先物オプション,詳しく学ぶ

先物オプション取引の仕組みを世界一分かりやすく徹底解説!【初心者向け】

2017年頃から先物オプション取引が個人の間でも注目されるようになってきました。そこで本記事では個人投資家として先物オプションの取引経験が6年以上ある筆者が初心者にとって分かりやすく解説いたします。既に先物オプション取引を行っている人には少し退屈な記事となってしまいます。

本記事で学べる内容

➢ 先物オプションとは?

➢ 先物オプションの仕組みが分かる!

著者Profile

大学を卒業後、金融機関のエクイティ部に所属。証券株式や先物オプションなど様々な金融商品を自己勘定取引によってディール。1日に扱っていた運用資金枠は10億円を超え月間150億円以上の運用を行う。退職後は大手ネット証券に転職し、富裕層コンサルティング業務を担当。2018年に独立後はBuzzBullを開設し運営を行う。兼業投資家。

先物とは?

先物オプションの前に、大前提として先物のご理解はあるでしょうか?

先物というのは将来の価格を予想した取引です。もっと簡単に分かりやすく解説すると「日経平均株価」これは日本を代表する株価指標ですが、これそのものは売買することが出来ません。

なぜか?「指標」だからです。日経平均株価に限らず「指標」は売買することが出来ません。

でもこの指標達を取引き出来る様に形にしたのが「先物(金融商品)」です。

補足(覚えなくてもOK)

日経平均株価は東証一部上場企業の中から選んだ225社の平均株価によって算出されますが、日経平均先物は、投資家の需給によって株価が決定されます。しかし両者は似たり寄ったりの価格になるんです。それは投資家が日経平均株価を見ながら売買しているからです。でも日経平均株価は日経平均先物の値段を追う傾向にあります。これを意識しながら値動きを見ると凄く楽しいですよ!私だけでしょうか・・・?

オプションとは?

オプションは権利のことを指しています。後から解説しますが、権利の裏には義務がくっ付いています。つまり先物オプション取引とは、先物の”ある”権利を売買する取引です。

権利と義務はセットです。でも食券の半券みたいになっていて、片方を相手に渡します。ですから権利を貰うと相手に義務を渡します。反対に義務を貰えば相手に権利を渡します。ここで「買う」とか「売る」という表現を使わずに「貰う」とか「渡す」という表現を使ったのは権利売買ならではのことです。

先物オプション取引とは?

つまり先物オプション取引とは「先物の権利と義務を授受する取引」ということ。ではどういった権利なのか?どんな義務を負うのか?を解説します。ただその前に少し国語のお勉強です。

権利とは?

権利というのは”する”か”しない”かを選べる資格のことを指します。つまり決定権があり、複数の選択肢を選ぶことが出来ます。

義務とは?

義務は権利とは違い”しなくてはならない”という負債です。あなたが義務を負った場合、あなたが「嫌だ」と言っても権利を持った相手が「実行」と言えばそれに従わなければいけません。

先物オプションの権利

先物オプションの権利は将来の先物価格を決める誓約書の様なもの。例えば

と、両者の意見が食い違った場合に取引を成立させることが出来ます。この場合、片方が日経平均先物価格が21,000円にならなかったら利益になる権利をもう片方に渡します。その際にお金を前払いで受け取ります。

もう一方は21,000円を超えた場合に、超えた分に応じた金銭を請求する権利を貰うと同時に、21,000円を超えた場合に、超えた分に応じた金銭を支払う義務を負います。ここでは分かりやすく授受する金銭を10万円としました。実際には相場によって異なります。

約束の期日を迎えました。日経平均先物価格は右側の人が宣言した通り、21,000円以上も上昇し、22,000円の値段を付ける大上昇となりました。素晴らしい先見性をお持ちですね。それでは2人のやり取りを見ていきましょう。

この様な結果に終わりました。左側の方は僅か1ヶ月で90万円もの大金を失ってしまいました。そして右側の人は反対に90万円も手に入れることが出来ました。なぜ90万円かというと、最初に10万円を支払って(受け取って)いるので差額90万円ということです。

またオプション取引の単位は1,000倍なので、1,000円の上昇と掛けて100万円が計算できるわけです。つまり100円の上昇で21,100円だった場合は収支はプラスマイナスゼロだった訳です。

先物オプションの義務

続いて、先ほどとは逆のパターンを見ていきましょう。

ここまでは同じです。

元々の値段がいくらだったかは分かりませんが、日経平均先物価格が21,000円にはならず、それどころか18,000円まで下落してしまいました。先ほどは予想の21,000円よりも1,000円上昇したことで90万円の純利益を得ていますね。今回は予想の3,000円も離れていますが果たして・・・?

実はこの場合は、金銭の移動はありません。従って、最初に取り交わした10万円の移動のみで約束の誓約書をびりびりに破いて終わりです。

不公平ではないか?

確かにこれでは義務側が不利に感じてしまいますよね。でもこれ、不公平では無いんです。右側の人は最初に権利を得ています。一方で左側の人は義務を負っています。

難しい言葉を使いますが、権利は「権利放棄」と「権利行使」の2択から選ぶことが出来ます。一方で義務は「強制執行」される他、選択が無いのです。

つまり権利を持った右側の人はただ権利を放棄しただけなのです。

義務側は勝率が高い

そして先物オプション取引において義務側は勝率が高く90%がベースです。運任せで適当に勝負しても基本的に義務側が勝つように出来ています。

     メリット    デメリット
権利側・利益が無限大
・損失が制限される(一定)
・勝率10%
・前払いで支払う
義務側・最初にお金を受け取る
・勝率90%
・損失が無限大
・毎日が恐怖との戦い

まとめるとこの様になります。ちなみにこれまでのストーリーの例え話で出てきた金額(10万円とか100万円)これは大袈裟な金額ではなく、かなり現実に近い金額です。

権利側の1回の勝利で得られる利益は義務側が1回で得られる利益は平均して10倍以上あります。コロナショックの時には200倍まで膨らんでいました。200倍は初めて見たのでイレギュラーではありますが、可能性としてあるにはあるんです。

そして1年間の収支で結局は権利側が毎年勝つ傾向にあり、義務側で勝ってる人は少ないというのが現状です。【ココが重要】

▼先物オプション口座について

≪GMOクリック証券≫取引に必要なマーケット情報が充実!企業分析ツールや投資情報が無料!

▼次の学習にオススメのコンテンツ記事

まとめ

先物オプション取引というのは将来の先物価格の予想ゲームです。互いに先物価格のボーダーラインを決めて、それ以上か?それ以下か?を決めます。それを架空の権利書を用いて売買しているのです。

今回は例え話や分かりやすい表現を用いて解説しました。次回は先物オプションとは?について詳しく解説していきたいと思います。

BuzzBull Report【無料】

BuzzBullでは毎月1日に運用レポートを発行しています。この運用レポートを見ながら売買するだけで誰でも簡単に先物オプション取引が出来るように筆者が戦略を代わりに練っています。

ご利用は完全無料かつ会員登録も一切不要なので、本記事をご覧頂いている要領でご利用頂けます。先物オプション取引に興味がある方は是非一度ご覧ください!

合わせて読みたい