株式投資

ゴールデンクロスとデッドクロスはもう古い!

移動平均線

ローソク足チャートを表示すると基本設定で表示されるのが短期移動平均線と中期移動平均線、長期移動平均線の3種類の線です。これら移動平均線は株価の平均値を線で結んだもので例えば日足であれば短期移動平均線は直近5営業日(当日含む)の平均価格を線で結んだものです。

この移動平均線はとてもポピュラーであることから、多くの人が取り入れているのではないかと思います。また各証券会社の証券ツールでは基本設定として最初から表示されているものの1つなので、馴染み深いものでもあります。多くの本やサイトで移動平均線が大事だと書いてあり、使ってきました。

しかし移動平均線は要らないと思っています。実際に今はもう使っていません。

過去の移動平均線の使い方

前述で移動平均線には3種類あることを話しました。短期・中期・長期です。例えば中長期移動平均線を短期移動平均線が下から上へと突き上げたときにゴールデンクロスと呼ばれ上昇を暗示させる事象が発生したり、反対に、中長期移動平均線を上から下に短期移動平均線が突き抜けた場合はデッドクロスと呼ばれ下落を暗示させると言われています。

確かに上昇チャートを見ればゴールデンクロスが起こっていますし、下落チャートを見ればデッドクロスが起こっています。しかしこれはタラレバで瞬間瞬間で捉えるとだましが発生しやすいのです。

移動平均線は定められた期間の過去の価格を平均したもので、その数値は変動します。変動するので、後々見たらその通りだったね!という場合が多いのです。

システムトレード経験者ならゴールデンクロスで買い&デッドクロスで売りというストラテジーを組んだことがあるでしょう。移動平均線が正しければゴールデンクロス(=上昇のはじめ)で買って、デッドクロス(=下落のはじめ)で売れば儲かるからです。

しかしこれは何度も挑戦しましたが、これで利益が残ることはほとんどないです。銘柄によっては相性もあるのか多少利益が残るものもありましたが、PF(プロフィットファクター)は低く、とても良い運用法と呼べません。

安易に買わないで

ゴールデンクロスが起こったから急いで買おう!とか、デッドクロスが起こったからすぐに決済(空売り)は迂闊です。ゴールデンクロスだけで買うといったことは止めたほうがいいでしょう。これは本当にもっと多くの人が知るべきことだと思います。

プロも使わない

証券会社の運用部で働く先輩方に何を見て売買しているか?で「移動平均線」とか「ゴールデンクロス」といった言葉を聞いたことは1度もありません。移動平均線と少し似ているVWAPを使用している人は大勢いますが、移動平均線を単独で使用しているといった人はいませんでした。

株式投資で生計を立てるプロが使わない投資法を使うメリットとはなんでしょうか?自分自身の移動平均線を使用してきた経験も加味して考えると、売買しても大した利益にならないことを指している気がしています。

移動平均線の使い方(最新版)

冒頭にある通り、いまはもう移動平均線を使ってはいませんがテクニカル分析する際に併せて見る場合があります。例えばボリンジャーバンドを使用するときの利益確定ポイントに移動平均線を重ねて、短期移動平均線を下に抜けたら利益または損失を確定させる。といった使い方をする場合があります。

この時、ボリンジャーバンドの+2σを使う場合もありますが短期移動平均線を使った方がいい場合もあります。これは銘柄によって合う合わないがあり一概には言えませんがその合う合わないを調べる際にも使用しています。

この様に他のストラテジーと一緒に合わせて使用する場合に使うのは良いと思いますが、恒常的に使用するものではないと考えています。また短期・中期・長期でいえば長期移動平均線がこの中では最も優れており、支持線として見られている気もします。しかし、「落ちてくるナイフはつかむな」にもありますが、下落している銘柄を売買するくらいなら、上昇する銘柄を見つけて売買する方がよっぽど無難だといえるでしょう。

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