株式投資

毎年業績の上がる会社の株価はどうなる?

ニトリは30年以上も増収増益を継続させている

日本を代表とする増益企業に全国で格安家具を販売しているニトリホールディングス<9843>があります。同社は上場後継続的な株価上昇を成功させており、上場から今なお右肩上がりの会社です。(2018年10月現在)

ニトリは2002年に東京証券取引所一部に株式を上場させた当時の株価は1株あたり981.2円でした。現在の株価と比較すると16倍だが、同社は06年と14年に2度に渡る株式分割を行っている。株式分割とは、投資家が株を買いやすい様に株価を半分にすること。

例えば、100円の株を300株保有している場合を例にすると、50円にする代わりに保有株数を600株まで増やしてくれる。資産額に変動はないが、買い求めやすくなったことでこれまで買い渋っていた個人投資家が目を付けて買い出す為、株価が上昇する可能性がある。上場当時とは言わないが、早くから同社の株を保有していれば巨額の富を形成できた可能性は高い。

1年間保有で利益

筆者が驚いたのはこれだけではない。ニトリの株は2013年から現在に至るまで、年始に株を買って、年末まで持っておけば儲かっていることだ。仮に5年前の14年の年始では5,060円だったが14年末は6,480円、15年末は10,230円、16年末は13,360円、17年末は16,065円と年々増加していることが分かる。

ニトリの成長理由

同社の似鳥 昭雄会長は社員育成に力を入れており、定期的に社員との交流を続けコミュニケーションを取っている。従業員同士の信頼も高く、ストックオプション制度も導入していることで社員の士気も高い。長く働けば働く程、資産は着実に形成されている。

会長自身が1972年当時に「2002年には100店舗を展開し、売上高は1,000億円にする。」という戦略を掲げ、2003年に目標を達成。そしてその際、「2022年には1,000店舗を展開し、売上高は1兆円」と「2032年には3,000店舗を展開し、売上高は3兆円」という目標を掲げている。

1972年当時は、まだ2店舗のベンチャー企業だったことを考えるとより会長の凄さが伺える。2018年現在でも順調に会社は成長しており、2022年の目標に届く勢いだ。このまま増益が続き、目標達成率も年々増加すれば同社の株価は更に上昇する可能性も高いといえる。

ニトリだけではない

増益を続ける会社はニトリだけではない。食品を中心とした小売業で有名なヤオコー<8279>や日用雑貨や家電、食料品など多くの商品を取り扱うドンキホーテホールディングス<7532>や学習塾経営及び教材の編集から製本の工程全てを行うステップ<9795>など数十社ほどの企業が存在する。

ではこれら企業の株価はニトリ同様に増加しているのかを調べてみた。

対象企業はニトリホールディングス、ヤオコー、オービック、ドンキホーテホールディングス、ステップ、ディーブイエックス、GMOベイメントゲートウェイ、イー・ギャランティ、ローソン、エービーシー・マート、アークランドサービスホールディングス、ZOZO、ハイデイ日高、イチネンホールディングス、SMS、イオンディライト、カカクコム、ツルハホールディングス、ダイイチ、大研医器、ミロク情報サービス、ベルク、北陸電気工事、ラクーン、ヒト・コミュニケーションズ、フォーバル、大東建託、コシダカホールディングス、カルビー、ルネサンスの合計30社

全社株価上昇という結果に

当然といえば当然だが、実はすごいことである。これら30社全ての株価が右肩上がりだった。計測期間は2013年1月~2017年12月末まで。2018年はまだ3ヶ月残っている為、2019年にまた再計測することにした。

計測方法は年始に買って、年末に売った場合どうなるか?ローソク足の四半期足で、始値と終値でデータを集めている。2013年は全ての会社が株価上昇、2014年は25社が株価上昇、5社が下落、2015年は28社が上昇、2社が下落、2016年が最も悪く、半分の15社が上昇、15社が下落、2017年は24社が上昇し、6社が下落という結果となった。

伸び率を平均すると、全ての年で上昇している。つまり上記の銘柄を全てセットにして買っていればどのタイミングで買っていても利益だったことになるし、保有期間が長ければ長い程利益率も高い。

トランプ大統領勝利の年

2016年は1月から2月半ばまでの短期間で日経平均株価が4,000円近くの大暴落を期している。その後、横ばいが続き、半年ほど掛けて元の金額まで回復した形になっている。暴落していることと、回復までに時間が掛かったことで投資家達の手仕舞い売りを招いたものと思われる。

2016年に株価下落した企業を除き、且つ、5年間のトータル上昇率が100%を割っているものを省いた以下の企業が以下の通り。

 ニトリ 9843
 ドンキ 7532
 ステップ 9795
 ディーブイエックス 3079
 ZOZO 3092
 SMS 2175
 ツルハHD 3391
 ミクロ情報サービス 9928
 ベルク 9974
 ヒト・コミュニケーションズ 3654
 フォーバル 8275
 大東建託 1878
 ルネサンス 2378

今後、会員限定記事では、これらを含めた増益企業株を中心としたバスケット投資を掲載していきます。30社のみならずもう少し増益企業を広げてみて、増益率や成長率などから割り出した企業をセットとしていきます。1年間の平均利益率は脅威の39.3%だった。2017年の終値で考えると必要資金は約850万円。当然、個々の株価はバラバラなので、平均利益率を必要資金に掛ける訳では無いが、上昇見込みは強い様にも伺える。

また、そのバスケット投資の損益経過も掲載していきますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。バスケット投資を真似して実践することは問題ありませんが、その際に発生する損益のすべては投資者自身の損益であり、BuzzBullは一切の責任を持ちかねますので、予めご了承ください。

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