証券会社のCFD取引で手数料が無料な理由とは

CFD取引とは
CFDとはContract for Differenceの略称で金融商品やその他金融派生商品を差金決済による証拠金取引で売買が可能なもので国内の金融商品のみならず海外の様々な商品に投資できることからCFD取引を商品取引と呼ぶこともあります。
証拠金取引とは証券会社に一定の資金を担保することによってそれ以上の投資を可能にしたものです。よくいうレバレッジ取引と同じです。

CFD口座のある証券会社一覧
実はCFD取引のできる証券会社は数多くあります。多くの投資家は株式投資かFXに流れる傾向にあり1つの金融商品に専念する方が多くCFDまで手が回らない方が多い印象です。
- GMOクリック証券
- DMM.com証券
- IG証券
- サクソバンク証券
- SBI証券
- マネックス証券
- 岡三オンライン証券
- KOYO証券
- コスモ証券
- 岩井証券
- 楽天証券
- 大和証券
その他多数、順不同
株や先物オプションでは手数料に大きな差が無い印象ですがCFDはとても大きな違いが各社によって出ています。
例えばDMM.com証券では特に人気の高い7銘柄に絞って更に24時間質問対応することで取引初心者をターゲットにしています。GMOクリック証券では取扱う会社の数が少ない米国VIが取引出来ますし、IG証券ではDMM.com証券とは対照的に約1万銘柄と集められるだけ集める会社もあります。
そして証券会社の中にはCFD取引は手数料無料という会社があります。そうです。実はボランティアでCFDサービスを行っているのです。(嘘です)
手数料が無料になる理由
CFDにはスプレッドと呼ばれる価格差が常に発生しています。下の写真では空売りしたいと思ったらBIDを選択。買いたいと思ったらASKを選択しますが、BIDで入った人はASKで決済しなければなりません。また反対にASKで入った人はBIDで決済しないといけません。

時間が止まっているとしてASK18.59ドルで購入しました。でも18.54ドル(BID価格)でしか売れないのでこの場合0.05ドルの損失が発生します。この0.05ドルを受け取る相手が証券会社になってきます。
つまり証券会社は投資家がどれだけ儲けようともどれだけ損しようとも自社の利益は一定なんです。自社利益が一定なのでより平等に接してくれますし損失よりも利益を取って自社のファンになって欲しいのでサービスも良いのです。
中長期的保有で考えればこの価格差(スプレッド)は全く気になりません。