株式投資

個人投資家達が選んだ優れた損切り方法4選

株式投資のみならず先物や為替、商品など他すべての取引(投資)において共通しているのが損切りという行為です。この損切り行為は一見簡単そうで実はとても難しく新参投資家はもちろん熟練の投資家でも完全に理解していない人や上手に扱えない人は少なくありません。

この損切りが上手い人は良い結果を残している人が多いのも事実。極端な話、損切りのスキルを上げると投資の成績も向上するのです。今回は私や私の仲間達が実際に使用している損切りの方法を一挙にご紹介いたします!

そういえば損切りは、損したら売るって思っていませんか?それが損切りに違いはありませんが、典型的な下手な損切りです。もしあなたが何も考えずに損切りしているのなら、これからご紹介する損切り方法を実践に活用することで投資成績を向上するかもしれません。

DD(ドローダウン)

ドローダウンはシステムトレードを検証する際やオプション取引における合成オプションなど様々な戦略に応じて設定が求められてくる損切り価格です。例えばほぼ確実に利益が出る!IPO投資デビュー!でご紹介する投資法では検証期間で過去最も大きく損失した銘柄の瞬間最高安値が-6.0%でした。ですので-6.0%がドローダウンとなります。

即ちドローダウンは見込まれる損失額の最大値を設定することです。

万が一でもこのドローダウンの値を運用中に更新するような場面に遭遇した場合それが対象マーケットが大きな影響(例えばリーマンショックやギリシャショックなど)を受けるような事象が発生していなければ早急に再検証を行う必要があります。

それは検証期間が短い場合や計算方法が間違っている可能性などが挙げられます。そしていずれにせよ更新幅によってはポジションを整理(決済)する必要が出てきてしまいます。それほどまでにこのドローダウンは重要な項目として投資家から見られています。

ドローダウン:検証期間中に発生した最安値のことで、これの最大値または平均値、中央値などを損切り価格に採用する。

買値-〇〇tick下

とてもシンプルな損切り設定です。例えば自分が買った(あるいは売った)価格の10Tick下(あるいは上)で損切りすると事前に自分の中で決めておきます。デイトレであれば利益にならず10tickも下に落ちるような場合これは完全に見極めが間違っています。

しかし10Tickはあくまでもデイトレにおいてで、その日全体で見ればよくある話です。スイングトレードにするならば30Tick下とか50Tick下とかで設定しなければなりません。

先輩投資家は2週間前後は最低でも保有するタイプのスイングトレーダーですが300Tick下まで保有します。ただ300Tickとなるとその銘柄の価格自体も高いものでなければならずやはり臨機応変に対応していかなければなりません。

この〇〇に当てはめる数字は対象銘柄の1日の値動きや想定保有期間などから計算する必要がありそうです。

買値-〇〇tick下:保有ポジションの値下がりが何tick下がったら売ると事前に自分の中でルールを決めること。

直近安値の更新

これは上記写真でいえば黄色矢印で買いを入れた場合、損切りは青矢印で行うものです。押し目となった部分の最安値を損切りラインに設定することでここまで下落してきた場合は大きく値を下げる可能性があり、ここで損を確定させるものです。

これはアベノミクスなどの上昇相場の時には非常に有効な戦略です。2018年末で大きく株価を下げて2019年は調整段階に入りました。2020年以降でまた大きく株価を上昇させるような場面が発生したらこの方法で利益を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

会社業績などファンダメンタル分析で株価の良し悪しを決める方であればこの損切り設定はとても良い方法だと思っています。ちなみに赤いラインは押し目前に付けた最高値でここを超えたら買い(高値抜け)としたものです。

先ほどの買いポイント以降を消したものですが、これを見ると分かりやすいです。黄色矢印の高値を超えたら買おう。と予定を立てるか指値を設定しておきます。

直近安値の更新:押し目で作られた最安値を損切りライン設定。この価格に再度到達したら損失を確定させる方法。

VWAP割れ

売買高加重平均価格のことをVWAPと言います。その日売買が成立した価格を加重平均したものです。どういうことかといえばVWAP値よりも現在の価格が高ければその日儲かった人の方が多いということ。VWAP値よりも現在の価格が安ければその日損している人の方が多いと言えるのです。

VWAP割れを損切りラインに設定するような場合はデイトレードに限ってしまいますが非常に有効な手段です。私はVWAPでは基本的に反発すると思っているので、VWAPを割れたときに損切りを確定させます。

VWAP価格の-2~3tick下にいけば損切り確定としています。VWAPはとても重要な指標ですが知らない人も意外と多く、積極的に活用して欲しいものです。

こちらのチャートで紫色のラインが薄っすらと写っていますが(黄色の矢印を参照)これがVWAPです。ご覧の通りVWAPを割れると大きく値を下げています。しかし真ん中ではVWAPラインを意識して何度も反発している様子も見て分かります。

この様にVWAPは反発ラインとして投資家から見られています。それを割るような場面では大きな下落を予感させてしまうのです。しかし-1tickくらいは割と多いので-2tickでVWAP割れとする方がいいでしょう。

VWAP割れ:VWAP価格の2tick下で損切り

今回ご紹介した4つの損切り項目はどれも実用性のあるオススメ損切りラインです。記事中でも紹介しましたがそれぞれの損切りには相性があります。システムトレード向けであったりデイトレード向け、スイング向けなど。

例えばVWAP割れを中長期保有予定のスイングトレードで行う場合、この損切り設定の相性は合わず上手く利益を伸ばすことは出来ないはずです。しかし直近安値やDDにするだけでも利益率は向上すると思います。

この様に自身の投資戦略と予定している損切り設定との相性が良いかは事前に確認の上で投資するとよりいいでしょう。是非この損切り設定を役立てて投資パフォーマンスを向上させてみてください!

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