株式投資

オプション取引のプレミアムが決まる理由

価値の状態

オプションにはその価格ごとに応じて状態が付けられます。この状態は既に価値のある状態であるイン・ザ・マネーと、オプションの価値と市場の価値が同等のアット・ザ・マネー、最後はオプションの価値が市場の価値よりも下の状態にあるアウト・オブ・ザ・マネーの3種類があります。

In The Money(ITM)

イン・ザ・マネーは、オプションの価値が市場の価値よりも高い場合に付けられます。例えば日経平均先物の価格が23,000円の時に、日経平均先物を22,000円で買えるコールオプションを持っている場合、そのオプションはITM状態にあると言えます。

ITM状態にある場合、プレミアム(オプションを売買する際の手数料)は当然、高いです。安く買える権利なので、その値段が乖離していればしている程、高額です。特にITMは既に利益となるオプションになるわけなので、このことは本質的価値を持っていると言われます。つまり本質的価値はイン・ザ・マネーしか持っていません。本質的価値の計算方法は、市場価格からオプションの価格を引くことで計算できます。

At The Money(ATM)

アット・ザ・マネーは、オプションの価値が市場の価値と同等の場合に付けられます。例えば日経平均先物の価格が23,000円の時に、日経平均先物を23,000円で買えるコールオプションにはATMが付けられます。

ATM状態でもプレミアムの値段は付けられます。これらの状態はプレミアムの値段は鑑みずに計算されます。

Out Of The Money(OTM)

アウト・オブ・ザ・マネーは、オプションの価値が市場の価値よりも低い場合に付けられます。例えば日経平均先物の価格が23,000円の時に、日経平均先物を24,000円で買えるコールオプションは何の意味も持たないゴミ同然ですから、OTM状態にあるといえるわけです。

この3つの価値の状態は、オプション取引を行う上でとても重要なので、しっかりと覚えておきましょう。Iは利益状態、Aは真ん中、Oは損失状態と覚えましょう。

時間的価値

これは満期までの期間が長ければ長い程、その価値は高くなります。また時間的価値はITMのみならず、ATMやOTMを含めた3つが既に持っています。時間的価値は時間の経過と共に徐々に減額されていき、期日には瞬時にゼロとなります。

どういうことかというと、株式投資経験者でも未経験者でも明日の日経平均株価を予想してくださいと言われれば、大体の金額は分かるか正解に近い金額は出せるはずです。しかし、来月の日経平均株価の値段を予想してくださいと言われても経験者でさえ正確な数字はもちろん正解に近い金額を出すことさえも簡単なことではありません。

つまり時間が長ければ長いほど、問題の難易度は上昇する為に、それに伴い時間的価値も上昇していくのです。

仮に現在、OTM状態にあったとしても株価が大きく動いて将来的にはITMに変わる可能性はあります。その為、時間的価値は全てのオプションが持っており満期期日までその価値は継続するのです。

つまりプレミアムの価格は、本質的価値と時間的価値の2つで構成されており、本質的価値を唯一持っているITMのプレミアムは高くなってきます

プレミアムの計算 ITM ATM OTM
本質的価値 × ×
時間的価値

時間的価値を使った運用方法

OTM状態のオプションを売った場合、すぐにプレミアムの受取りが可能です。OTM状態のプレミアムの価値を決めているのは、時間的価値のみです。また時間的価値は時間の経過と共に価値が減少する為、反対決済するまでに最初に受け取ったプレミアムよりも低い金額であれば差額を儲けとすることが出来るのです。

合わせて読みたい