株式投資

オプションを使うと少し先の将来がわかる!

オプションとは

先物オプション取引は、デリバティブに該当します。原資産という対象物を決められた日時に、決められた価格で売買する権利を売買するものです。この権利を売買するという少しややこしい点が難しいと頭を抱えてしまう方が多いですが、あまり難しく考えないで大丈夫です。簡単な仮定の話をします。

例えば、いま仕入れるだけのお金が無いけど1ヶ月後に松茸を販売したいと考える腹黒八百屋の店主Aさんがいました。しかし松茸を仕入するお金が現状ありません。ここでお店にきたお客様に「松茸を仕入れたら、いくらの値が付いても、この松茸引換券と交換するよ」と言って引換券を1枚8,000円で販売しました。

お客様の1人が松茸引換券を1枚購入し、1ヶ月後に腹黒八百屋に行くと、松茸が売られていました。しかし今年は豊作だったらしく、1つ5,000円で売られていました。松茸引換券との交換は出来ますが、最初に買った松茸引換券の金額は8,000円なので3,000円のマイナスです。

今度は逆の場合です。今年は松茸が不作だったことが原因の為、1つ20,000円で売られていました。この場合、松茸引換券に払った金額は8,000円なので、12,000円分の利益(お得)となる訳です。

この様に、将来の価格がいくらになるかは分からないけど、自分が予想する価格で指定して買えるのがオプション取引です。そして買う側(今回の話ではお客様)の損失は限定されるのです。

実際のオプション取引とは少し異なりますが、イメージはこの様なところで構いません。大事なことは権利を売買するというところです。

オプションの種類はたったの2種類です。コールオプションとプットオプションだけ。この2つを売買するので、コールオプションを買うか売るか、プットオプションを買うか売るかの4パターンしかありません。なので、とてもシンプルです。コールオプションは買う権利、プットオプションは売る権利です。それぞれ例え話を踏まえながら詳しく解説していきます。

コールオプション

ここからは実践に沿った話にしていきます。コールオプションとは、ある物(例えば日経平均先物)を決められた日時で決められた価格で買う権利を言います。

例えば上記画像で言うと、2018年11月09日に日経平均先物を23,500円で買う権利が140円で売買可能という意味です。なぜ09日なのかというと、オプション市場でいう月末はSQ日という指定日になっています。SQ日は毎月第2週目の金曜日ですので、2018年11月の第2週目の金曜日は09日なので、11月09日になります。

仮に、2018年11月09日の日経平均先物価格が24,000円でも極端に言えば30,000円でも23,500円で買うことが出来ます。つまりは差額が利益です。前者なら500円、後者なら6,500円ですが、単位が1,000倍なので前者では500,000円の利益、後者では6,500,000円の利益ということです。但し、23,500円で買う権利を買う為に、140(140,000)円を支払っているので、これを差し引いた金額が総損益です。

次に日経平均先物価格が23,500円を下回った場合ですが、これは22,000円になろうが10,000円になろうが損失は最初に支払った140(140,000)円に限定されます。権利は義務ではないので、行使するかしないかは権利者に委ねられます。つまりこの場合は権利を放棄すればいいのです。

この様に、オプションの買い手側は損失限定・利益無限大の性質を持っています。但しオプションの買い手が利益を取る確率はとっても低いです。

売り手側

次にコールオプションを売る場合についてみていきます。空売り同様に、オプションは持っていないけど売ることが出来ます。但し、売ったオプション(権利)を買い手側が「使いたい」と行使した場合はその請求に応じなければならない義務を負います。つまりは約束を交わすのです。

先ほどの画像をもう1度見ていきましょう。

買い手側は140(140,000)円を支払って23,500円で日経平均先物を買う権利を買いました。これの売り手側が今回の主役です。

売り手側は140(140,000)円を貰う代わりに、11月のSQ日に日経平均先物価格がいくらの値段になっていても買い手側が権利を行使したらそれに必ず応じなければなりません。先ほどの例同様に、24,000円にまで先物価格が上昇してしまえば約5000,000円の損失を負ってしまいます。但し、売った時点で140,000円を貰っているため実際の総損失は約360,000円です。

つまり、売り手側は利益限定・損失無限大の性質を持っており、買い手側の全くの逆です。ただし売り手側はとっても利益になる確率が高く、滅多に損失しません。

しかし滅多に損失しないからといって安易にオプションを売り続けるのは極めて危険な行為でオススメはできません。オプションの売り手側が損失する際は、これまで積み上げてきた利益を全て消失してしまう程の損失になる場合が多く、適当な考えでの売りは避けるべきです。

プットオプション

コールオプションの反対がプットオプションです。コールオプションは買う権利でしたが、プットオプションは売る権利です。買い手側・売り手側の考え方はコールオプションと全く同じなので、省略しますが、プットオプションの2018年11月のオプション価格をみていきましょう。

1,200(1,200,000)円です!限月(時期)や価格(23,500)は同じです。この写真を撮影した日は10月のSQ日が終わってからなので、この時点では多くのオプショントレーダーが株式市場は今後下がると見込んでいる訳です。

日経平均先物価格も22,570円ですので、この時点で既に23,500円で日経平均先物を売れるプットオプションには多くの価値が付いています。

この様に、日経平均先物価格とコールオプション・プットオプションの値段を見比べるだけでも今後の株式市場の見通しがある程度は立てることが出来ます。オプショントレードはとても難しいので、安易な売買は本当にオススメいたしません。

しかし勉強すれば少額運用で高い利益が狙えるのも事実です。筆者もオプションを使って運用している為、今後もオプションを絡めた記事を更新していきます!

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