株式投資

株式投資を始める前に抑えておきたい3つのポイント

儲けたいなら中長期保有は不向き

株式投資を始める際に先ずは前提を決めましょう。「保有期間は?」「どれだけのお金を投資するの?」「どれぐらいの時間を掛けるの?」「どれだけの利益を求める?」この4つを先ずは考えてみてください。株式取引は短期での売買と長期での売買では取引する銘柄も違えば運用方法も全く異なります。

短期の感覚で長期投資を行えば失敗する可能性は極めて高く、反対も同じです。先ずは株式を保有する期間を決めましょう。極端に言えばデイトレーダーになるのか長期視野で資産形成を目的とするのかです。

資産を大きく増やしたいという気でいるならば、中長期保有はオススメできません。迷わず短期保有をオススメします。なぜかといえば答えは簡単です。例えば、最近で言えばKlabが良い例です。

Klab<3656>は、2017年2月は1株あたり600円台でしたがその後高騰し、2017年7月には2,400円弱まで株価が高騰しています。ところがその後は利益確定売りなどによって株価は下落していき2018年8月には900円台まで株価は落ち込みました。

タラレバですが、7月に決済しておけば資産は4倍になっていました。しかし長期保有してしまったばかりに資産は1.5倍と前者と比較すればかなりパフォーマンスは落ちています。これはKlab<3656>に限ったことではなく、多くの銘柄にこういった傾向が見られます。ニトリ<9843>の様に株価が延々と右肩上がりというのは非常に稀だということを頭に入れておきましょう。

即ち、「とにかく稼ぎたい!」、「儲けたい!」という気持ちが第1にくるのであれば短期での売買がオススメです。それは即日決済や数週間決済などを意味しています。

中長期保有は多額の資金で安定がオススメ

筆者は周囲から株式投資に関するアドバイスを求められることが多いですが、1,000万円以上の大きな資金を動かせる方や利回りよりも安定性を求める方には中長期保有をオススメしています。

投資する資金が多ければ多い程、当然値下がりした際に失う資金額も多いです。その為、大きな金額を動かせるのであれば、大きな利回りよりも小さな値幅変動のものや安定性を重視した運用プラン、特に様々な投資対象を組み合わせたポートフォリオを作成することがベストです。もちろんそれでも絶対に儲かるという補償はありませんが、とても安定的で多くの富裕層が取り入れている資産形成方法の1つです。

ポートフォリオは、様々な投資対象をパッケージ化したもの

分散投資という言葉を聞いたことはありますか?1,000万円をすべて現物株に投資した場合、リーマンショックの様な世界的に経済への悪影響を与える事象が発生すると、多くの場合で大きな損失を被ってしまいます。

ところが景気にあまり影響を受けない国債にも投資したり、様々な為替に投資するといった複数の投資対象へ1度に投資することでリスクを分散することが出来ます。一般的に、株式の割合を多くすればするほどポートフォリオとしてのリスクリターンは高くなる傾向にあり、国債を多くすればするほどリスクリターンは低くなります。

こういったポートフォリオを作成する場合、数千万円、数億円規模の富裕層であれば金融機関で個別の担当者が付いて作成してくれる場合もあるようです。

余剰資金の範囲内で投資すること

これは短期間でも長期間でも同じことが言えます。必ず、余剰資金の範疇で取引を行ってください。全財産全てを投資することは例えローリスクローリターンの堅い運用方法であってもオススメはできません。株式投資のみならず、投資は常に損失リスクが備わっているものです。最悪、全て失っても生活に困ることの無い金額で取引を行うことが重要です。

これは実際に投資してみると分かることですが、筆者は当初、学生だった為、全財産を株式投資に投資した経験があります。そこで評価損で1%でも下落するとこの世の終わりの様な気持ちになってしまいます。常に手に汗を握ってしまい冷静な判断が出来なくなります。評価損の状態が-1%、-2%と続くとその恐怖から逃げたいという心理が働きなかなか損切りが出来なくなってしまいます。しかし反対に、評価益になるとすぐに楽になりたいという気持ちから早い段階で決済してしまいます。

つまり利小損大が出来上がってしまうので、例え最初の内は勝ち続けて利益を重ねていても、いずれくる大きな損失で全ての利益は失われるばかりかマイナスにまで落ち込んでしまうこともあります。

そこで無くなっても構わない程度の余剰資金で行うと、評価損が出ても自分自身のルールに沿った判断が出来る為、損切りも徹底できますし、含み益でも高い位置で利確が可能になってきます。これは利大損小の図が出来上がる為、結果、全財産で投資するよりも少ない余剰資金で投資した方が利益は多くなる傾向にあるのです。

証券会社でも余剰資金の範囲内での投資を推奨しています。証券会社としては大きな資金で取引していただいた方が徴収できる手数料は多くなりますが、その状態が続かないと分かっているので、自分自身の余裕を超えた取引を推奨していないのです。

必ず、余裕資金の範囲内で取引するようにしましょう!

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