資産運用

ドコモのTHEO+が本当に儲かるのか検証してみた

ドコモがテオプラスという名前の資産運用サービスを2016年から提供しています。私は投資や資産運用利益のみで生計を立てており、このテオプラスは放置するだけでいいということもあって高い関心が兼ねてからありました。そこでテオプラスについてのまとめを皆様にシェアしたいと思います。

  1. THEO+(テオプラス)とは?
  2. THEO+の良いところ
    1. 自動運用
    2. 1万円から始められること
    3. 手数料が安い
    4. 端末1台で運用できる
    5. ドルコスト平均法を検証
    6. 無期限が凄い!
    7. おつり積立
    8. dポイントがもらえる
  3. THEO+のデメリット
    1. 暇すぎる
  4. 事前に必要なもの
  5. 運用の中身
  6. 運用方法
    1. スマートベータ運用(p9)
    2. ETFとは(p8、p20、p21)
    3. 複利で運用(p10)
  7. 各ポートフォリオについて
    1. グロース・ポートフォリオ(p13)
    2. インカム・ポートフォリオ(p14)
    3. インフレーションヘッジ・ポートフォリオ(p14、p15)
  8. ココがスゴイぞ!THEO AIアシスト(p15、p16)
  9. おしまいに

THEO+(テオプラス)とは?

同額の資金を毎月積立していきバランス型で運用するタイプの資産運用方法を採用しているようです。ドコモの説明にもありますが中間的な運用スタイルで投資していき利益獲得を目指すものです。

※但し投資診断によって積極的や保守的といった攻め方は様々です。

正直この段階では特段、画期的なものでは無いと思う方も少なくはないでしょう。なぜなら国内外のファンドでもこれらサービスは既に実施しているからです。しかし多くの企業や団体が注目しているこのTHEO+の凄いところはこんなものではありません。

THEO+の良いところ

私がTHEO+の資産運用方法や方針、中身を調べていく中で「凄い」と思った点はいくつもあります。私自身も実際に運用していますが将来的に高い期待を持っています。最初は微妙かなと不安に思う点も何か所かありましたが、その詳細説明はWhite Paperと呼ばれる説明資料にしっかりと記述がありました。これは後半登場し、解説してあります。そして、1つ私にとっては微妙な部分もありましたがそれは多くの人にとっては大きなメリットになると思っています。

自動運用

AIアシスト搭載なので運用中の銘柄が今後下落すると判断したときにETFの組み入れ比率を調整して下落(大きく損失)する確率を減らすというものです。これは考えるだけでも十分凄さが伝わってくると思いますがこれをいち早く取り入れた企業があります。

かの世界トップクラスの運用技術を誇っているアメリカのゴールドマンサックス証券は2018年のグローバルコンファレンスで株式トレーダー500人のうち3人を残し9000人のエンジニアを雇用したと話しています。

つまり497人を事実上解雇し、AIに切り替えていたのです。これとほぼ同時期にAI運用を開始したTHEO+も2016年2月から同サービスを開始し、2018年8月の2年半でしっかりと利益を出しています。

1万円から始められること

かつて積立運用は安いものでも月々2万円前後のものが多く、1万円から始められるTHEO+は敷居が低く若い人でも始めやすい金額と言えます。また少額運用だと国内外の多くのファンドでは信託手数料などで元本割れする可能性もあり実際に2~3万円で積立運用していた人は少なかったと思えます。

私が当時ファンドを2万円で積立投資契約しようとすると「あまり儲かりませんよ」と営業マンに案内された思い出があります。(笑)

手数料が安い

1万円積立を可能にしたのかなと思うのがここです。THEO+の手数料は投資一任報酬のみで通常発生する売買手数料や為替手数料は支払った投資一任報酬の中から支払われます。

投資一任報酬は預かり資産額の年率1%が徴収されます。更に3,000万円を超える部分は0.5%に減額されます。

※3,000万円以上預けている人が0.5%の手数料になるのではなく、3,000万円を超えた部分だけ0.5%になるというもの。

手数料THEO+通常のファンド(投資信託)
販売手数料無料0~3%
運用管理費用無料0.05~3%
信託財産留保額無料0~0.5%
投資一任報酬1%

※利率は全て年

この他にも投資信託では監査報酬売買委託手数料が発生します。また一部の投資信託では解約手数料や運用成績に応じた成功報酬を支払う場合があります。

参考:金融庁

ある調査では投資信託の手数料(販売手数料と信託報酬の合計手数料を平均として出したもの)が年率4.5%を超えたと発表しています。このことからもTHEO+の年率1%がどれだけ安いかお分かり頂けると思います。

THEO+の手数料

端末1台で運用できる

スマホやパソコンで運用を管理できるという魅力の1つです。自分がやることは口座にお金を入れておくことと、いくら損益が発生したのかを確認すること、あとは利益が出たらそれを出金するだけ。

自分が監督となりAIという選手が運用した結果を見守るだけで資産がどんどん形成されていくというもの。これ以上楽な資産運用方法は後にも先にも出てこないでしょう。

ドルコスト平均法を検証

積立運用はドルコスト平均法と呼ばれる方法で運用されることが多く、THEO+もドルコスト平均法で運用されます。この運用方法は長く続ければ続けるほど高い利益が獲得できる可能性が高いという運用方法です。

そこで実際に増えるのかどうかをExcelを使って検証してみました。統一条件としては期間は10年で毎月1万円で金融商品を買えるだけ買うこと。残額で買えない部分は運用しないということ。

Aパターンは金融商品の動きをとても意識してみました。上下値動きを繰り返しながらも上昇するというもの。当然ながら上昇しているので利益が出るのは当然のことでしょう。

続いてBパターンは下落がずっと続いて5年目を過ぎたころから徐々に上昇をはじめ初期購入価格300円の半分150円で終わったというものです。

これは通常投資だと大損ですね!300円が150円になるので資金が半減してしまうからです。10年間投資を行ったのに資産が半分まで損してしまうなんてとんだ災難ですよね・・・。しかしドルコスト平均法ではそれでも利益になることが分かります。

120万円が151万円なので大きな利益とは言えませんが通常投資と比べれば利益が出ているだけでも御の字ですよね!

Cパターンではダブルボトムと呼ばれる値動きを想定してみました。ダブルボトムと言う呼称付けがされているというだけあってよく目にする値動きです。ただこれだけ綺麗なダブルボトムはなかなか無いことかもしれませんが、まあシミュレーションなので大目に見てください。(笑)

そして利益は400万円以上出ています。Bパターンほどではないですがこれも最初の価格よりも安い価格で終わっているのに、最終資産は3倍以上まで増えるというもの。月1万円の貯金でこれだけ出れば十分ではないでしょうか?

20歳から月1万円を積み立てて30歳になる頃には30代の平均金融資産である約380万円をゆうに超えています。

ドルコスト平均法は価格が落ち込んでいるときに多くの金融商品を買うことで将来的な利益を増やすことが最大の特徴と言えます。ですので最後のDパターンでは長く停滞期間があった場合をシミュレーションしてみました。

損益シミュレーション

発生利益1万円3万円5万円
Aパターン285万円855万円1425万円
Bパターン151万円453万円755万円
Cパターン527万円1581万円2635万円
Dパターン765万円2295万円3825万円

※手数料は考慮せず、

当然積立金が多ければ多いほど獲得利益が多くなる計算ですが、大事なのは長く続けられる金額で運用するということ。無理に10万円、20万円といった高額で運用すると長続きしません。1度でも資金を下げてしまうとドルコスト平均法の恩恵を最大限に受け取ることが出来ません。

今後長い期間積み立てることを想定しても問題ない金額ではじめましょう。THEO+で積立運用している人の平均積立金額は約2万円ということですが、私のオススメは1~3万円です!

今後の運用成績を保証するものではありませんが、これまでのTHEO+の運用成績を見ると、損益シミュレーションのAパターンが最も近いパフォーマンスになっています。

無期限が凄い!

更にTHEO+には運用満期が設定されていません。運用開始日から起算して10年目で満期を迎え運用が終了されてしまうような場合、下落した年度に償還されて損をしてしまうことがあります。例えドルコスト平均法を使っても運用開始日から償還日までずっと下落が続けば損してしまうからです。

しかしTHEO+では満期設定が無いので自分の好きなタイミングで運用を止めることが出来ます。そこで上昇途中の利益が出ているときを見計らって運用を停止することが出来るのは非常に大きな魅力であり強みに変わるものだと言えますね。

かつてブームを起こしたドルコスト平均法での運用ですが満期設定がネックでした。しかしここも完全にカバーしています!

おつり積立

もう1つ面白いシステムがあります。ドコモのdカードもしくはドコモ回線のケータイを持っている人は電子決済することで発生するおつりを積立に回すことが出来るというものです。設定には100円と500円の2種類があり、500円を選んだ場合に380円の商品をdカードかスマホで決済すると120円が積立運用に回るというものです。

私のオススメは100円設定です!100円設定だとおつりとして認定されるのは99円以下です。通常の現金払いだと10円、20円といった細かいおつりは財布が重くなるばかりか嵩張るのが面倒でした。しかしそれを貯金ではなく運用に回すことが出来るのは凄いことだし、面白いと思いました。

塵も積もれば山となると言いますが、もしかしたら富士山になるかもしれませんね!!

dポイントがもらえる

ドコモの回線を利用している人で月末の預かり資産が100万円を超えている場合を想定していますが毎月150ポイントのdポイントが貰えます!ドコモ以外の回線を利用している人でもポイントは貰えますが貰えるポイントは落ちてしまいます。ドコモの回線を利用していると通常貰えるポイントの1.5倍が貰えます!

私は正直ソフトバンク回線を使っていますが大規模な電波障害の時に仕事にかなり支障が出たので次に新機種が出たら回線を変えようと思っています。1.5倍は大きいですからね!乗り換えポイントなるものが欲しいところですが(笑)

THEO+のデメリット

ここまでテオプラスのメリットや良い所ばかりを出して褒めちぎってきましたが私が見るに1つのデメリットがありました。

暇すぎる

私は株式やFX、先物、オプション、商品など様々な投資先に資産を投資しています。明日の日経平均株価はどうか?今晩のNYダウはどう動くか?来月の雇用統計は市場予想を上回るのだろうか?といった具合に相場の将来を考えて戦略を立てるのが楽しくて面白く、そして大好きです。

これらの楽しみを全てAIに奪われてしまうことで自分は何もすることが無い。これはとても暇だなと感じてしまいます。最も月々1、2万円であれば他で運用することも難しいので私は貯金する感覚で運用はアリだと思っています。

※株式や先物オプションといった投資では1~2万円で取引することは難しく出来てもかなり限られた範囲でしか運用が出来ません。

事前に必要なもの

THEO+はスマホ1つあれば運用が可能ですがそれは入金をしてからの話です。THEO+はドコモのサービスですが証券口座の開設と同様の手順とアイテムが必要でした。以下のものを準備してください。

▼いずれか1つ必須

  • マイナンバーカード
  • 通知カード+本人確認書類
  • マイナンバー記載住民票+本人確認書類

▼必須

  • メールアドレス
  • 本人情報
  • お金(1万円以上)

マイナンバーや通知カードが必要なのは注意してください。

運用の中身

ここから先はかなりマニアックな部分になっています。下のリンクから見れるTHEO+の紹介ページを見るとかなり情報が少ないことが分かります。重要な部分だけをかいつまんで紹介しておりこれだけでも内容は分かりますが運用実態までは把握できないのです。

そこで色々と調べていくなかで運用実態を掴むことが出来ました。ここから先は運用の中身について説明と解説をしたいと思いますが正直かなりマニアックな部分なので深く知らなくても結論だけ分かればいい!という人に向けて結論を言います。かなり凄いので安心してください。(笑)

一応詳細はTHEO White Paperと呼ばれる資料に書いてあったので、そのリンクも貼っておきます。また解説で登場するp10とかp11というのは下の資料にあるページ数です。資料は全部で29ページありましたが気になる部分はそこだけでも見ておくと面白いですよ!

THEO White Paper

運用方法

THEO+はスマートベータ運用で複数のETFを買い付けて複利で運用するものです。ひとつひとつを順番に説明していきます。

スマートベータ運用(p9)

スマートベータ運用とは日経平均株価やTOPIXの様に関連銘柄の時価総額や株価の変動に応じた価格形成ではなく、より細かな部分を含めて値動きを取りにいく方法です。ホワイトペーパーにも書いてありますがスマートベータ自体に定義はありません。通常の運用方法よりも多種多様な投資先に、そして様々な観点から入り込んで複雑に運用を行うというものです。

例えば日経平均株価が上昇したから日経225の寄与率の高い銘柄を買おうという単純なものではなく、企業の売上高や営業利益、その企業が打ち出す事業内容が市場に適しているかどうか?また他社はどのような戦略をとっていて関連企業の成績はどうか?比較してみて投資対象としてそれはアリか?ナシか?といったよりスマートにつまり賢く運用する方法です。ちなみに機関投資家はだいたいスマートベータ運用です。

ETFとは(p8、p20、p21)

金融商品における20世紀最大の発明と題されているのがETFです。ETFは上場投資信託と言います。ETFは指数連動型のものが多いですが世界中に約6,000種類以上あり機関投資家のみならず個人投資家も売買しています。CFD口座でもETFに投資が出来て、中には買って放置しておくだけでも高いリターンが狙えるものもあります。一応そのリンクも貼っておきますが、THEO+とは無関係です。

米国VIベアETFは常に上昇する上場投資信託!

ETFは株式や為替のみならず不動産や債券、商品(金とか原油、天然ガス、コーン等の穀物などのこと)といったとても幅広いジャンルに投資が出来る他、上で紹介している通りCFD口座を使えばデイトレ(短期売買)でも取引することが出来るほどの流通性を確保しているだけでなく、市場規模も年々拡大していることから将来性がまだまだ期待できると言えます。

また約6,000種類以上ある中からどのようなETFを選んでいるかですがこれにも記述がありました。まずインデックス型の銘柄を選び下にある3つの機能ポートフォリオに振り分けます。

  • グロースポートフォリオ
  • インカムポートフォリオ
  • インフレーションポートフォリオ

次に振り分けた先のポートフォリオごとに地域やセクター(業種)といった細かいサブカテゴリーを設定します。ただこのままでは流動性の低い取引高の少ないもの(投資家の出金要請に直ぐに対応できるように取引高は常に高いものを確保しなければならない)や売買コストが高額なものは省きます。そしてそれらETFの資産規模や経費率、運用期間の長さなどを鑑みて投資先を選定するようです。

当然重要になってくるのは3つに振り分けるポートフォリオの部分です。後に詳しく解説しますが例えばインフレーションポートフォリオはリスクヘッジによる部分が多く、ここの比重を重くしすぎてしまうとかなり固い運用になってしまいます。パフォーマンス力は落ちると思いますがより安定を考えた思考の投資家であればそれが正しいことになるのでそれらは運用診断時に個別決定させていくのだと思います。

複利で運用(p10)

複利運用とは発生利益を元本に上乗せして次月再び運用を行うというものです。理論物理学者で有名なアインシュタインが「人類最大の発明は複利である。」との名言を残していることからも分かる様に投資の分野において複利は最も優れた武器になり得ます。

日本で行われている運用の多くは単利式で元本のみで運用を行います。実際に数字の流れを見ていきましょう。

これは最初に100万円を用意して年率10%で増えた場合の上昇率で期間は30年です。2年半の結果で安心することは出来ませんが、これまでTHEO+で運用してきた結果が年利に直すと複利の約18%なのでこの年利10%の複利運用計算は決して現実離れしたシミュレーションではないことがお分かりいただけるでしょうか?

また更に海外のETFを買い付けることで米ドルに換金して売買しますが、為替差損益を期待できるのもありましたが(p12)ただTHEO+では為替差損益を狙っている印象は残念ながらありませんでした。しかし世界中の国々と地域に分散投資していることから為替差損益に関してはリスクヘッジを徹底させて良い意味でも悪い意味でも影響を受けないようにしていくんだと思います。

各ポートフォリオについて

次に先ほども登場した3つのポートフォリオについて解説していきたいと思います。ホワイトペーパーには運用モデルとして13ページ以降に記述があります。

グロース・ポートフォリオ(p13)

他のポートフォリオよりもハイパフォーマンスを意識したポートフォリオになっています。運用対象先が株式になっていることからvolatilityが高いので当然リスクも高いですが、リスクとリターンは比例しているので収益率も高く長期国債と比べて約2倍の利回りも納得です。

投資診断で高い収益性を狙いたいと思った方はこのグロース・ポートフォリオの比重が比較的重めではないでしょうか?このグロース・ポートフォリオの最大の弱点?難所?はやはりvolatilityが大きい部分ですので、これを小さくする作業がリスクヘッジにもなるでしょうしパフォーマンスの反映に繋がるとみています。

新興市場が含まれるかどうかまでの記述が無かったのであくまでも推察ですがvolatilityの最小化を図ると書かれているところを見ると大型株や金融株を結構触るのかなという印象です。ただそれが新興株ありきの分散投資で大型株を含めるのかどうかはAIの判断でしょう。

しかし私個人的な感想を述べるとグロース・ポートフォリオは重めでいいかなと思います。既にETF化されている時点で分散投資されていてそこから更に細分化しているのでこの時点でかなりリスク分配は施されています。その上でvolatilityをヘッジする最小化を取っており、更に更に割安か割高かの判断からモメンタム(相場が上昇しているか下落しているかを数値的に判断すること)まで使って戦略を立てているのを見るとTHEO+が相当損失に気を使っていることが分かります。(笑)

「絶対に損したくない・・・。」って思いながらやってそうで、そう考えるともうちょっと攻めていいよって言いたくなってしまうからです。ただこれは私個人の感想です!

インカム・ポートフォリオ(p14)

こちらは債券を使って運用するのが主流の様です。社債はとても難しく正直私は取引したことがありません。(笑)為替(FX)は高卒、株は大卒、債券は博士号とウォール街では言われていることからもその難易度がとても高いことがお分かり頂けると思います・・。

ただ指標としては見ており、今回の債券ETFの内容はソブリン債(各国の政府機関が発行している国債のこと)やモーゲージ債(不動産担保融資の債券のこと)などを中心としたものが多く僅かながらハイイールド社債(高利回りの債券のこと)や新興国債券(利回りが高いこと、ハイイールド社債と似ていますがトルコリラの様な通貨下落リスクなどに絡めたデフォルトリスクがあること)にも投資するようです。

より高い利回りへの投資がいいように思えますが、上のデフォルトリスクが意外とキモで、あまり投資しすぎると後々怖い目に遭いそうですね。ホワイトペーパーには小さくはなるとの補足があるので、インカム・ポートフォリオの比重を重くしたからといってデフォルトリスクはそこまで気にしないでいいと思います。

インフレーションヘッジ・ポートフォリオ(p14、p15)

これも情報が少なくてあまり詳しくは分かりませんが輸入物価指数に連動させて世界中の株式との相関を下げることでリスクイベントの時に発生するリスクを軽減させるのが狙いかなと思います。つまりはリスクヘッジに掛かる部分がここに該当するのだと思います。

原油、工業用金属、貴金属、不動産、米国短期国債や物価連動債にもインフレーションヘッジとして投資すると書いてありました。ただ原油は割とvolatilityが高い気もするのでこれらのウェイトが少々気になるところでした。(ウェイトまでは書いてませんでした)

しかし輸入物価指数に対してコモディティ(原油や貴金属の部分ですね)、不動産で重回帰分析を行い、これらのETFに対する配分比率を決定。この重回帰分析の更新はコストや効用を考慮して四半期ごとに調整が行われる旨の記述があったので、ウェイトが相場状況に応じて変化するということだと思います。であればやはりvolatilityが高い運用資産を含めており、いかなるリスクヘッジにも対応させたポートフォリオを構築できていると思いました。

ココがスゴイぞ!THEO AIアシスト(p15、p16)

THEO AIアシストとは、運用中に想定外の下落が起こりそうなとき、起こる前に、Thomson Reuters(マーケット情報機関もの凄いところで投資家なら誰もが知っています)と市場データをインプットしてAIが判断する機能です!

凄いなと思ったのはこれまでは下落したときに「今後どうするか」を決めて運用方針を変更したりしていました。しかしTHEO AIアシストでは「下落する前に」下落を予想するのでかなり反則レベルで優れており、本当に実現できるのか?と半信半疑になってしまうほど。高技術です。

過去→下落してから今後を考えていた。

現在→下落する前に今後を考える。

THEO AIではファンドマネージャーが処理できるメディアの量には限界があることから、恣意的にメディアを絞らざるを得ないこと、市場心理の推測はファンドマネージャーに依存する、市場心理が銘柄や資産クラスに及ぼす影響はファンドマネージャーに依存するといった理由から市場心理モデルはインプットしていないようです。が、インプットしない方がパフォーマンスは高いと思います・・。

おしまいに

ここまで長く読んでくださった方々!本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。私も興味本位でTHEO+を調べて運用研究していましたがこれは本当に凄すぎる!その一言に尽きると思います。

最近ではアプリで気軽に運用できる様々な資産運用アイテムやサービスが登場しましたが日本を代表する大手企業Docomoが打ち出しているだけあると言えます。まるでスーパーマンをボディガードに雇うような安心感がありました。

2019年まだまだ油断は出来ません。リーマンショックからはや10年が経ちました。2018年にはVIXショックやNY過去最大の下落も起こり10月には米中貿易摩擦の影響で大きく値下がり、2019年に入っても貿易摩擦の影響で米国企業決算が悪いものばかりが目立ち、1月30日にはサンバイオショックが起こりマザーズ指数が弾けました。

この1年という短い期間でもこれだけの危機感が自分を煽りました。今後よりグローバルな視野で投資戦略を構築していかなければならない中でTHEO+はそれを全自動で叶えてくれる画期的な資産運用方法だと思います。

ただそれでも毎月何万円も投資する必要は今のところ感じられません。毎月1~2万円+おつり積立は是非とも取り入れてみてほしいです。複利運用と積立運用はどちらも長く続けることが重要です。たった2年半でも大きな結果が出ているTHEO+ですがこの先5年、10年と経てばより高いパフォーマンス結果が出ると私は思っています。

当然ながら元本保証型ではないものの毎月貯金できている人やこれから貯金をはじめたいと考えている人、投資を始めたいけど難しい勉強には時間を割けられない人などには本当にオススメです。これをきっかけに投資に興味を持ってもらえたら一人の投資家として嬉しく思います。

※そもそも元本保証の投資はありません。キャンペーンでたまに見ますがかなり条件悪く、薄利であることが多いです。

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