株価の下落が限定的で直ぐに上昇に転換しても損益は軟調といった損益結果になるものだと思っています。

下にある写真を見ると価格が重なっている時期が何度もあることから大きな下落の原因にはなり難いと思っています。

運用方法

使用する銘柄は東京瓦斯(ガス)とJXTGの2つです。それぞれを100株ずつ購入します。東京瓦斯とJXTGは価格が大きく異なり東京瓦斯はJXTGの5倍ほどありますが100株で構いません。直近β値は東京瓦斯が0.46、JXTGが0.83です。β値に大きな差がありますがこれの影響は保有株を同数にすることで回避できていると思います。

こちらは日経平均株価をベンチマークとしてJXTGと東京瓦斯を重ねたチャートです。日経平均株価が大きく変動している時期では片方が大きく変動してももう片方は落ち着いた値動きをしているので買い(ロング)と売り(ショート)で同時保有することで利益を伸ばしていくものです。

2014年1月から2019年2月頭までで東京瓦斯を100株買って、JXTGを空売りした場合の損益結果が33,890円でした。購入代金は311,200円だったので利回りに直せば10.89%です。また下落相場に強いので2018年1月4日から2019年2月5日までの損益結果は50,940円でした。1年だけで見れば利回りは15%を超えており下落相場に強いことが分かります。

注文方法

今回の運用方法も誰でも気軽に行えることを前提としている為、終値ベースで発注してください。JXTGの方を空売りするのでザラ場中に発注しても大きな乖離にはならないと思われます。終値の値段で買う方法は引成発注を行うことで注文を飛ばすことができます。

銘柄の経緯

2018年11月から2019年1月までの3ヵ月比で最も上昇した業種がガス業でした。反対に最も下落した業種が石油・石炭業でこの2社から代表的かつ出来高の多い東京瓦斯とJXTGを選びました。

出典:株マップ.com

今回の運用方法は常時ポジションを持っておくものではありません。(それでも利益を伸ばすことはできますが良い結果になる保証はありません)指数が大きく下落すると思ったときに組んでいくリスクヘッジ寄りの運用手段です。そこで指標に寄り添った運用とセットに行うと効果的です。

米国指数買い

こちらで紹介している記事では米国指数のS&P500について取り上げています。NYダウの方が主要ですがダウは30銘柄で構成されているのに対しS&P500は500銘柄で構成されていることから決算時に強い特徴があります。

日経平均株価は米国指数に強く連動していることからS&P500をシングル買いしつつ相場が下落したタイミングで本運用を行うことで万が一相場が下落してもS&P500の損失を僅かながらに補填できると思われます。

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ドコモのAI自動売買THEO+

大手企業のドコモが自動売買ソフトを開発し2016年から運用しています。私が金融機関でトレーダーとして働いていたときにアルゴリズムがどんどん発達して手に負えなくなっていたことから大変興味がありTHEO+をかなり調べて研究してから行いましたがとにかく優れています。

当然と言えば当然のことですがドコモもかなり研究してTHEO+の運用に踏み切っていると感じます。資産形成が長期間に及ぶので少額で運用するといいと思います。

ドコモのTHEO+が本当に儲かるのか検証してみた

配分としてはS&P500に7~8、THEO+に2~3くらいがいいと思います。投入資産が数千万と高額になるなら半々でもいいかもしれません。

今回ご紹介した運用方法はリスクヘッジ系なので常時保有系とは少し遠いものがありますがリスクヘッジは非常に大事な運用方法の1つです。ヘッジファンドや機関投資家はリスクヘッジを必ず行います。プロトレーダーが行うことが必須性を感じさせるはずです。

個人レベルだからといってリスクヘッジを行わないのは大変危険ですので、投資家自身が相場の下落を感じたら積極的にヘッジしていくことをおすすめします。また他にもプットオプションを買うこともリスクヘッジの1つとされています。

プットオプションで投資の掛け捨て保険が付けられる

今回ご紹介した運用方法が少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

BuzzBullからのお願い

運用方法の紹介は強制ではなく推奨です。投資家自身の運用プランの参考に役立ててください。投資の最終判断や損益の帰属先は全て投資者にあります。詳しくは重要注意事項をご確認いただきますようよろしくお願いいたします。

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