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SQ週はノートレでOK

※この記事は約5711文字あります。

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⇩それでは本題です。⇩

投資初心者の方でSQについてよく分からない方は暇な時間に読んでみてください。僕は元々は証券会社で証券ディーラー(自己勘定)として東京で働いていました。主に先物がメインでした。その後はアメリカの投資銀行に転職するも先物市場の中で生きていたいと思って辞めました。

僕は低学歴で頭も悪いです。ただ投資愛は強くて、そこを買われて就職できたと思っています。実際、偏差値は全然足りなかったので。ですので人一倍投資に関しては勉強してきたつもりです。実際、先物取引で1億以上資産を築くこともできました。

そういう人間がこの記事を書いてます。ですので文才も無いので読み難いと思いますがご容赦ください。

ただ何が言いたいかと言うと、投資(トレード)に学歴は必要ないということ。投資銀行では東京大学とか京都大学を卒業したエリートがうじゃうじゃいましたが、彼等が全員投資に優れているかというとそんな訳もなく、だったら辞めて部屋でトレードした方が儲かる話なわけです。

餅は餅屋に聞けということで、トレードで収益を上げたいならトレードで勝っている人から聞くのが1番です。ってことでトレードに特化したSQに関する記事のスタートです。

先物とオプションには消費期限がある

※SBI証券

SQ日っていうところを見てください。これは先物ミニです。

※SBI証券

こっちはプットオプションです。ここもSQ日を見てください。

どっちも同じ日付ですよね。6限月(げんげつ)なので6月に期限を迎えます。

消費期限=SQ

この6月10日を迎えると強制決済されてしまいます。先物もオプションも両方です。期限が切れたままそのまま残る・・・みたいなことにはならずに自動的に処分されてしまいます。

含み益が出ていても、含み損であってもです。ですのでほとんどの場合は途中で決済(反対売買)をしてしまいます。

この消費期限のことをSQと呼びます。
※正式名称は特別清算指数

SQ日は毎月第2週目の金曜日

SQ日は決まっていて毎月第2週目の金曜日の寄付です。
寄付は朝9時ですが、225銘柄で気配値のバランスが悪く寄っていない状態が1銘柄でもあるとSQ値も出てきません。なので朝9時で覚えるのではなく、225銘柄が全部寄ったらで覚えてください。

いちいち銘柄の詳細情報をみてSQ日を確認する必要はありません。毎月第2週目の金曜日なのでカレンダーみて確認してみてください。

限月(げんげつ)はただの呼び名

5限月は5月のこと。6限月は6月のこと。12限月は12月のことです。

じゃあ何でこんな呼び名なのかっていうのは僕も知りませんが、先物市場における月初は毎月第3週目の月曜日で、月末が毎月第2週目の金曜日に当たるのでこれを区別する為に分けてるんじゃないか説が濃厚だと思っています。

機関投資家とは

先物市場には機関投資家が多数参加しています。筆者が証券ディーラーとして働いていた頃に教わったのは”株式市場には個人が先物市場には法人が”という言葉です。先物市場は化け物の巣窟みたいな場所なので戦場そのものです。株式投資で猛者だった人物でも先物市場に参加してボロボロの状態となるケースも少なくありません。

機関投資家というのは金融機関で自社のお金で運用を行っている組織です。
以下に列挙します。

日系企業

  • 野村證券
  • SBI証券
  • SMBC日興証券
  • 大和証券
  • 三菱UFJモルガンスタンレー証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • 東海東京証券
  • 松井証券
  • AUカブドットコム証券
  • 岡三証券
  • SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
  • GMOクリック証券
  • みずほ証券

外資系企業

  • ゴールドマンサックス
  • ABNアムロクリア
  • クレディスイス
  • メリルリンチ
  • モルガンスタンレー
  • HSBC
  • BNPパリバ
  • バークレイズ
  • ドイツ(証券)
  • シティグループ
  • ソシエテジェネラル
  • JPモルガン
  • サスケハナホンコン

などまだありますがざっとこんな感じです。
これらの会社が日々先物とオプションを新規で買ったり、新規で売ったり。決済買いしたり、決済売りしたりしています。その金額は数百億~数千億単位で取引しています。

例えば5月2日の売買代金はプットオプションだけで1274億円にもなりその規模のでかさが分かると思います。

損すると失職?

証券ディーラーでは月間損失を計上してしまうと失職してしまいます。正確には部署異動なんですけど、証券ディーラーとしては働けなくなってしまいます。リーマンショックとかコロナショックみたいな予測困難な暴落時での損失は恩赦されるときもありますけど、普通の時期で月間損失を出すとまずクビです。

ですので生活が懸かっているわけです。サラリーマンで先物を趣味や副業感覚でやっている人を馬鹿にするわけじゃないですが、彼等は命を懸ける覚悟でやっています。

実際、証券ディーラーとして働く職場は異様です。仲間でありライバルでもあるので基本慣れ合いませんし、自分の手法は絶対明かしません。自分のデスクの前に立たれるだけで舌打ちされたりと殺伐とした空間です。これほんとです。僕は結構大きいところでやっていたんですが、こんな感じでした。

中途採用は毎月採っていて、毎月新しい人がくるもその日に大損して次の日からこれなくなったっていうのもありました。確か新人歓迎会もやるんですけど、直ぐいなくなる人が多いせいか入社から半年後ぐらいにようやくまとめてやっていました。それまでは空気の様に扱われます。

僕は一般の会社経験がなく新卒で入ったのでこれが普通だと思っていましたが今考えると異常です。

機関投資家達も似たようなもので失職とまではいかないと思いますが、部署異動ぐらいはあると思います。うる覚えなので間違ってるかもしれませんがゴールドマンサックスもディーラーが大量に退職したことも昔ありました。

筆者含め個人投資家は月間損失を出しても次取り返せばいいやぐらいにしか思わないですし、生活環境が大きく変わることもないので機関投資家と比べると楽ちんです。

何が言いたいかと言うと機関投資家は毎日必死になってトレードに命を懸けて戦っているんです。

開示義務

実は機関投資家は先物やオプションを売買すると何を(銘柄)、どれだけ(金額)どう取引(新規か決済か)したかを日々開示しなければなりません。

それはJPX(日本証券業協会)で開示情報が閲覧できるので興味のある人は見てみてください。17時頃に開示されます。筆者はいつもそれを見てまとめて分析していて分析が完全に終わるのは21時頃です。(他のこともしながらなので)

開示する理由として、個人よりも巨額の資金を扱って運用しているので公平性を保つ為に開示しています。

一方で開示するということは筆者の様にその情報を知り得て対策が取られるのも事実。機関投資家は開示することで個人投資家や他の機関投資家がどう対策を取るのかを考えながら次なる一手を仕込みます。

で、我々個人投資家も機関投資家が次なる一手をどう考えているのか考えながらその先を予想しますし、機関投資家もそれすらも予想して・・・(∞ループ)というように探り合いしているのが通常の光景です。

先物市場は魔物の巣窟

ですので、”先物価格が上昇した”その背景には”機関投資家が大量に先物を買っていた”だからこれは上昇だ!と思って先物を大量に買うも夜間取引でプットオプションを大量に買っていたり現物株でヘッジしていて夜間取引で大暴落というのも珍しくありません。

先物が騰がったから買おうで通用する世界ではないのです。騰がったと見せかけているのか?本当に上げているのか?次なる一手は何なのか?何パターンあるのか?その先は?まで全部考える必要があります。

目の前の状況だけみて甲乙判定してる時点でいつか必ず大損するのが先物市場。なので最初にも書きましたが魔物の巣窟と呼ばれる所以なのです。

SQ週

SQ週というのは毎月第2週目のことです。SQ日の金曜日にだけ集中すればいい話ではありません。SQが入った1週間は全部が緊張に包まれています。証券ディーラーでは最初の半年間はSQ週でのトレードを禁じられます。やってもいいんですけどね・・。やって損するとDailyでも烈火の如く怒られます。

機関投資家同士の衝突合戦

SQ週は機関投資家が自社の先物やオプションを反対売買しまくってきます。あと2~3日しか残ってないのに新規建てすることって早々ないわけです。ゼロではないですけど、明らかに量が減ります。

含み益となっているポジション(先物・オプション)は早々に決済したり、含み損となっているポジションがあればそれが金額として大きければ無理矢理利益になるように大量に先物を売買したりと、とにかく無茶苦茶なことをしてきます。

ですので通常は「上昇するだろう」という見立てをしてもそれが全く機能しないことが多々起こります。普段は上手くいく分析も全然役に立たないのです。初心者の方で自信が付いた人でもSQ週と知らずに普段通りやって自信喪失する人も大勢いるでしょう。

普段は竹やりで突き合っている戦場に恐竜が大量に参加してドスンドスンとバトルを繰り広げるようなものですから、そんな恐竜相手に普段通り竹やり持って突っ込むのがいかに無謀なことか分かるかと思います。

休むも相場

休むも相場 | 金融・証券用語解説集 | 大和証券 (daiwa.jp)

投資の格言には「休むも相場」という言葉があります。
買ったり売ったりするだけじゃなく、”何もしない”という行動にも意味があり、投資行動の1つとする言葉です。

何もしないから下手ではなく、何もしないという行動を取ることが出来るのは筆者としては優秀なトレーダーとしての証拠だと思っています。

チャンスはいつでもやってきます。目の前にあるチャンスがラストチャンスではないんです。次の機会に力と体力を温存しておくことが大事。SQ週に無理矢理やってお金を失えば当然次に挑戦するときに投資できるマネーが減るので自分への利も減りますよね。

いま休むということはそのリスクを失くすことに繋がるので、次のチャンスに備えて何もしないっていうのも大事。

これは本当に思います。特に優秀なトレーダーほどSQ週間は何もしていないイメージです。

また余談なんですけど、証券ディーラーって一応正社員(業務委託制度もあるけど)なので、暇だからといってデスクで寝たり他所事してちゃいけないんですよ。SQ週だからといっても休めなくてデスクに向かって呆然と眺めてなきゃいけないんです。これが苦痛でした・・・。

当時の部長も本部長がいない日は寝てていいと優しい人でしたが本部長という無能なアホがいる日は寝れないわけです。(はい、すいませんでした。ココロカラソンケイシテマス)

その点、個人投資家は寝れるし遊べるし自由なので筆者は個人投資家の方が合っているなと感じます・・・。

SQ週は寝てていいよと言うことがありますがこういう理由があります。機関投資家同士の衝突合戦に巻き込まれて命を落としかねないので、嵐が過ぎ去るのを待って、晴れの日にまた参加すればいいじゃないの

っていう話です。

SQ明けについて

SQ明け(限月で言う月初)の第3週目の月曜日も実は日中はあまりトレード推奨していません。

理由としては月曜日の日中に新しい限月の先物オプションを建てて、その情報が月曜日の夕方に開示されるので情報開示待ちな訳です。

情報が出揃うまでは闇鍋状態なので手口分析が一切通用せず、テクニカルな話だけになるのであんまりオススメしません。

考察レポートとしては有料でお金を貰っている以上はSQ週も含め更新はしますが、更新頻度は落ちます。

3の倍数月に注意

ここまで読んでもらえればSQ週は止めておこうって思って貰えると思いますが、特に止めて欲しいのがメジャーSQ週です。

メジャーSQ週は3の倍数月(3限月、6限月、9限月、12限月)です。その他のSQはマイナーSQと呼ばれています。マイナーSQを恐竜同士のぶつかり合いとするならば、メジャーSQは化学兵器も加わるようなものでもう地獄級です。

理由としてオプションは3の倍数月の方が需給が多いのと、先物もオプションも1限月~12限月までありますが直近の3の倍数限月を基点としている為です。

分かりやすく言うと例えば4限月では、機関投資家は4限月の先物とオプションをメインに売買するんですけど6限月の先物とオプションも売買してるんです。それが5限月になっても続き、6限月になると加速する。4限月と5限月は1カ月分の量をSQ週に決済させるけど、メジャーSQでは3ヶ月分の量になるので煉獄級の難しさなわけです。

マイナーSQ週は確率高いところや資金に余裕があれば入っても良いと思いますが、メジャーSQでは確率高くとも損失確率は尋常じゃないほどアップするので要注意です。

プチ情報)限月の切り替えに注意

限月の切り替えに注意してください。例えばいま5月なので6限月の先物ミニで売買している人が大半かと思いますが、6月になったら次に取引するのは9限月の先物ミニに切り替えた方がいいです。

その先物は6月10日になったら強制決済されてしまうので。あと1週間程度で期限切れになる銘柄ではなく、3ヶ月先の9限月で売買。9月になったら今度は12月。12月になったら3限月で売買。みたいな感じ。

一応、適切な時期はFaceBookページでお知らせしているのでよかったらフォローしておいてください。

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