経済

ニュースでよく見る「GDP」ってなに?

GDPを見ると国の経済規模が分かる!

GDPとは、「国内総生産」という意味を持っています。国内で一定期間(約1年間)におけるモノやサービスから生まれた価値の総額を表しています。つまりはGDPを見ると国がどれだけ儲かったかが分かることから、GDPは経済の大きさや規模を一目でわかるようにできています。これを多諸国のGDPと比較することで、経済規模の大小が簡単に比較することが出来るのです。

世界のGDPランキングでは、1位が「アメリカ」となっており世界全体の約1/4を占めています。アメリカは世界長者番付でトップ10位のなかに7人も含まれていることからも分かる通り、経済の最先端を常に走っています。特にIT企業(AmazonやMicrosoft、FaceBook)の成長が牽引していると思われます。

2位には世界で最も人口の多い国「中国」がランクイン。中国は食品や製造業の輸出を行うことで大きく成長しました。現在も多くの中国産が世界をシェアしておりアメリカの次にGDPの高い国となりましたが、近年ではGDPも減少傾向にあります。

そして3位に「日本」が入ってきます。しかし名目GDPでは中国の半分以下と大差を付けられており、4位のドイツは日本に追いつく勢いです。日本は少子高齢化が引き金で生産年齢人口も年々減少しています。高齢化に伴う社会保障の増加と労働力の減少が経済規模を更に縮小させるといわれています。政府は直ぐにでもこの課題を打破しなければなりません。また前年度のGDPと今年度のGDPを比較することで経済成長率を求めることが可能です。

一人当たりGDPで裕福度が分かる

GDPは【民需】【政府支出】【貿易収支】の3つを合計することで算出することが出来ます。民需は個人あたりの生活支出が含まれる為、単純にGDPは国民の数が多ければ多いほどその金額を大きくします。

そこで国民1人あたりでGDPを割った数が「1人当たりGDP」です。1人当たりのGDPを見ることで国民が毎年どれだけ稼いで、どれだけ使うかの裕福度が分かるようになります。ここで、国民の数が世界一の中国を見ると、1人当たりGDPはなんと74位と先ほどの世界2位から大幅にランクダウンしています。これは中国の貧富の格差が招いていると思われます。一方で上位はルクセンブルク、スイス、マカオなどが並びます。アメリカは8位で日本は25位です。(2017年データ)

ルクセンブルクは1992年から現在まで世界1位を獲得していますが、ルクセンブルクは非常に小さな国です。GDPは約624億USDで人口は約59万人です。これは日本の岐阜県の県内総生産(都道府県毎のGDP)とほぼ同額で、人口数は鳥取県に近い人数です。

ルクセンブルクは、国内に外資系大企業を誘致することで自国企業の成長を加速させることに成功。現在では富裕層を対象としたプライベートバンキングサービスを行う中心国として確立しています。こうした経済努力が国民の裕福度に反映されています。

名目GDPと実質GDP

GDPには2種類あり、名目GDPと実質GDPに分かれています。2つに分けた理由としては、GDPは【民需】と【政府支出】、【貿易収支】で構成されていることからも分かる通り、経済そのものが上昇しなくても、物価が上昇しただけでGDPは上昇してしまいます。そこで真実の価値を見出す為に名目GDPから物価変動率を取り除いたものが実質GDPになってきます。ですので、実質GDPのほうが大事だといえます。

GDPは【国内】総生産ですから、国内1つで考えられるのに対し、GNPは【国民】総生産です。国内で考えられることというのも注意してみていきましょう。

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