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忙しい方必見!1日1時間で出来る株取引

現物株の主に東証一部二部上場企業株を対象とした運用方法です。この運用方法にはボリンジャーバンドを(以下、BB)を使用します。このテクニカル分析は米国の投資家であるジョン・ボリンジャー氏が開発したもので、1本の移動平均線を2本の標準偏差の線が挟んだ形で形成されており、この線全てをまとめてBBと言います。

BBは確率論で次の株価の動きを過去の統計分析によって示してくれる指標です。これを使った現物株のトレード方法をご紹介していきます。

※推奨証券会社:DMM.com証券、SBI証券

  1. BBについて
  2. 株取引の初心者本に掲載されている説明は不足がち
  3. 標準偏差の範囲内に注目
  4. 全ての指標に出現「だまし」に注意
  5. 損切りライン&利益確定ポイント
  6. まとめ
  7. 注意点

BBについて

概要でも触れた通り、真ん中の移動平均線を2本の標準偏差線が上下で挟む形で形成されています。この標準偏差は株価の確率分布を表しています。真ん中の線を「50」とし、これを軸に株価が乖離する程、反発の確率が高くなっていくことを示しています。

標準偏差の計算式はGoogle検索等を使えば多くのサイトで掲載されていますが、ハッキリ言ってこれは必要ありません。なぜならとても難しいのと、証券会社が提供している取引ツールには予め計算された状態で表示されるので、自分で計算する機会は、よほどの数学好きでない限りありません。

では真ん中の線を基準に、どれ程の確率が敷かれているのかというと以下の通りです。

±1σの範囲内に株価が収まる確率…約68.27%

±2σの範囲内に株価が収まる確率…約95.45%

これを言い換えれば±2のBB線を超える確率は、約4.55%で、超えた場合に逆方向に戻る確率は、約95.45%ということになります。つまり±2σのBB線よりも外側に株価がある状態は非常に稀な約4.55%状態にあるということです!

株取引の初心者本に掲載されている説明は不足がち

株式投資本で特に初心者本でのBBは、ここまでの内容しか掲載されていないことが多く、これをそのまま鵜呑みにして、±2σに近い状態で買って(あるいは空売りして)損してしまうケースがあります。(筆者は身をもって経験しています)

BBはまだ続きがあり、ここまでの内容は1つの基本情報です。状況に応じたBBの応用方法を知らずに全てのパターンで基本方法しか実行しないことで、損失を被ってしまうのです。

例えば過去のチャートにBBを割り当てたものですが、1番下の赤い線(-2σ)をタッチしたことで反発し、上昇している様に見えます。しかしこれは終わってみてBBを掛けたからそう思えるだけです。実際にリアルタイムでこの状況にいたら恐らく下の画像の黄色い線で囲った場所で買っていると思います。

黄色い線で囲った場所でも-2σにタッチしているので、反発を期待して買ってしまうでしょう。もしここで買っていたなら最大損失10%超えの大損に期してしまいます。

標準偏差の範囲内に注目

上記画像の状態の時、ローソク足はまだBBの-2σ線を完全に割り込んでいません。確かにお尻は-2σにタッチしていますが、この時はまだ約95%の確率の範囲内であるということになります。上記画像では-2σを割り込んだローソク足は無く、最安値を記録した地点で反発していますが、これを含めてもこのチャート上に買い場は存在しません。

基本的に買い場とするのは、+2σをローソク足が完全またはほぼ完全に抜け切った時に買いを仕掛けるのが正しい方法です。完全に抜け切った状態だとそれは確率的には約4.55%の状態にある為、非常に稀な状態です。

+2σを上に抜け切った時に、約4.55%の稀な状態であるならば、その後は下落するのでここでは空売りが正解なのではないか?というのが最初の疑問ですが、ここでは約4.55%もの珍しい出来事が発生する程の強い衝撃が起こったと言い換えることも出来きて、買いが正解です。

このチャートでは見事にローソク足が+2σを上に抜け切っている日があります。それを確認した次の日に買うことで、大きな上昇に乗ることが出来ています。

黄色い線で囲った株価がBB+2σを上に抜け切ったことが分かる箇所です。ここで強い衝撃を確認したので、次の日の青色の線で囲った株価の始値で買いを仕掛けるのです。左側での利益は11.17%です。(利益確定ポイント&損切り確定ポイントは後に説明)

しかし一方で、右側2回目には直ぐに下落が始まっています。ここでの損失は2.45%でした。※いずれも本記事でご紹介する運用方法を基に機械的に行った場合

右側では完全に抜け切ってはいないとはいえ、ほとんど抜けている状態で買い場です。それなのに損失しているのには、しっかりとした理由があります。

全ての指標に出現「だまし」に注意

BBに限らず、全ての手法分析にはだましと呼ばれるものが存在します。だましとは、分析結果に基づいた動きをしながらも結果が伴わないことを言います。つまり上昇を感じさせる「買いサイン」が出て買ったのに、実際には上がらなかった。といったのがだましです。稀に起こるものではなく、度々起こります。

だましに有効な手立てはありません。だましに遭わない為にはよくチャートを観察するといった方法が用いられます。例えば、上昇サインの前に下落サインが出ていた。といった様に、だましにも前兆はあります。しかし全く同じ様な場面でもだましが起こらないこともある為、常にだましに警戒するのではなく、だましが起こったらどうするのかを対策として取り入れることが重要だと考えます。

だましに遭遇した際には素早い損切りが最も有効な手段です。1つ前の画像で右側の上昇サインは確かに買いサインでした。このチャートで左側では10%程の上昇があったので、今回も10%前後の利益を見込んでワクワクしてしまうでしょう。

しかしこのワクワク感が最も危険です。株取引を行う上で大事なことは感情をコントロールすることです。感情をコントロールしなくとも反応が悪ければ直ぐに切ろう!という意識が大事です。このワクワク感を保ったままにしていると損切りが遅れてしまいます。最悪、ズルズルと損失が拡大するのを見るだけになってしまい大きく損してしまいます。

損切りライン&利益確定ポイント

ここまでは+2σを上に抜け切った段階で買いを仕掛けることで上昇に乗る方法と「だまし」の存在を説明してきましたが、最も大事なのは損切りライン次いで利益確定ポイントをどこにするか?です。

損切りラインの決め方は人それぞれです。一律、評価損益が5%を超えたら決済する。とか金額にしている人もいます。この2つも重要ですが、BBではローソク足が+1σを割り込んだら決済するのがベストだと考えています。

これは損切りと利益確定の両方で使えるので、覚えやすいです。+2σを上に抜けた時はとても強い衝撃が加わった状態ですが、これが+2σを割れ、+1σまでも割れるとなればそれは力が弱まったと判断してもいいと考えています。その為、+1σで決済するのをルール化すると良いです。

他には、+2σを損切ライン&利益確定ポイントにする人もいれば、基準線をベースにしている人もいます。これは人それぞれ好みや経験、その時々の相場状況によるでしょう。

その他の運用パターンをご紹介

BBで大事なのは黄色い線で囲っている様な状況の銘柄を見つけることです。この様にBBが圧縮した状況下ではパワーを溜め込んでいます。次に、+2σを突き抜けて大きくBB線が拡張しているのが分かります。この時のことを「エクスパンション」と呼びます。先で述べた様に、+2σを突き抜けて、エクスパンションすると株価がどんどん上昇していく場合があります。そして、利益確定ポイントである+1σを割り込んだことで続落していく様子がこちらのチャートでも分かります。

エクスパンション直後で且つ、直近の株価が+1σを割り込んだ時点で空売りを仕掛ければ利益を狙うことが出来ます。但し、どこが底値かを的確に判断する指標は無く、大きな利益を狙うことは難しいでしょう。

圧縮状態でも無く、エクスパンションでも無い中途半端な幅の状態にあるBBをサイレンス状態と呼びます。サイレンス状態では黄色い線で囲った箇所の様に基準線を反発したタイミングで買いを仕掛けると良いでしょう。また基準線を割り込んだタイミングで空売りを仕掛けることで上昇でも下落でも利益を狙うことが可能です。

しかし、先ほど紹介したエクスパンションでも今回紹介しているサイレンスでも空売りで得られる利益は上昇時よりもはるかに少なく、それなのに損失もしやすいです。一般的に空売りの方が簡単そうに思われがちですが、そうではなく、空売りの方が難易度は高く非常に難しいです。空売りで利益を狙うのは、ある程度買いから入る取引で経験を積んでからにしましょう。

経験年数で言えば早くとも2年目以降がベストです。証券会社の運用部でも空売りは許可が必要で、ある程度の経験と実績を伴わなければ認可が降りません。プロの投資家でさえそういった環境にあるので、投資初心者の方がいきなり手を付けると大怪我をする場合があり、おすすめできません。

まとめ

以上でBBの解説は終了です。まだもう少しBBを活用した取引方法は存在しますが、先ずは圧縮状態のBBから、+2σを突き抜けたエクスパンション時での買いと、サイレンス状態からの基準線反発を起点に購入してみてはいかがでしょうか。

お仕事なので忙しい方も通勤電車の中や就寝前、休日を利用して圧縮状態または前日が圧縮状態からの+2σを突き抜けた株、サイレンス状態の株などを見つけてその後の動向を追うなり、売買をシミュレーションしてみるなど練習を積むことをオススメします。

シミュレーション段階である程度の利益が見込める様になったら実践です。この頃には銘柄選びのスピードも早くなっているとおもいます。最初は日経225に採用されている銘柄や東証1部に絞って探すといいとおもいます。

ただしBBだけではありませんが、全ての指標には「だまし」が存在します。練習通りに買ってはみたものの、思ったのと違う動きをした場合や+1σを割り込んだ場合には素早い損切りを行い、落ち込まずに、機械的に売買していきましょう。

注意点

今回ご紹介したボリンジャーバンドを使った投資方法はその収益性を約束するものではありません。ボリンジャーバンドを使った投資方法で発生した損益の帰属先は全て投資者様自身で、BuzzBullは一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。投資の最終判断は自分自身で行い、余剰資金の範囲内で無理の無い取引を心掛けてください。

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