CFD,原油

原油相場は実体経済を反映させる非常に優秀な指標

現時点で原油が一時11.4ドルの安値を記録しました。1999年以来の実に約21年ぶりの安値を記録。正直、想定の範囲外を大きく超えた暴落に戸惑いを隠せません。

間もなく限界

  • 原油貯蔵庫は満杯状態
  • 原油1リットルあたり9円以下

原油を貯蔵しておくタンクの容量が限界に近付いていると懸念が高まっている様子をBloombergが報じました。現在の原油価格は1ℓあたり9円以下となっており、一部市場からは「タダ同然」という声も聞こえています。

アメリカ・オクラホマ州クッシングでは3月頭から在庫量が50%も増加しており。ニュージーランド銀行の見解では「年後半に回復期待」としている。あくまでも期待であり、可能性であることを含ませた回答にやや不安も残ります。

愚直過ぎる?

  • 原油価格は政府が介入し難い
  • 実体経済が反映されやすい?

日経平均株価やニューヨークダウ平均株価等の国の経済価値を示す指数は割とコントロールが可能です。日本銀行が大量の資金でETFを購入することで買い支えることが出来るし、アメリカも金融緩和策を講じることで投資家を誘うことが出来ます。

しかし原油などの商品はそういった対策も打ちづらいのが現状。実際に史上最高とも言える減産対応を行うも投資家の懸念感を拭うことが出来ずに下落している。それがいま原油価格に顕著に表れています。

https://chartpark.com/wti.html

これほどまでの暴落を目にする機会はもうこの先無いかもしれません。それ程までに原油価格の、この価格は歴史的な暴落です。

それだけか?

  • 経済が停止状態にある故に原油を必要としない世界
  • 原油を使わないから原油価格が下落

原油が下落している理由は原油を必要としない世の中になってしまっているから。新型コロナウィルスの影響で経済が事実上の停止状態。陸を見れば車は走っておらず、空を見ても飛行機が飛んでいない。ガソリンを必要としない状況だから原油を処理出来ない。

そう思われているし、筆者もそう思っていました。でも本当にそれだけでここまで下落するのでしょうか?1つの理由は、冒頭でも記載してある通り、貯蔵施設が満杯であることも理由にあるでしょう。

原油を溜めておく場所が無い。これは立派な下落要因。でもまだあると思います。それを考察・・・。

米沙露の関係性

  • ロシアが協調しないことでサウジアラビアが暴走
  • サウジアラビアが減産ではなく、増産し価格も割引くなど暴走
  • 原油の市場シェア1位はサウジアラビアではなく、アメリカ

そもそも原油価格の下落はOPEC+のいざこざが発端です。当初はサウジアラビアも減産して原油価格を高値で維持していこうとしていました。ところがロシアがサウジアラビアの減産案を拒否し、結局そのまま平行線で時間だけが経過してしまいました。

結局、減産が出来ず、4月以降はそれぞれ自由生産という話になりました。サウジアラビアとしては市場シェアをアメリカに奪われていますし、原油で勝たないと他で勝つことが難しいことから暴走し始めます。

サウジアラビアの暴走は原油を増産し、更に販売価格を下げることで原油価格の暴落を誘いました。サウジアラビアとしては薄利多売に持って行った方がアメリカに勝てる見込が強い為です。

これによって原油価格の下落が起こったのです。

ロシアが悪いか?

  • そもそもアメリカが増産し続けていた
  • 滅茶苦茶な状況でもアメリカは主導権を握りたがる
  • 3ヵ国が互いに譲り合おうとしない

減産合意で進む中でロシアが意を唱えたことでサウジアラビアが暴走しました。暴走したサウジアラビアも悪いですが、協調しなかったロシアも責任がある様に思えます。

じゃあなぜロシアが協調しなかったというと、これまで産油国が揃って減産の方向で進んでいたのにその横でアメリカが好き勝手に増産していたことを根に持っていたのです。

>>> 速報|原油一時決済を推奨!急反発の理由とは?

上記リンク先でもお伝えしましたが、4月3日にトランプ大統領がロシアのプーチン大統領とサウジアラビアのクラウンプリンスに電話して、1,000万バレルの削減に期待する。としたツイートを発信しています。

この期に及んでアメリカがまだ主導権を握ろうとしている訳です。今すべきことはアメリカが減産に応じ、もう一度産油国で減産調整に入らなければならないでしょう。1番暴走しているのはアメリカなんです。

年後半に期待

  • 原油上昇の起爆剤はコロナウィルスの終息が1番

事態の終息の起爆剤はやはり新型コロナウィルスの終息。これの期待されている時期が年後半で、恐らく8月頃。7月頃から徐々に回復基調となり上昇に向かうのではないかと推測しています。

6月の日経平均株価予想

次のメジャーSQ月となる6月の日経平均株価の終値は18,000円~19,000円の価格帯で終わるのではないかとみています。大手証券会社のアナリスト達はこぞって21,000円以上を予測していますが、そこまで上昇するには決定打が必要。現時点ではまだそこまでの材料は見当たりません。

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