株式投資

オプションプレミアムの価格の決定要素

5つの価値

オプション取引におけるプレミアムの価格を決める要素は全部で5種類あります。この5種類は本質的価値と時間的価値に分類することが出来ます。プレミアムの価格は本質的価値と時間的価値を足すことで算出することが出来ますが、それぞれを細分化することで下記の表の通りになります。

金利は価格に影響を与えるもごくごく僅かな数値ですので、あまり大差はありません。この表の内、ボラティリティと金利以外は他の記事で既出している為、この記事ではボラティリティについて触れてみます。

ボラティリティとは

先物取引やオプション取引のみならず株取引でもボラティリティが使われます。正式名称はHistorical Volatility(ヒストリカル・ボラティリティ)と呼ばれHVと略称されるか株式投資家からはHを取ってシンプルにボラティリティ呼ばれます。これは、価格の値動きの大小のことを指しており、値動きが激しい場合はボラティリティが高いと表現し、値動きも無く、平坦な場合はボラティリティが低いまたは無いといった表現を取ります。

この様に上昇したかと思えば下落し、また上昇するといった値動きが激しい場合はボラティリティが高い例です。この様にいつも値動きが激しい株やその時点でたまたまボラティリティが高い場合にはその株のことをハイ・ボラティリティ株(相場)などと言います。

反対に、値動きがどっちつかずの場合は、ボラティリティが無い為、上手く利益をあげることが出来ません。こういった銘柄をむやみに取引すると株では損失してしまうことも多くオススメできませんが、オプション取引では平坦でも利益をあげることが出来ます。

ボラティリティが高いと、原資産の価格も大きく影響します。最近の日経平均先物はまさにボラティリティが高い状態です。

ボラティリティの高い状態が続くと、オプションのプレミアムの価格はどんどんと高くなっていきます。逆にボラティリティが無いとオプションのプレミアムの価格も減額されていきます。

値動きが無い状態というのはそれだけリスクが減少する為にあまり大きくポジションを開ける必要もないということからボラティリティが高い状態と比べて簡単であるといえます。それ故、プレミアムの価格も下がるということです。

Implied Volatility(IV)

ボラティリティにはHVの他にもIVがあります。IVとはオプショントレーダーが使う言葉で株式投資家にはあまり馴染みがありません。IVはブラック・ショールズ・モデルと呼ばれるオプションの理論値を算出する公式を使うもので、オプションの価格や残存日数などを使って計算します。そして、IVは将来の変動率を予測するためのものです。

オプション取引は将来の価格を予測する取引なので、ボラティリティも将来のボラティリティを使用します。(HVは過去の変動率を用いて計算されるもの)IVは、原資産価格が将来どれほどの値動きとなるか?という議題について市場に参加している各オプショントレーダー達がどう考えているかが分かる数値ということになります。

オプショントレーダー達が今後大きく変動するだろうと予想している場合は、IVも高くなり逆に値動きはあまり起こらないだろうと思っているときはIVも低くなっていきます。

SBI証券 投資情報より ※口座開設後に閲覧可能

ただしIVは既に計算されたものが証券会社の分析ツールによって表示されている為、計算式などは覚える必要は無く、その意味を理解していれば問題ありません。

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