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相場の反発を予測するコツとは?見極めポイントをご紹介!

相場は常に「安くなれば買い、高くなれば売る」といった心理をもつ人々の思惑で動いています。どの価格が安く、どの価格が高いのかという意識はトレードしている方それぞれに考えがありますが、重要なのは市場がどう判断しているかということです。

トレードの基本はトレンドフォローですが、最近の相場は反発するタイミングが早く、その兆候を的確に見極めなければ良い結果を上げることが難しくなっています。

  1. 相場の反発は予測が難しい
    1. 相場の反発のトリガーになるのは何か
    2. 相場の反発には前兆がある
    3. 相場の反発こそチャンス
    4. 相場の反発を狙うのは大きなリスク
    5. 相場の反発を見極める
  2. チャートパターンで見極める
  3. プライスアクションで見極める
  4. テクニカルで見極める
  5. 相場の反発の予想に役立つ理論
    1. ダウ理論
    2. エリオット波動論
    3. ウォルフ波動
  6. 相場の反発の予測に役立つテクニカルの例
    1. RSI
    2. ADX&DMI
    3. ZIGZAG
  7. まとめ

相場の反発は予測が難しい

FXでは相場の反発は常に起きています。大きなトレンドにさえ乗っていれば大きく稼げるのがFXの魅力ですが、有る時間、ある経済指標などを境にそれまでと逆の方向に価格が動き出す、こうした相場の反発は予測が難しいと感じておられる方は少なくないのではないでしょうか。

相場の反発のトリガーになるのは何か

相場の反発のトリガーになる要因は様々ありますが、次のようなことが考えられます。

  • 以前よりFXをする人が増えた
  • ポジションを持ち越さず、市場クローズまでに手仕舞いする人が増えた

相場の反発が起きやすい時間、相場環境に次のことがあります。

  • 現市場のクローズを控えた手仕舞い注文と次市場のオープンの新規注文が被る時間帯
  • ブレグジットなど経済的な影響の予測が不能なイベントに関係して様々な思惑が錯綜して売り買いに方向性がない相場環境
  • 重要な経済指標を控え、値動きが長い間膠着している相場環境

特にメジャーな通貨ペアではトレンドが長続きせず、頻繁に反発を繰り返す傾向にあるように感じます。この背景に以前に比べてFXを始める人が増えたことも一因にあるのではないでしょうか。

特定の価格帯に買い注文の厚い層と薄い層、売り注文の厚い層と薄い層が出来るようになり、注文の厚い部分は抵抗となる価格や支持になる価格となり、これらの注文の厚い層に上下を抑えられるとレンジの状態が長く続くことになり、何かのきっかけで注文の厚い部分が破られると一気に相場が動き出すという傾向が見られます。

相場の反発には前兆がある

トレードの上級者と初級者の差は相場の反発をチャンスにできるかどうかという点ではないでしょうか。トレンドフォローで利益を伸ばせる相場環境はそう多くありません。また、トレンドフォローでコツコツ集めた利益を相場の反発でドカンと吹き飛ばすのが初級者の特徴かもしれません。

100%確証できるわけではありませんが、相場の反発には前兆があります。小さな反発ならオシレーター系のテクニカルで、トレンド転換を伴う大きな反発ならチャートパターンやプライスアクションでその兆候を捉えて準備することができます。

相場の反発こそチャンス

FXは他人の損切りが自分の利益となるゼロサムゲームです。相場の反発で逃げ遅れたトレードの初級者の損切りが、相場の反発にいち早く気づいたトレードの上級者の利益になります。

相場の反発を100%当てることはトレードの上級者であってもそう簡単ではありませんが、リスクをとって相場の反発と思われる価格でエントリーして正解だった時にはトレンドフォローの順張りの何倍も一回のトレードで利益を稼ぎ出すことが可能となります。それだけ多くの損切りした敗者の犠牲が見込めるためです。

相場の反発を狙うのは大きなリスク

大方の考える値動きと逆のポジションをとることは大きなリスクを伴う場合が多いです。通常の場合、値動きが大方の考える方向に動くことが可能性としてはるかに高いと考えられるからです。

チャートパターンやテクニカルに基づいて相場が動くのではなく、チャートパターンやテクニカルは相場の動いた結果の後付けにすぎません。トレードにおいてはこれら以外にも他の通貨の売買状況や通貨ごとに有する独特の特徴、例えば相関や逆相関関係の有無などについても確認した上で値動きの根拠付けとトレード判断を慎重に行うとともに、損切り設定は必ず入れておくようにします。

相場の反発を見極める

相場の反発を見極めるにはいくつかの手法があります。最もわかりやすいのはテクニカルを使うことです。しかし、大きな相場の反発を見極めるためには十分ではなく、大きな相場の反発を見極めにはある程度の相場勘のようなものも必要です。

チャートパターンで見極める

相場の反発の兆候を見極めるためにチャートパターンに注目するという方法があります。アップトレンドが続いている状況のダブルトップ、ダウントレンドが続いている状況のダブルボトムなどは相場の反発の兆候として見落とせないチャートパターンです。

ダブルトップやダブルボトムよりさらに相場の反発がより疑われるのが三尊や逆三尊と呼ばれるチャートパターンです。上値圏や下値圏でトレンドの傾きが徐々に緩やかになって三尊や逆三尊のチャートパターンが現れれば、ボラティリティが高い状態であれば相場は高い確率で反発します。

プライスアクションで見極める

価格が上昇トレンドにあるときは高値の更新とともに安値も更新されていて価格が作る波形の山と谷が右肩切り上がりとなっていることがわかります。また、価格が下降トレンドにあるときは安値の更新とともに高値も更新されていて価格が作る波形の山と谷が右肩切り下がりとなっていることがわかります。

上昇トレンドや下降トレンドが終焉に近づき、相場の反発が近い状況になれば上昇トレンドでは高値の更新幅が徐々に小さく、安値の更新幅が徐々に大きくなる傾向が見られますし、下降トレンドでは安値の更新幅が徐々に小さく、高値の更新幅が徐々に大きくなる傾向となります

上昇トレンド中に高値の更新幅が徐々に小さく、安値の更新幅が突発的に大きくなった後や下降トレンド中に安値の更新幅が徐々に小さく、高値の更新幅が突発的に大きくなった後にそれぞれ高値更新できなかったり安値更新できない場合は相場の反発が生じる可能性は高いと言えます。

テクニカルで見極める

逆張りを得意とするトレーダーが用いるテクニカルは相場の反発を見極める上で有効です。具体的なテクニカルとしては相場が買われ過ぎや売られ過ぎの判断材料としてチェックしているRSIの数字や、相場の反発を直接的に表示するADXとDMIを組み合わせたテクニカルは相場の反発を見極める上で有効です。

ただしこうしたテクニカルはトレンド転換を伴わない小さな反発である押し目や戻りにも敏感に反応するので、ダマシに遭わないように長期足のチャートパターンやプライスアクションにも注目することが必要です。

相場の反発の予想に役立つ理論

相場で勝つためにはトレンドをいち早く見つけてその初動でエントリーすることです。わかっているのですが実際にやってみるのは難しいという方には、値動きの特徴に関する幾つかの有名な理論を確認してみてはいかがでしょうか。

ダウ理論

ダウ理論は六つの理論で構成され、もともとは株式相場の検証によって生み出された理論です。この理論は株式だけでなく外国為替の値動きにも当てはまることから重視しているトレーダーが多いと言われています。

六つの理論のうち、特に「トレンドは明確な終わりのシグナルが発生するまで続く」というものがあり、明確な終わりのシグナルが現れればトレンドは終わり、その後の反発によって大きく値を戻すと理解できます。

エリオット波動論

エリオット波動論は価格変動に共通する波形のルールに関する理論で、トレードにおいてエリオット波動を重視するプロトレーダーは少なくありません。

エリオット波動論は八つの波を一つのサイクルとして価格は変動するというもので、このうちの五つが推進波、三つが修正波と呼ばれるものです。五つの推進波でトレンドを形成し、その後の三つの修正波に移行するタイミングが相場の反発が起きる瞬間になります。

ウォルフ波動

ウォルフ波動は価格の描く波形から相場の反発を捉え、どこまで値を戻すのかについてまで予測することができるもので、日足や4時間足といった長期のチャートでウォルフ波動を発見できれば大きなトレードチャンスと言えます。

ウォルフ波動は天井圏の右肩切り上がりの上値更新が徐々に小さくなるWの形状のプライスアクション、底値圏の右肩切り下がりの下値更新が徐々に小さくなるWの形状のプライスアクションに特徴があります。

相場の反発の予測に役立つテクニカルの例

相場の反発の予測に役立つテクニカルの条件として、価格変動への反応が早いことが必要条件です。オシレーター系のテクニカルとしてよく知られるRSIやADXの他、反発の予兆を波動として把握する上でZIGZAGも使えるテクニカルの一つです。

RSI

RSIは相場の高値、安値感を数字で表すことで割高なら売り注文、割安なら買い注文を出す判断に用いられるテクニカルです。一般には数字に基づいて逆張りのスキャルピングなど超短期トレードに用いられていることが多いように非常に反応が早いテクニカルで、値動きに先行して動くことが特徴です。

RSIのようなオシレーター系と呼ばれるテクニカルは価格の動く方向と逆向きの動きを示す時があります。こうした現象をダイバージェンスといいますが、このダイバージェンスは現在の価格の動く方向が反転する前兆のサインとして相場の反発の予測に役立ちます。

ADXDMI

ADXはDMIと呼ばれる方向性指数との組み合わせで相場の反転サインとしてそのまま使えるテクニカルです。ADXそのものは0から100までの数字でトレンドの強さを示すものです。

DMIを含むADXを用いる場合は期間の設定により価格変化に対して鋭敏に反応するようにできます。しかしあまり反応が早すぎるとダマシになる場合がありますので注意が必要です。一般的には14期間、早めに相場の反転を知りたい場合は14期間の半分の8期間、さらに半分にした5期間にするなど御自身の使い勝手を考えて期間設定を調整してみるといいでしょう。

ZIGZAG

ZIGZAGはパラメータ設定により価格変動の波における山となる価格と谷となる価格を結んだギザギザ線です。このギザギザ線の一つ一つの傾きが急で長さが長いほど価格を動かす力が大きく働いていると考えられます。

ZIGZAGの線の傾きが急であるのに上値や下値価格の更新が少ない、またはなくなった状態は相場は動意があるのに価格が動かない状態と考えられます。上値や下値価格の更新が少ない、またはなくなったことはZIGZAGの線の長さが短くなっていることで確認します。

ZIGZAGの線の傾きが周囲に比べて最も急であるのに上値や下値価格の更新が少ない、ZIGZAGの線の長さが周囲に比べて最も長いのに上値や下値価格の更新が少ないといった場合はトレンド反転の前兆となる場合が多いです。

相場の反発の予想に役立つダウ理論やエリオット波動の考えと合わせてZIGZAGの波形を確認するとより有効です。

まとめ

チャートを開いてトレンドが出ていれば、的確なタイミングでトレンドに乗りさえすれば利益が勝手に増えますが、そうした状況は長く続かず、相場の反発で大きく含み損を抱えるケースが殆どです。

為替相場の場合は特に価格変動が急展開を見せる場合が多く、特にイギリスポンドなどはそうした傾向が強い通貨で取り扱いが難しいトレード上級者向きとされています。

イギリスポンドのボラティリティの大きさは魅力ですが安定した結果を残すためには急速かつ大きな価格変動を伴う相場の反発を適切に判断することが重要とされています。

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