先物オプション,詳しく学ぶ

先物オプション価格の分析方法【世界一分かりやすい先物オプション学習】

先物オプション価格の将来の値段を予測する方法を記事にまとめました。先物オプションはTime Decayによって減価していく性質を持っていますが、ロングでもショートでもどこまで減価するのか予測を立てる必要があります。それが損切りラインになるからです。今回は先物オプション取引を行う方必見の記事になっています。

本記事で学べる内容

➢権利行使価格の分析方法

権利行使価格の重大性

先物オプションの権利行使価格はATMに近ければ近い程、高額になっています。またATMより離れれば離れる程、IV値が上昇します。IV値は高ければ高いほど変動率が小さいことから損失し難い反面、ATMに近付けば近づく程に大きくなることで当時想定していた金額よりも高額になるケースがあり不用意なトレードは禁物となっています。

この権利行使価格の決定要素は非常に重要です。証拠金同様に緻密な計算を自分で行う必要があり、一歩間違えると大きく損失してしまう為、注意が必要です。

▼現時点で先物オプション取引が分からないと思った方はまだ勉強不足なので先にコチラからご覧ください。

重大三大要素

先物オプション取引を行うにあたって特に重要な要素は以下の3つであると考えられます。

  • 権利行使価格の決定
  • 必要委託証拠金の計算
  • ギリシャ指標を加味した投資戦略

逆に言えば、この3点を網羅しておけば先物オプションの骨格は整っており、後は必要箇所に応じた肉付けを行うだけです。無論、骨格だけでも一定の収益は見込めますから、この3点を抑えた上で実践練習としても良いかもしれません。

今回、この記事では権利行使価格の決定についてのみ記事化させて頂きます。他の2点については既に更新されている内容なので必要に応じて下記リンクからご覧頂きたく思います。

権利行使価格の決定手順

先物オプション取引を行う場合は手数料の安いGMOクリック証券やライブスター証券を利用するのが良い判断だと思っています。ただ権利行使価格の決定分析にはSBI証券のオプションシミュレーターを使用するのが良いでしょう。

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ただSBI証券は若干審査が厳しく証拠金取引の経験者のみを申請許可している気がします。ですので信用取引経験または先物オプション取引経験の少ない方はまずは他社で少ない枚数から実践して感覚を整えるか本記事最下部にあるBuzzBull Reportを参考にしてみてください。

SBI証券を活用した権利行使価格分析

SBI証券ではパソコン版とアプリ版の両方でシミュレーションを行うことが可能ですが、アプリ版の方が高性能かつより広範囲でシミュレーションすることが出来ます。ですのでオススメはアプリ版ということになります。

まずはメニューを開くと上記の様な画面になります。左下から2番目にある「オプションシミュレーター」を起動します。

するとこの様な画面が表示されます。左上から「限月」、「コールまたはプット」、「権利行使価格」の設定を行えます。権利行使価格の右隣にある設定を押すと原資産の騰落単位とIVの設定が行えます。

設定値は最大を考慮すべく500円と3.0%にすることを推奨します。ただ2枚目の写真は分かりやすく解説する為250円刻みにしています。

再び先ほどの画像に戻りました。最初に下にある日付を見てください。5月8日となっています。5月8日時点で原資産価格(日経平均先物価格)の価格帯とIVでこれだけの権利行使価格になることを表示されています。

例えば丁度、黄色線でクロスされている部分を例にすると5月8日時点で20,125円のIV値21.32%だから現在は価格が110円になっているとしています。

しかし日付をずらしてみましょう。

権利行使価格110円が115円になったのはイブニング市場で日経平均先物価格が上昇した為でオプションシミュレーターの使用には一切関係ありません。

1週間ずらしてみました。1週間後も日経平均先物価格が20,125円なら75円までコールオプションの価格が減価していることになります。

これを踏まえて投資戦略を考えましょう。

最大リスクを想定する

筆者がよく行う戦略としては1週間の最大騰落を予測します。この時にある程度過度な予測を立てます。通常はなかなか起こり得ないレベルの騰落を予測しなければなりません。

コールオプションは原資産価格が上昇すればするほど不利に働くことから「1週間で最悪〇〇円上昇するだろう」という仮説を立てる必要があります。この仮説で大事なのは前述通り過度な金額を挿入します。

例えば1週間で3,000円も上昇することはなかなかありません。例としてトランプ大統領が当選した際には初日に1,000円程下落してその翌営業日に1,000円程上昇、その後も1,000円程上昇と上がっていきました。

仮にトランプ大統領が当選して1,000円下落した時点でコールオプションをショートしていたら3,000円の上昇を仮定していなければ損失していることになります。

ただそうなると約2,000円のオプション価値の上昇を考慮しなければならないのです。2,000円は200万円ですから、SPAN証拠金との兼ね合いも見て1枚あたり300万円以上を用意できればコールオプションのショートポジションは有効であると結論付けることが出来るのです。

最も、コールオプションのシングルショートではリスクが高いので1枚あたり300万円以上の証拠金を要求されますが、しっかりとした戦略を構築できればもっと証拠金の金額は抑えることが出来ます。

▲こちらのページにより証拠金を抑えたオススメの運用法を掲載しています。興味のある方はご覧ください。

肉付けの部分も学習しよう

以上で骨格部分の重大三大要素は終わりです。残りは肉付け部分となりますが、これは先物オプション取引というよりかは原資産価格(日経平均先物価格)の騰落を読める様になる方が重要でしょう。

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