原油

OPECがその力を見せつけたオイルショック

第一次オイルショック

1973年10月6日に起きた第4次中東戦争の勃発に伴いOPECが21%もの原油価格の引き上げを行ったばかりでなく原油の減産やイスラエル支援国への禁輸を断行しました。更に翌年1月から原油価格を2倍にすることを決定させたのです。

日本もイスラエル支援国家とされる可能性があったことから当時、日本にも原油の輸入が困難になる可能性があることを国家は国民に事前説明。これにより国民はパニックを起こし原油から作られると思われたトイレットペーパーやちり紙(実際には関係ない)や灯油などの価格が高騰。これに便乗する形で様々な商品の価格が値上げされたのです。

国ではガソリンや灯油の使用に制限を掛けたり、様々な商品への購入規制を設け出したことから国民は国家が本気でまずい状況になってしまったと考えてパニック状態になったのです。

第二次オイルショック

1978年10月にはOPEC加盟国でもあるイランで革命が起こりイラン国内での石油生産を中断したことでストライキが発生しました。日本ではイランからの原油輸入に頼っていたため再びパニックになったのです。更に追い打ちをかけるべくOPECが翌年より段階を分けて合計14%以上の値上げを発表。これに加えてアメリカの石油需要の拡大で石油価格は暴騰。上昇の波が上昇の波を生むきっかけとなり、原油価格が高騰したのです。

石油依存

中東諸国の原油を先進国が依存していることがオイルショックから見えてきました。オイルショックを教訓にして原子力発電所や風力発電などの代替エネルギーの活用を積極的に取り入れるようになったばかりでなく人々が省エネを心掛ける様にもなったのはこのころからでした。

2004年にはBRICsの経済発展に伴う原油需要の増加(後に原油価格の下落に繋がるのもここ)や先物取引による投機資金の流入などがあげられます。これを受けて第3次オイルショックが発生しましたが、これまでの教訓から日本ではあまり影響を受けずにその存在を知らない人も多いです。

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